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デジタル乳房炎測定器

ミルクチェッカー MCM-5L



ミルクチェッカー MCM-5L

当製品は乳牛の乳房炎を30秒での迅速測定!!コンピュータ内蔵により軽い乳房の炎症も確実に検出し、デジタル表示します。農場や畜舎内の検査等としてご活用頂くことで、HACCPの危害要因物質のモニタリング試験として最適です。


     
  オンファーム仕様 本製品と乳汁のみでどこでも使用可能
  短時間 測定時間30秒
  簡単判定 デジタル表示によりその場で数値化
  正確 ラボ試験機結果との高い相関性
  乳質改善 HACCPモニタリングのツールとして活用
  経済損失抑制 スクリーニング検査による早期発見
     
  

特徴

     1. コンピュータ内蔵の診断装置により瞬時に測定。簡易診断液では気づきにくい初期の炎症も、細かく数字で正確に発見できます。
     2. 簡易操作により、乳牛1頭の測定時間は30秒と迅速。作業従事者様の手間を取らせません。次の乳牛を測定する際の洗浄は不要で、連続で測定出来ます。
     3. 電気伝導度の原理に基づいた温度センサー付ハンディー機器なので、朝・晩・夏・冬関係なく、いつでも、何処でも正確に測定できます。
     4. 乳牛1頭の4分房を記憶し、更に4分房の差を計算し表示するので、どの乳房が炎症を起こしているか直ぐに判断できます。
     5. 低成分乳も同時に測定できます。
     6. ロバストボディーによる生活用防水設計なので、処理室等の現場での使用に最適です。
  

ミルクチェッカーの判定

 判定基準

測定値 6.2mS/cm以上< 異常乳
分房間差値 0.5mS/cm以上< 乳房炎

注:検査する場合は、4分房を検査してください。分房間差値を知る事により炎症の程度を知る事ができます。絶対値による診断には、全身性疾患、飼料の変化、発情、乳期、抗生物質による治療など考慮して診断してください。

  

 実測値及び分房間差値により異常乳の判定基準

絶対値(ms/cm) 分房間差値 評価
6.2ms以下> 0.5ms以下> 正常乳
6.2ms以下> 0.5ms以上< 乳房炎乳の可能性有り
6.2ms以上< 0.5ms以上< 乳房炎乳の可能性と、低成分、生理的異常乳を伴う
6.2ms以上< 0.5ms以下> 乳房炎乳、低成分乳、生理異常乳

注:分房間差値が0.5を超えた場合は乳房炎のおそれがあります。

  

 測定表示例


家畜共済の特殊疾病の診療指針(1986年)によると下記に記載されている電気伝導度数値のいずれか一方、もしくは両方を満たしている場合、乳房炎分房の恐れがあります。

伝導度絶対値(mS/cm) 6.2mS 以上 異常乳
分房間差値 0.5mS 以上 乳房炎

家畜共済の特殊疾病の診療指針(1986年)によると下記に記載されている電気伝導度数値のいずれか一方、もしくは両方を満たしている場合、乳房炎分房の恐れがあります。

絶対値(ms/cm) 分房間差値 評価
6.2>以下 0.5>以下 正常乳
6.2>以下 0.5>以下 乳房炎乳の疑いあり
6.2<以上 0.5<以上 乳房炎の可能性、低成分、生理的異常乳を伴う
6.2<以上 0.5<以上 乳房炎乳、低成分乳、生理異常乳
  

 正常乳の例

4分房の差が0.5以下又は、実測値が6.2以下なので正常。

  

 異常乳の例 (example 1)

★ 右端の絶対値は6.5且つ分房間差値は0.7を表示のため、乳房炎の疑いあり。分房間差値の異常数値(0.7)は画面上で点滅します。

  

 異常乳の例 (example 2)

★ 全ての絶対値が6.2以下且つ分房間差値が0.9なので乳房炎の疑いあり。分房間差値の異常数値(0.9)は画面上で点滅します。

  

 低成分乳、生理異常乳の例

★ 全ての絶対値が6.2異常且つ全ての分房間差値が, but DIF values are under 0.5. The device blinks all of abnormal quarters.

分房間差値:
★ 同じ分房の分房間差値が0.4を続けて表示する場合、乳房炎の恐れがありますので、獣医師にご相談下さい。

分房間差値 症状 対応例
0.5~1.0 初期 乳房を入念に清浄し、ディッピングをしてください。
1.0~1.5 中期 機器による搾乳は避け、手搾りで1日3回(朝、昼、夕方)搾ってください。
獣医師にご相談ください。
1.5以上 後期 獣医師に相談し、指示に従ってください。

【注意】: 検査する場合は出来るだけ4分房を測定して下さい。分房間差値を知ることにより炎症の程度の目安を知ることができます。

  

各部名称と機能

金電極センサー 内蔵されている電極で電気伝導度を測定します。
温度センサー 伝導度は温度変化に影響を受けやすいため、内蔵の温度センサーが内自動的に温度補正を行います。
測定槽 サンプルが採取しやすい構造です。
デジタル表示部 デジタル表示により、4分房を同時に表示し、更に分房間差を計算し1画面に表示します。各画面により校正、時刻設定などを行います。
電源ボタン
(ON/OFF)
スイッチを最初に押すことにより電源が入り、2度目に押すことにより電源が切れます。(6分以上放置すると電源は自動的に切れます)
測定ボタン
(TEST)
分房ごとにTESTを押すことにより4分房が表示され5回目にTESTを押すことにより分房間差値を計算して表示します。異常個所は点滅表示します。
クリアボタン
(CLEAR)
画面番号1-2、1-3、1-4、2-1を繰り返し表示します。
セットボタン
(SET)
各機能のセットに使用します。 
校正/通信ボタン PCとのデータ通信により、データ保存が可能です。

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