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 夢見の動物 ギリシャリクガメ
Greek tortoise
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2011/12/24
名 前 ギリシャリクガメ (希臘陸亀)
学 名 Testudo graeca
英語名 Greek tortoise, Spur-thighed tortoise, Common tortoise, Moorish tortoise.
分 類 カメ目リクガメ科地中海リクガメ属。
地中海リクガメ属内では本種のみで Testudo 亜属を構成。複数の隠蔽種、未記載の亜種が含まれると考えられる。亜種を独立種とする説もある一方で、シノニムや無効名とする説もある亜種もいる。
分 布 北アフリカ、中東、欧州南部。イタリア(サルデーニャ島、シチリア島など)、フランス南東部に移入。 種小名 graeca は「ギリシャ」の意だがギリシャの固有種ではない。
形 態 最大甲長38cm(ブルガリアの個体群。未記載の亜種とされる)。背甲の模様がギリシャ織のように見えることが名前の由来。後肢と尾の間に突起状の鱗があり、英名 spur-thighed の由来になっている。
生 態 砂漠や乾燥した草原、荒地に生息。亜種や個体群により夜間や冬季等温度が低い時は穴を掘りその中で過ごす。食性は草食性。主に草を食べるが木の葉、花、果実なども食べる。性成熟する頃、オス同士が頭突きをするように互いの甲羅をぶつけ合って争う行為(コンバット)が見られる。繁殖形態は卵生。
夢見処 2003年10月頃入園。夢見定食は小松菜など。2頭飼育。他のリクガメと比べ大人しい性格で、リクガメ舎、正面窓際手前に展示される。2015年11月15日、リクガメ舎の環境がギリシャリクガメにとり良くないことが判明、より適した環境での受け入れ先が決まり夢見を離れる。
備 考 ニコルスキーリクガメは、ペットとして飼育されることがあり、日本にも輸入されている。亜種分けをせず販売されることもあり、さらに分類が混沌としている本種においては販売時に明記されている亜種名は的確とは限らない。分布が広く地域により冬眠する亜種(個体群)を入手できれば温暖な地域で冬眠による周年屋外飼育は可能だが、冬眠しない亜種アラブギリシャリクガメなどを屋外飼育すると日本の冬を乗り切れず命を落とすこともある。

ギリシャリクガメの分類とその特徴

ムーアギリシャリクガメ、アルジェリアギリシャリクガメ Algerian tortoise
分 布: アルジェリア北部、モロッコ北東部、スペイン南部(移入?)。模式標本の産地(模式産地)はアルジェリア。
形 態: 最大甲長34cm(アルジェリア個体群は大型化し、通常は甲長25cm以下)。甲高は高い。後部縁甲板は外側へ張り出さない。若齢個体では背甲の明色部と暗色部の境目が明瞭だが、成長に伴い背甲が暗色になる(一方で暗色斑が消失し、灰褐色や淡黄褐色一色になる個体もいる)。

アナムールギリシャリクガメ Anamurum tortoise
分 布: トルコ中部(地中海沿岸)
形 態: 最大甲長26cm。甲高はやや低く、甲幅もやや狭い。後部縁甲板は外側へ張り出す。背甲は上から見ると台形に近い。暗色斑は不規則で、全体が暗色になる個体もいる。

アンタキヤギリシャリクガメ Antakyan tortoise
分 布: イスラエル北東部、シリア西部、トルコ南部、ヨルダン北西部、レバノン東部
形 態: 最大甲長16.2cm。後部縁甲板は外側へ張り出さない。背甲の明色部と暗色部の境目が明瞭で、暗色斑の割合は個体変異が大きい。 頭部の色彩は明色で、暗色斑は入らない個体が多い。

アルメニアギリシャリクガメ Armenian tortoise 
分 布: アゼルバイジャン西部、アルメニア南部、トルコ北西部
形 態: 甲高はやや低いかやや高く、甲幅は幅広い。全身に明瞭な斑紋が入らない。

カスピギリシャリクガメ Caspian tortoise 
分 布: イラン中北部(カスピ海南岸)
形 態: 最大甲長27cm。後部縁甲板はやや外側へ張り出すが、反り返ることはない。後部縁甲板の外縁は尖らない。背甲の明色部が大きい。

キレナイカギリシャリクガメ 
分 布: リビア北東部
形 態: 最大甲長20cm。甲高はやや低い。後部縁甲板は強く外側へ張り出す。背甲の色彩は黄色や淡黄褐色で、暗色斑は不明瞭。 前肢の大型鱗が発達する個体が多い。

レバントギリシャリクガメ
 - Flower's tortoise(識別形態が小型ということだけなので無効名とする説あり)
分 布: イスラエル、レバノン西部
形 態: 甲高はやや低く、甲幅は幅広い。背甲の色彩は黄色や淡緑褐色で、孵化直後からある甲板(初生甲板)や甲板の継ぎ目(シーム)にのみわずかに暗色斑が入る個体が多い(全身暗色の個体や暗色斑がない個体もいる)。

