名 前 |
アカハナグマ |
学 名 |
Nasua nasua |
英語名 |
Ringtailed coati, South American coati |
分 類 |
食肉目アライグマ科ハナグマ属 |
分 布 |
南米、熱帯から亜熱帯、アンデス山脈より東の低地で(一部は標高2500mで見られる)、北はコロンビア・ガイアナ、南はウルグアイ、北部アルゼンチンの高地森林~低地草原に広く生息。チリには分布しない。アンデス西部では、エクアドル西部、コロンビア北部と西部に生息の記録。 |
形 態 |
体重2-7.2 kg、全長85-113 cm。全長の半分は尾が占める。体色は個体差が大きく、尾の縞模様は薄れることもある。だが吻部は白くならず、この点で中米に分布するハナジロハナグマと区別できる。 |
生 態 |
昼行性。木登りが得意。地上・樹上双方で生活。木の上で眠ることが多い。雌は"bands"と呼ばれる15-30匹の大きな群れを作るが、雄は単独で生活。生態が異なるために、かつて雄は別の種だと思われ、現在も用いられる
"coatimundis" という別名が付けられた。雌雄共に縄張りは持たず、生活圏が重なることもある。群れの個体は、小さく鼻を鳴らすことでコミュニケーションをとる。警戒音は大きな唸り声やクリック音。警戒音を聞いた個体は木に登り、その後落下して逃げ散る。天敵はキツネ、ジャガー、ジャガランディ、イヌ、人間など。雌は果実が熟する時期、全個体同時に発情し複数の雄と交尾、77日の妊娠期間の後、2-4匹の仔を産む。仔は樹上の巣に入れられ、4-6週育てられる。雌はこの間、群れを離れる。雌は生まれた群れに残る傾向があるが、雄は3年ほどで群れから離れる。雑食性。果実、無脊椎動物、他の小動物、鳥の卵などを食べる。果実を求め高木に登る、吻で地面を掘る、石を裏返す、鉤爪で倒木を裂くなどの様々な方法で餌を探す。野生での寿命は7年程度、飼育下では14年ほど。 |
夢見処 |
2006年6月、大柄な「コジロウ♂」、次に大きい「トキエ♀」そして小柄な「ミエ♀」の3頭が入園。同年12月、「ミエ」が外傷による感染症で亡くなる。
2008年、「コジロウ」と「トキエ」の間に2頭の赤ちゃんが生まれる。
2011年、「コジロウ」は下半身マヒで入院、「トキエ」は元気で、ときどき姿を見せる。
2013年春、「トキエ」が亡くなる。
2014年3月、最後まで頑張っていた「コジロー」が老衰のためバックヤードにある動物病院で亡くなる。これで夢見からアカハナグマがいなくなる。
夢見定食は、煮サツマイモ、煮ニンジン、リンゴ、バナナ、ゆで卵、鶏頭、解凍アジ。 |