名 前 |
ダルマインコ (達磨鸚哥) |
学 名 |
Psittacula alexandri fasciata |
英語名 |
Moustached parakeet, Red-breasted parakeet, Indian moustached parakeet. |
分 類 |
鳥綱オウム目インコ科 |
分 布 |
インド北部、ネパール、中国南部、東南アジア(ミャンマー、タイ、ラオス、カンボジア、ベトナム)の森や耕作地。タイでは南部を除くタイ全土に生息。 |
形 態 |
全長35~38cm。頭は大きく首が短い。前額と両眼の間に黒帯があり,頭部は灰青色.背,翼,腰は緑色で尾は長く尖り、やや青色を帯びる。下嘴の下から顔面を囲むように黒色帯がある。 |
生 態 |
原産地では樹洞で営巣することが多いが、樹木の多い住宅地にも住む。産仔数は1回に2~4卵、繁殖期jは原産地では1~3月。6~10羽の群で行動することが多い。夜間はオオホンセイインコ,ワカケホンセイインコとともに集団ねぐらをとることがある。食性はヒマワリ、麻などの種子、実、草の実、果実、花の蜜など。 |
夢見処 |
夢見では一羽がヨウムと同居していた。人懐っこいがヨウムに遠慮し、いつも小さくなっていた。以前は、白オカメ、黒オカメ、セキセイインコなども一緒だったが、いつの間にかいなくなり、このダルマインコだけが、2006/07/13
老衰で亡くなるまで(19歳と2ヶ月)ヨウムと一緒だった。夢見定食は、キャベツ、小松菜、リンゴ、バナナ、ミカン、ヒマワリなど。 |
備 考 |
東京で繁殖の記録があり、神奈川でも生息を確認。愛玩用、観賞用に輸入された飼い鳥が篭脱けしたか、飼い主によって放たれ野生化したと考えられる。1961~1981年、首都圏の野外で観察される。在来鳥類と競合、オウム病媒介の可能性あり。影響を受ける生物として在来鳥類(競合)、ヒトを含む哺乳類・鳥類(オウム病)が挙げられる。ダルマみたいな顔なので日本では「ダルマインコ」だが、英名では「口ひげインコ」などと言う。1961年以降、多摩川を挟んだ東京・大岡山にある東京工業大学で、ワカケホンセイインコを中心とし、ダルマインコ、オオホンセイインコ、アオボウシインコが数百羽、集団で住んでいるのがテレビでも紹介されている。神奈川県内でも生息が確認され、夢見にも野生のダルマインコが飛来することがある。 |