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シベリアヘラジカ
Siberian Elk

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ヘラジカ舎は熊野神社の真向かい、大きな桜の樹の下にあります。ここの桜は、川崎の桜の開花宣言に使われているそうで、例年、桜吹雪の時期には、中国、東北地方から来園したヘラジカ姉妹は、桜吹雪でピンク色に染まります。
ヘラジカは、鹿の仲間では最も大きく、馬より大きく、ラクダのように愛嬌のある顔をしています。角は雄だけにあり、大きなへら状でいくつもの枝があり、左右の枝の開きが2mあるものもいます。オスの首筋にはベル(鈴)という長さ30センチになる肉垂があります。ヨーロッパではエルク、アメリカではムースと呼ばれます。日本では、ここ夢見ヶ崎動物公園にしか居ないそうです。
1985年、川崎の友好都市、中国、瀋陽市からオス、メスの2頭が来園しました。現在いるメスの「ポロウ」はその孫になります。この動物園ではもっとも大きい動物で寒さに強いため、川崎の冬は物足りないようです。
その後、家畜伝染病予防法で輸入が難しくなり、夢見ヶ崎動物公園で生まれた「ポロウ」と「ユキ」の2頭の姉妹のみ日本にいるヘラジカになりました。2012年春、妹の「ユキ」が亡くなり、残された姉の「ポロウ」が来園者の人気を集めていましたが、2013年8月7日夕方、ヘラジカの平均年齢15歳の年齢で、七夕の織姫のように天国に旅立ち、日本からヘラジカが完全に姿を消しました。

名 前 シベリアヘラジカ (西比利亜箆鹿)
別 名 ヘラジカ、ダジカ(駝鹿)、ラクダジカ
学 名 Alces alces cameloides
英 名 Siberian Elk / Siberian Moose
分 類 偶蹄目(ウシ目)シカ科
分 布 シベリア、中国東北部の森林や湿地
食 物 木の芽や葉、水草
来 園 1985年
夢見定食 サツマイモ、ニンジン、キャベツ、リンゴ、モヤシ、草食獣用人工飼料、大麦、トウモロコシ、ルーサン(アルファルファ、マメ科の多年生牧草)、ヘイキューブ(枯れ草を立方体に圧縮成型した飼料)

2004

2004/09/23
現在、メスが2頭ですが、早くオスに来てほしいものです。

2005

2005/03/27
夏の暑さに弱いため獣舎には冷房を用意しています。この動物公園で冷房が使える動物は、シベリアヘラジカとレッサーパンダだけだそうです。

2005/03/30
ここにある見事な桜は川崎で一番早く開花する桜です。入れ替えが終わったばかりの地面に敷いてある赤い砂は富士砂という富士山の溶岩で、ヘラジカのひずめが自然に削れるよう、わざと荒い砂を入れてあるそうです。ヘラジカは輸入禁止のためオスが来る可能性は現在のところありません。日本ではほかに北海道のおびひろ動物園にいますが、ここもメスだけだそうです(東京、CTさん)。

2005/06/25
ヘラジカは家畜伝染病予防法でBSE(牛海面状脳症)などの検疫の規制対象動物のため輸入できません。そのため神戸大学の稀少動物人工繁殖研究会などと相談、人工授精の検討を始めるそうです(2005/06/25 中日ウエブプレス神奈川より)。

2006

2006/03/26
春の動物園まつりのツアーガイドで、新企画として、葉のついた枝を与え、捕食する様子を説明がありました。

2006/09/23
秋の動物園まつりで、ナイトルームが初公開されました。外に出ているヘラジカ姉妹が、ヘラジカ舎内から見慣れない顔が覗いているのを不思議そうに眺めていました。恒例の葉のついた枝を与え捕食させる試みも行われました。

2007
  

2007/03/10
動物園の獣医さんによると、左前脚を引きずっているのは妹のほうで、生まれつきなのだそうです。

2007/03/21
春の動物園まつり「園内リレーガイド」宇田さんが説明しました。現在、日本にいるヘラジカはここだけなのだそうです。ヘラジカの歯は下側だけにあり、上の歯茎の部分は「まな板」の役目をするそうで、実際に長谷川さんが木の枝の葉を食べさせるところを見せながらの説明でした【写真上左】。また普段入ることのできないナイトルームも公開されました。