コーカサスギリシャリクガメ Caucasian tortoise 
分 布: アゼルバイジャン、グルジア、ロシア南西部
形 態: 甲高は高く、甲幅は幅広い。最大亜種。後部縁甲板は外側へ張り出すが、反り返ることはない。後部縁甲板の外縁は尖る個体もいる。腹甲全体に不規則な暗色斑が入る個体が多い。前肢の大型鱗は尖る。爪は暗色。

ランバートギリシャリクガメ
分 布: モロッコ北東部(地中海沿岸)
形 態: T.g.lamberti ランバートギリシャリクガメ 最大甲長21.4センチメートル。甲高はやや低い。後部縁甲板は外側へ張り出し、反り返る。背甲の暗色斑が不規則。後肢と尾の間に突起状の鱗が大型

モロッコギリシャリクガメ Central Morocco tortoise
分 布: モロッコ中部(地中海沿岸)
形 態: 最大甲長23.7cm。甲高は低い。後部縁甲板はわずかに外側へ張り出し、反り返ることはない。背甲の暗色斑が不規則。

チュニジアギリシャリクガメ Lambert's tortoise
分 布: チュニジア北東部、リビア北西部(地中海沿岸)
形 態: 最大甲長18cm。甲高は高い。後部縁甲板は外側へ張り出さない。後部縁甲板の外縁は尖らない。背甲の明色部と暗色部の境目が明瞭で、暗色斑は太い。

ニコルスキーギリシャリクガメ Nikolsky's tortoise
分 布: グルジア北西部、ロシア(黒海北東岸)
形 態: 最大甲長29.6cm。甲高は高く、甲幅も幅広い。後部縁甲板は外側へ張り出す。第6-8縁甲板が括れて見える。背甲の色彩は暗色。前肢の大型鱗は丸みを帯びる。爪は無色。
備 考: ペットとして飼育されることがあり、日本にも輸入されている。亜種分けをせずに販売されることもあり、さらに分類が混沌としている本種においては販売時に明記されている亜種名も必ずしも的確とは限らない。分布が広く地域によっては冬眠をする亜種(個体群)を入手できればある程度温暖な地域では冬眠による周年屋外飼育も可能だが、逆に冬眠をしない亜種アラブギリシャリクガメ等を屋外飼育させた場合は日本の冬を乗り切れず命を落としてしまうことも考えられる。

ダゲスタンギリシャリクガメ(実態のない無効名とする説もあり)
分 布: アゼルバイジャン北部、ロシア南西部(カスピ海西岸)
形 態: 最大甲長24.7cm。背甲の色彩は暗色。爪は暗色。

ザグロスギリシャリクガメ Zaguros Mountain tortoise
分 布: イラク北東部、イラン西部、トルコ南東部のザグロス山脈
形 態: 最大甲長25.7cm。背甲は上から見ると長方形に近い。後部縁甲板は強く外側へ張り出すが、反り返ることはない。後部縁甲板の外縁は尖らない。背甲の色彩は暗褐色や黒。

スースギリシャリクガメ Souss Valley tortoise
分 布: モロッコ西部
形 態: 最大甲長25cm。後部縁甲板は外側へ張り出さず、反り返ることはない。後部縁甲板の外縁は尖らない。間胸甲板長と間股甲板長がほぼ等しい。

アラブギリシャリクガメ
分 布: シリア、トルコ南西部、イラク北西部
形 態: 最大甲長25cm。甲高は高く、甲幅も幅広い。後部縁甲板は外側へ張り出すが、反り返ることはない。後部縁甲板の外縁は尖らない。背甲の明色部と暗色部の境目が不明瞭。腹甲中央部に暗色斑が入る個体が多い。頭部の色彩は明色で、大型の暗色斑は入らない個体が多い。

イランギリシャリクガメ Iranian tortoise
分 布: イラン東部、南東部
形 態: 最大甲長27.5cm。甲高は高く、甲幅も幅広い。背甲の前端の切れ込みがごく浅いか、切れ込まずに前方に突出する。後部縁甲板はやや外側へ張り出し、反り返る。後部縁甲板の外縁は尖らない。背甲の色彩は黄褐色や灰褐色で、暗色斑が入る。老齢個体では背甲が黒褐色になる個体もいる。頭部に明色斑が入らない個体が多い。





2003/10/25
ギリシャリクガメは、ホルスフィールドリクガメと一緒にいます。2003年当時、リクガメ舎には、アルダブラゾウガメと5頭の小さい亀、エジプトリクガメがいました。しかし6月19日エジプトリクガメは全部盗まれました。9月6日、新しいカメが1頭、10月5日にもう1頭、そして、12日に別の種類の小さいカメが1頭きました。10月25日にもう1頭増え計4頭になりました。このなかにギリシャリクガメもいました。その後もカメの種類や数は増減しています。




2004/07/03
いつも外に出ているのはアルダブラゾウガメですが、天気の良い日はその他のリクガメたちも日光浴を楽しみます。みんな思ったより早く動いて運動会のようです。




