「恋愛は誤解や、結婚は契約だ」 「君は頭がいいとも思えんから、まあ、おれの奴隷だな」 「僕は家計のためには、働かんからな」 「学問は芸者遊びと同じだから、期待しないでくれ」 「君の頭に似たら困るから、子供はいらんな」 「何もしなくていいから、僕の邪魔をしないでくれ」 「暮らしは低く、典雅な望み」 「夫婦でも何時も一緒は嫌だ。タッチド アンド デタァチドだ」 「料理の本は見るな、料理はクリエイションや」 「僕は同じ内容の本を別の言葉に言い換えて本を書くことは出来ん」 「あんたはミーハーでバカだから、話が出来ん」 「ダトーガの医療に時間をとられた、本当に研究が出来なかったなぁ」 「おれはある種の天才だ、パイオニアーだからな」 臨終の言葉 「あんたには何もしてやれなかった」 「あんたのおかげで長生きできたんだから、家を売って一人で生き延びてくれ」 【編集部註】 夫、富川盛道博士は、1961年以来、日本のアフリカ研究のパイオニアとして、東アフリカ、タンザニアのマンゴーラ地域で研究を続け、文化人類学に多大の貢献をされ「ダトーガ民族誌−東アフリカ牧畜社会の地域人類学的研究」を著しました。1997年に亡くなられました。