2007/03/22
ヘラジカ舎のグラウンド内にある大きなソメイヨシノが開花したそうです。この桜は、加瀬山の上にあるため日当たりが良く、川崎市でもっとも早く咲く桜として知られ、市の桜開花宣言の目安になっています。毎年、この桜が散るとき、ヘラジカ姉妹は桜まみれになり体がピンクに染まります。

2007/03/31
ヘラジカ舎内の大きな桜が満開【写真上中】になり、散り始めたピンク色の花びらが赤茶色の富士砂のうえに積もり始めました。いよいよ夢見名物「桜餅」ならぬ「桜ヘラジカ」が見られる時期を迎えます。

2007/05/17
妹の右前脚跛行の治療を行いました。

2007/09/23
秋の動物園まつりで、レムール舎、リクガメ舎と背中合わせの、ヘラジカ舎ナイトルームが公開されました。2002年には居たオスの大きな角が展示され【写真上右】、その角でつけられたナイトルーム内部の壁の傷跡もまだ残っており、昔のヘラジカを知るものには懐かしいものでした【写真右】。またナイトルーム内部から見る景色は、いつもとは随分違うものでした。シベリアヘラジカが居るのは、日本ではここだけです。現在はメス2頭のみですが、ワシントン条約の関係で、オスが来る見込みは絶望的です。パンダやコアラは日本に来ているのに、中国やシベリアに沢山いるシベリアヘラジカが、なぜ日本に来れないのか、不思議と言えば不思議です。

2007/12/03
暑い夏が過ぎ、ヘラジカにとっては凌ぎやすい秋の到来です。2日、夕日を浴びながら、桜の枯れ葉のうえに巨体を置き、のんびり過ごしていました。

2008

2008/04/05
今年もヘラジカ舎の桜は見事に咲き、桜吹雪にヘラジカがまみれる季節を迎えています。

2008/04/29
大好きな冬が終わり、苦手な暑い季節を前に、ヘラジカ姉妹(2頭)は相変わらずのんびり過ごしています。人懐っこさは相変わらずです。

2008/07/05
暑くなってきました。ヘラジカ姉妹にとっては苦手な季節の始まりです。夏に向かって英気を養うためか、グラウンドにある大きな枝が切り倒され、姉妹は夢中で葉を食べていました【写真下左】。

2008/09/23
秋の動物園まつりでは、上から吊るした「ネズミモチ」の枝をおいしそうに食べていました。

  
2009

2009/03/20
春の動物園まつりで、ヘラジカ姉妹は11歳と10歳と紹介されました。オスが亡くなって随分になりますが、日本にはオスが居らず、輸出入も禁止されている動物のため、お婿さんが来るのは絶望的なようです。

2009/04/19
冬が終わり、陽射しが強くなってきたためか、暑さの苦手なヘラジカ姉妹は、日中は直射日光を避け、日陰で休むようになりました【写真上中】。

2009/05/04
緑の日、ミニイベントとして、シベリアヘラジカへのエサやり見学が行われました(ブログ「動物園からの手紙」)。

2009/06/24
現在、口蹄疫や狂牛病などの検疫の関係で海外からの有蹄獣(ウマやウシ、ブタのように蹄のある動物)特に偶蹄類(蹄が偶数のウシやヤギ、ブタの仲間でキリンやカバもこの仲間)(奇蹄類:蹄が奇数のウマ、サイ、バクの仲間))の輸入はまず不可能です。それでシベリアヘラジカの♂の導入も無理なんです・・・(ブログ「動物園からの手紙」)。

2009/09/05
北極圏やツンドラなど、元々、寒いところに住むヘラジカにとって夏の暑さは苦手中の苦手です。夕方、ナイトルームに入る前「やれやら今日も終わったか」と気持ち良さそうにシャワーを浴びていました。