2007/03/01 PICK UP 動物 カメ
7種類のリクガメ科、1種類のカミツキガメ科を飼育しています。
フラミンゴ舎の池の中をよく見るとカメたちがいます。クサガメとニホンイシガメです。
丘にあがっている時もあるので探してみてください。
また、その向かいの水槽にいるのはアカミミガメです。
この3種はヌマガメ科の仲間です。
野鳥舎の横の水槽に入っている大きなカメをご存知ですか。
カミツキガメです。空腹の時や攻撃を受けた時などは名前のとおり噛み付くことがありますが、普段、水中にいる時はおとなしいカメです。
レムール舎横の温室にいるのはリクガメ科の仲間たちです。大きな人気者、アルダブラゾウガメの他、ケヅメリクガメ、ヒョウモンガメ、アカアシガメ、ギリシャリクガメ、ホルスフィールドリクガメ、ホウシャガメの7種類。主に小松菜を食べています。
ひとくちにカメと言っても、いろんな種類がいます。比べてみるのも面白いですね。
(ゆめみにゅーす VOL 3)




2010/03/14
去年11月末から工事で閉鎖していたリクガメ舎が約4ヶ月ぶりに再開し、2頭が戻りました。

2010/03/20
せっかく戻った2頭ですが、今日はその姿がありませんでした。

2010/03/27
2頭が戻っていました。

2010/08/07
2頭いるギリシャリクガメ。その1。【写真左】

2010/11/27
その2。【写真右】

2010/12/18
寒くなってきたため、バックオフィスに下げられたのか、ギリシャリクガメたちの姿が消えていました。

2010/12/23
2頭が戻り、新たにデビューしたヒョウモンガメと一緒にいました。




2011/03/05
2頭とも元気にヒョウモンガメと一緒に暮らしています。

2011/06/18
相変わらず2頭です。一時、ヒョウモンガメがアルダブラゾウガメのほうに行っていましたが戻り、再び一緒に暮らしています。

2011/08/20
一緒に住むヒョウモンガメは、いつも柵を乗り越え、お隣のアブダブラゾウガメやケヅメリクガメの居る広い場所に行ってしまうのですが、2頭のギリシャリクガメは正面窓際の狭いスペースで大人しくしています。【写真右】

2011/11/23
2頭で慎ましく暮らしています。同じ居住区にいるヒョウモンガメは、毎日のように柵を乗り越え、お隣のアルダブラゾウガメとケヅメリクガメのほうに遠征しています。

2011/12/24
今日はいつもより活発に動いていました。【写真トップ】




2012/03/04
2頭で新年を迎えました。ヒョウモンガメと一緒に3頭で同じところにいますが、以前は活発に柵を乗り越え、お隣のアルダブラゾウガメの区画に遠征していたヒョウモンガメが、寒さのためかじっとしていることが多いため、いつも3頭一緒です。

2012/12/22
ここしばらく姿を消しています。バックヤードに行ったようです。




2013/01/05
新しいリクガメ?と一緒にいるところを発見。

2013/02/24
今日は2頭一緒でした。バックヤードから戻ってきたようです。【写真右】

2013/06/22
しばらく前から1頭だけ?のようです。

2013/09/28
屋内展示場のギリシャリクガメ(右)と、アカアシガメ(左)。2頭とも余り動きませんが、最近、ここが定位置のようです。【写真右】

2013/10/10
最近活発に動き始めたホリスフィールドリクガメ(小)は、セマルハコガメをまね柵を乗り越え、ギリシャリクガメと一緒にいることがあります。左がギリシャリクガメ、右奥がホルスフィールドリクガメ。




2014/03/08
いつも来るホルスフィールドリクガメ(小)は、最近はヒョウモンガメのところに行くようになりました。ギリシャリクガメのほうは、寒いこともあるのでしょうが、いつも中央窓際の右隅のほうで静かにしています。【写真右】

2014/03/21
今日はホルスフィールドリクガメ(左小)が隣の区画から遊びにきていました。

2014/11/02
ギリシャリクガメは元気です。ここにいるリクガメのなかでは動くことが少ないため大人しい感じを受けます。

2014/12/21
ギリシャリクガメはアカアシガメと仲良く暮らしています。今日は以前のように一頭でナイトルームの暖かい窓際でのんびり過ごしていました。




2015/01/31
アカアシガメとギリシャリクガメはいつも一緒です。どちらも狭いところが好きなようで、よくこの場所でじっとしています。左のアカアシガメは、以前、アルダブラゾウガメやケヅメリクガメと一緒だったときは、大きなカメに気兼ねして、いつも奥の暗い隅でじっとしていたようで、なかなか、その姿を見ることができませんでした。右にいるギリシャリクガメは、おとなしい性格のようで、以前は、自分より小さいのに気が荒いホルスフィールドリクガメの相手で大変でしたが、いまはアカアシガメと一緒に平和を楽しんでいるようです。

2015/02/28
今日もリクガメ舎正面手前右で一緒のアカアシガメと一緒でした。

2015/11/15
リクガメは種類により居住に適した気温が違います。ギリシャリクガメにとって現在の夢見のリクガメ舎の環境は、それほど適していないことがわかり、より適した環境のあるところに、この秋引き取られたとのことです。

 
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