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レムール舎(キツネザル舎)
現在の住民 以前の住民
エリマキキツネザル ワオキツネザル
クロキツネザル
ワオキツネザル
ブラウンキツネザル
  
ブラウンキツネザル
ワオキツネザル
  
秋のレムール舎


レムール(キツネザル)

レムールが生息するマダガスカル島は、日本の約1.6倍の広さで、日本から約1万km離れたインド洋にあります。この島は世界で4番目の大きさで、地形や地質、気候や植生も多様なため、小さな大陸とみなされています。
アフリカ大陸から400kmしか離れていないのに大陸と共通の哺乳類がほとんどいません。
マダガスカルがアフリカ大陸から分離したのは霊長類の祖先が出現する以前のことで、レムールの祖先はアフリカ大陸から流木などに乗って流れ着いたと考えられています。
漂着したレムールの先祖は、マダガスカルの多様な環境に適応し、様々な種分化をとげ、過去にはゴリラほどの大きさにもなる種もいました。現在は60〜90種がマダガスカルに生息しています。
しかしその後、2000年ほど前に、この島に渡った人類の生活圏の拡大に伴い、レムールは絶滅の危機に瀕しており、今日では厳重に保護されています。


上記は、東京農業大学「食と農」の博物館にあるバイオリウム内のレムール舎前にあったものです。以前、ここには沢山のレムールがいましたが、最近は数が少なくなったようです。研究施設のためか獣舎の金網は白いままで、なかを覗くには少々不便なところもあります。夢見ヶ崎動物公園のレムール(キツネザル)たちは、2004年、ここから来ました。バイオリウムの“バイオ(BIO)”は「生き物」、“リウム(RIUM)”は「空間」のことだそうで、大きな温室に、動物園、植物園、水族館といったくくりを取り去った「生きもの空間」を創出し、珍しい動物や植物がここで共棲しています。入場無料、(財)進化生物学研究所が運営しています。中に入ると、来園者と一緒にリクガメが散歩し、大きな熱帯の樹にはカメレオンやイグアナがいました。沢山の水槽には熱帯魚もいます。カメや熱帯魚、熱帯の植物、そして農作物の販売も行われていました(2010/10/12)。


<2004年>
レムール舎は、2004年3月26日午後、マダガスカル共和国大使臨席のもとオープンしました。5メートルの高さの天井で、全体を網で覆い、来園者は獣舎の中通路と外側の両方から観察できます。レムールはキツネザルを総称する学名で、森に住む「おばけ」とも言われる貴重種です。レムール舎の完成とともに、いままでのエリマキ、ワオキツネザルに、クロ、ブラウンキツネザルが加わりました。レムールは全部で7種類いますが、そのうちの4種類がここに居ることになります。
<2005年>
2005/05/29 レムールの飼育は歴史が浅く、野生の状態もまだ詳しく知られていないため、ここでの飼育は手探りで行っている状態です。ワオとブラウンを同じスペースで飼育していますが、どちらもおとなしい性格であり、故郷マダガスカルでは、ブラウンは主に樹上で暮らし、ワオは地上で暮らすことが多いため、同じ場所でも棲み分けができるだろう、という思い切った決断による実験でした。ブラウンの双子が無事に育ち、ワオの子供と一緒にグルーミングしてくれるのが、とりあえずの夢だそうです。夕方、レムールたちを庭から獣舎に入れるとき、スンナリ入る日もあれば、逃げ回る日もあります。その原因すらまだ分かっていないそうです。ここでの飼育は大学と提携して行っており、この経験を蓄積し、レムールの生態を解明、将来はここで繁殖した子供達が、マダガスカルの森で絶滅の危機にある仲間のところに駆けつける日がくる、それが夢見ヶ崎動物園の夢のひとつのようです。
レムール舎レムール舎2005/05/26 梅雨時の湿気対策かエアコンを設置するようです(東京、ぴっぴさん)。
2005/06/07 夢見ヶ崎動物公園レムール舎が宝くじの図柄に: 6月15日(水)〜6月21日(火)に販売される第1953回関東・中部・東北自治宝くじの図柄が「夢見ヶ崎動物公園レムール舎」になります(市政だより「かわさき」6月1日、No.874より抜粋)
2005/07/02 エアコンが設置されました。
<2007年>
2007/03/21 春の動物園まつり「園内リレーガイド」柾さんの写真や地図を交えた説明によると、現在日本には6種類のキツネザルがいますが、そのうち4種類がここにいるそうです。
仕切られたレムール舎 2007/10/19 ブラウンとワオは♂♀を分けるため真ん中にネットを張りました。ブラウンの2頭組だった♂と♀は、それぞれのなかでもやはり折り合いが悪くはじかれています。多頭飼育は一見にぎやかで楽しく見えますが実情は結構厳しいものなんです。(動物園からの手紙 07-10-19)
2007/10/20 新しく設けられたネットによる仕切は、ナイトルームとナイトルームのちょうど真ん中辺りに張られました(右の写真)。これでレムール舎はいままでの3つから、4つに仕切られたことになります。リクガメ舎寄りにはワオとブラウンのメス(と夫?)と子供、その反対側にはワオとブラウンのオスばかりいます。ワオは1頭のみですが、これはエリマキキツネザルと同居していた1頭と思われます。
2007/12/24 昨日から酪農大学獣医学科の学生による「レムール類の寄生虫」の研究が始まりました。
<2010年>
2010/03/22 ワオキツネザルとブラウンキツネザルは、家族舎と独身舎に分かれますが、家族舎には、現在、7頭のメスがいます。独身舎はオスばかりです(春の動物園まつり、動物リレーガイド、上原さん)。
2010/09/20 今まで家族舎と独身舎に分けられていた、ワオキツネザル+ブラウンキツネザル舎は、秋の動物園まつり、動物リレーガイドでの説明によると、繁殖抑制のため、今では家族舎はメス専用に、独身舎はオス専用にしているそうです。リレーガイドでは、毛の色や位置によるそれぞれの個体の見分け方(全員に名前がついています)の説明がありました。

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