2009/09/19
夏の間、いつも日陰を探しじっとしていたのが、少し涼しくなってきたため、元気を取り戻し始めました。夕方、閉園前に大好きな葉のついた枝を貰うと美味しそうに食べていました【写真上右】。

2009/01/30
寒さの本番を迎え、ヘラジカ姉妹は元気を取り戻しています。いつもは詰まらなそうに立っていたり、地面にベッタリ座って枯葉に埋もれるままだったのが、今日はスックと立ち上がり、顔つきもシャキッとしていました。

2009/02/03
関東地方は1日〜2日、2年ぶりの雪に覆われました。大喜びの姉妹が、雪の中元気よく走り回る様子が、ブログ「動物園からの手紙」に動画で記録されています。こんなに活発に動く姿は久しぶりです。

2010
  

2010/03/27
ヘラジカ舎の大きな桜がそろそろ見ごろを迎えます。こんどの土曜、日曜日(4月3日〜4日)あたりは、桜吹雪でピンクに染まったヘラジカ姉妹を見れるかも知れません。

2010/04/11
夢見名物、桜吹雪の季節を迎えました。地面はピンクに染まるほどで、ヘラジカ姉妹も恒例により、桜吹雪の洗礼を受けていましたが、今年は毎日の寒暖の差が大きく、雨が降ったり風も強かったりで、いつものような桜まみれの姿は見られませんでした【写真上左】。

2010/07/03
今日は、梅雨の高温多湿でうだるような暑さです。もっともシベリアの夏は思ったより暑く、ツンドラ地帯の年間の気温差は80℃くらいはあるでしょうか。野生のヘラジカは過酷な土地で生きる動物です。夏は猛烈な蚊やブヨの大群が襲来するため、ヘラジカ姉妹にとって日本の夏は過ごしやすいかもしれません。
今日は暑中見舞いなのか、いつもなら動物園まつりに出てくるご馳走、ヘラジカ舎に植えてある大好きな大きな樹の枝を飼育スタッフから切って貰い(随分高い樹なので切るのも大変です。高所恐怖症の人では無理かもしれません)、嬉しそうに新鮮な葉っぱを食べていました。

2010/07/26
シベリアヘラジカが気持ちよく”水浴び”/川崎: シャワーで夏バテ解消―。国内の動物園で唯一見られる夢見ケ崎動物公園(川崎市幸区)のシベリアヘラジカが、猛暑に打ち勝とうと“水浴び”を楽しんでいる。 中国北東部を生息地とするシベリアヘラジカは、氷点下20度の世界でも生きられるが暑さは大の苦手。雌のポロウ(12)とユキ(11)も、夏は木陰で休んでいることが多いという。 少しでも暑さを和らげようと、毎夏恒例のシャワーを6月中旬から始めたところ、ポロウのお気に入りスポットに。33度を記録した26日は約30分間、気持ちよさそうに水浴びした。「毛に多く脂分が含まれているので体を冷やすのに時間がかかる。一度浴び始めると全く動かない」と飼育担当の斉藤健一郎さん(46)。夏休みいっぱいは、ゆったり涼むヘラジカの姿が見られるかも。(神奈川新聞 7/26-21:50)

2010/07/31
ナイトルームの壁の上からシャワーが霧のように降り注いでいます。その下で今日も気持ち良さそうに水浴びしていました。

2010/07/07
いつもは木陰でぐったり寝ているポロウとユキですが、今年の暑さも峠を越したのか、シャワーを浴びたあと元気を取り戻し、優雅な立ち姿を見せてくれました【写真上右】。そして、来園者が呼ぶと寄ってきて鼻をすりつけるサービスまでしてくれました。馬より大きいシカですが、傍にくるとその大きさが良く分ります。日本では、ここ、夢見にしかいないシベリアヘラジカですが、オスがいないため、このままではいずれ消え行く運命です。ワシントン条約で輸入が禁止されているそうですが、シベリアにはたくさんいるシカです。何とか立派な角を持ったオスを見たいものです。

