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ギリシャリクガメ Greek tortoise |
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2011/12/24 |
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ギリシャリクガメの分類とその特徴
ムーアギリシャリクガメ、 アルジェリアギリシャリクガメ Algerian tortoise |
分 布: | アルジェリア北部、モロッコ北東部、スペイン南部(移入?)。模式標本の産地(模式産地)はアルジェリア。 |
形 態: | 最大甲長34cm(アルジェリア個体群は大型化し、通常は甲長25cm以下)。甲高は高い。後部縁甲板は外側へ張り出さない。若齢個体では背甲の明色部と暗色部の境目が明瞭だが、成長に伴い背甲が暗色になる(一方で暗色斑が消失し、灰褐色や淡黄褐色一色になる個体もいる)。 |
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アナムールギリシャリクガメ Anamurum tortoise |
分 布: | トルコ中部(地中海沿岸) |
形 態: | 最大甲長26cm。甲高はやや低く、甲幅もやや狭い。後部縁甲板は外側へ張り出す。背甲は上から見ると台形に近い。暗色斑は不規則で、全体が暗色になる個体もいる。 |
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アンタキヤギリシャリクガメ Antakyan tortoise |
分 布: | イスラエル北東部、シリア西部、トルコ南部、ヨルダン北西部、レバノン東部 |
形 態: | 最大甲長16.2cm。後部縁甲板は外側へ張り出さない。背甲の明色部と暗色部の境目が明瞭で、暗色斑の割合は個体変異が大きい。 頭部の色彩は明色で、暗色斑は入らない個体が多い。 |
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アルメニアギリシャリクガメ Armenian tortoise |
分 布: | アゼルバイジャン西部、アルメニア南部、トルコ北西部 |
形 態: | 甲高はやや低いかやや高く、甲幅は幅広い。全身に明瞭な斑紋が入らない。 |
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カスピギリシャリクガメ Caspian tortoise |
分 布: | イラン中北部(カスピ海南岸) |
形 態: | 最大甲長27cm。後部縁甲板はやや外側へ張り出すが、反り返ることはない。後部縁甲板の外縁は尖らない。背甲の明色部が大きい。 |
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キレナイカギリシャリクガメ |
分 布: | リビア北東部 |
形 態: | 最大甲長20cm。甲高はやや低い。後部縁甲板は強く外側へ張り出す。背甲の色彩は黄色や淡黄褐色で、暗色斑は不明瞭。 前肢の大型鱗が発達する個体が多い。 |
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レバントギリシャリクガメ - Flower's tortoise(識別形態が小型ということだけなので無効名とする説あり) |
分 布: | イスラエル、レバノン西部 |
形 態: | 甲高はやや低く、甲幅は幅広い。背甲の色彩は黄色や淡緑褐色で、孵化直後からある甲板(初生甲板)や甲板の継ぎ目(シーム)にのみわずかに暗色斑が入る個体が多い(全身暗色の個体や暗色斑がない個体もいる)。 |
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コーカサスギリシャリクガメ Caucasian tortoise |
分 布: | アゼルバイジャン、グルジア、ロシア南西部 |
形 態: | 甲高は高く、甲幅は幅広い。最大亜種。後部縁甲板は外側へ張り出すが、反り返ることはない。後部縁甲板の外縁は尖る個体もいる。腹甲全体に不規則な暗色斑が入る個体が多い。前肢の大型鱗は尖る。爪は暗色。 |
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ランバートギリシャリクガメ |
分 布: | モロッコ北東部(地中海沿岸) |
形 態: | T.g.lamberti ランバートギリシャリクガメ 最大甲長21.4センチメートル。甲高はやや低い。後部縁甲板は外側へ張り出し、反り返る。背甲の暗色斑が不規則。後肢と尾の間に突起状の鱗が大型 |
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モロッコギリシャリクガメ Central Morocco tortoise |
分 布: | モロッコ中部(地中海沿岸) |
形 態: | 最大甲長23.7cm。甲高は低い。後部縁甲板はわずかに外側へ張り出し、反り返ることはない。背甲の暗色斑が不規則。 |
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チュニジアギリシャリクガメ Lambert's tortoise |
分 布: | チュニジア北東部、リビア北西部(地中海沿岸) |
形 態: | 最大甲長18cm。甲高は高い。後部縁甲板は外側へ張り出さない。後部縁甲板の外縁は尖らない。背甲の明色部と暗色部の境目が明瞭で、暗色斑は太い。 |
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ニコルスキーギリシャリクガメ Nikolsky's tortoise |
分 布: | グルジア北西部、ロシア(黒海北東岸) |
形 態: | 最大甲長29.6cm。甲高は高く、甲幅も幅広い。後部縁甲板は外側へ張り出す。第6-8縁甲板が括れて見える。背甲の色彩は暗色。前肢の大型鱗は丸みを帯びる。爪は無色。 | |
備 考: | ペットとして飼育されることがあり、日本にも輸入されている。亜種分けをせずに販売されることもあり、さらに分類が混沌としている本種においては販売時に明記されている亜種名も必ずしも的確とは限らない。分布が広く地域によっては冬眠をする亜種(個体群)を入手できればある程度温暖な地域では冬眠による周年屋外飼育も可能だが、逆に冬眠をしない亜種アラブギリシャリクガメ等を屋外飼育させた場合は日本の冬を乗り切れず命を落としてしまうことも考えられる。 |
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ダゲスタンギリシャリクガメ (実態のない無効名とする説もあり) |
分 布: | アゼルバイジャン北部、ロシア南西部(カスピ海西岸) |
形 態: | 最大甲長24.7cm。背甲の色彩は暗色。爪は暗色。 |
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ザグロスギリシャリクガメ Zaguros Mountain tortoise |
分 布: | イラク北東部、イラン西部、トルコ南東部のザグロス山脈 |
形 態: | 最大甲長25.7cm。背甲は上から見ると長方形に近い。後部縁甲板は強く外側へ張り出すが、反り返ることはない。後部縁甲板の外縁は尖らない。背甲の色彩は暗褐色や黒。 |
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スースギリシャリクガメ Souss Valley tortoise |
分 布: | モロッコ西部 |
形 態: | 最大甲長25cm。後部縁甲板は外側へ張り出さず、反り返ることはない。後部縁甲板の外縁は尖らない。間胸甲板長と間股甲板長がほぼ等しい。 |
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アラブギリシャリクガメ |
分 布: | シリア、トルコ南西部、イラク北西部 |
形 態: | 最大甲長25cm。甲高は高く、甲幅も幅広い。後部縁甲板は外側へ張り出すが、反り返ることはない。後部縁甲板の外縁は尖らない。背甲の明色部と暗色部の境目が不明瞭。腹甲中央部に暗色斑が入る個体が多い。頭部の色彩は明色で、大型の暗色斑は入らない個体が多い。 |
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イランギリシャリクガメ Iranian tortoise |
分 布: | イラン東部、南東部 |
形 態: | 最大甲長27.5cm。甲高は高く、甲幅も幅広い。背甲の前端の切れ込みがごく浅いか、切れ込まずに前方に突出する。後部縁甲板はやや外側へ張り出し、反り返る。後部縁甲板の外縁は尖らない。背甲の色彩は黄褐色や灰褐色で、暗色斑が入る。老齢個体では背甲が黒褐色になる個体もいる。頭部に明色斑が入らない個体が多い。 |
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