2010/08/28
かなわぬ恋? 〜 アルダブラゾウガメとシベリアヘラジカ
@アルダブラゾウガメはお隣のシベリアヘラジカ姉妹が大好き、運動場へ出るチャンスさえあれば、いつもシベリアヘラジカ舎との境にやってきて、重い身体を持ち上げ、いつまでも姉妹を眺めています【写真右】。姉妹のほうは離れた場所で、餌を食べたり、シャワーを浴びたりして、ゾウガメは見向きもされません。
Aようやく諦めがついたのか、ゾウガメは向きを変え、ナイトルームに引揚げます。
Bすると、いつの間にかヘラジカがやってきて、ゾウガメがナイトルームの中に入るまで、じっとその後姿を見送っています。ゾウガメの気持ちをちゃんと知っていたようです。
  
2011

2011/02/27
春一番が吹き、冬から春に移ろうとしています。それでガッカリしているのが寒さが大好きなヘラジカ姉妹です。今日は少しでも寒いところはないか、と風通しのよい日陰でじっとうずくまっていました。

2011/03/13
11日の東北地方太平洋沖地震では、びっくりして運動場を走り回る特別な動きを見せましたが(柾園長からのメール)、落ち着くとやはり暑さは苦手らしく今日も日陰でじっとしていました。次の冬まで随分あります。

2011/03/19
新しい説明看板が出されました。これによると2頭の姉妹の識別方法は、姉の「ポロウ」は毛色が淡く、妹の「ユキ」は毛色が濃いのだそうです。

2011/04/02
今日は1頭だけでした。もう1頭は足を怪我したそうです。

2011/04/09
おなじみ、ヘラジカ舎内の桜の古木。今年も見事に咲いてくれました。先週に続き今日も外に出ていたのは1頭だけでした。

2011/04/16
今日も1頭だけ。もう1頭は足の怪我が長引いているのでしょうか。

2011/04/24
外に出ていたのは1頭のみ。もう1頭はナイトルームのなかにいるのが見えました。

2011/05/08
療養中の1頭は回復に向かっているため展示再開の動きも出てきました。

2011/05/14
ヘラジカ舎のナイトルームから療養中の1頭がじっと外を眺めていました。グラウンドに出ているほうは、暑くなってきたので、気持ち良さそうにシャワーを浴びていました。

2011/05/21
足が大分良くなったようで、久しぶりに2頭揃って外に出ていました【写真右】。隣に住むヘラジカ姉妹が大好きなアルダブラゾウガメの「ユメタ」も首を伸ばしてヘラジカ舎を気にしていました。

2011/05/23
療養中の治療の様子が説明されました(ゆめみにゅーすVOL20 2011/05/12)。

2011/06/11
梅雨の晴れ間、外に出ていたのは1頭だけした。確かにヒヅメの治療?にはぬかるんだ外は良いとは思えません。

2011/06/18
梅雨の真っ最中で今日も雨、外にいたのはやはり1頭だけでした。治療中のもう1頭はナイトルームにいるのが見えました。

2011/06/25
今日も外に出ていたのは1頭だけです。毛が生え変わりの時期に来たようで、背中の毛が斑になってきました。

2011/07/02
今日も外に出ていたのは1頭だけでした。

2011/07/09
相変わらず外にいるのは1頭だけです。梅雨が明け夏到来。閉園前のひととき、右上から左下へ落ちる強い西日のなか、左上から右下へ落ちるシャワーを浴びながらうっとりと至福のときを過ごしていました。

2011/07/17
久しぶりに2頭に戻りました。台風6号が近づき蝉が鳴く蒸し暑い夏の日、シベリアヘラジカにとってはもっとも苦手な季節です。きつい西日が射すなか、桜の大木の木陰でじっとしていましたが、最後にはナイトルーム前で扉が開くのをじっと待っていました【写真右】

2011/08/12, 20 & 27
2頭外に出ているときと、1頭だけのときがあります。今日は1頭でした。

2011/09/10 & 19
最近は1頭だけで出ていることが多いようです。もう1頭の脚の具合が悪化しているのでしょうか。カラスの巣造りの季節なのか、やたら毛をむしりにきて迷惑そうです。

2011/09/16 国内唯一飼育のアメリカヘラジカ、金沢動物園で死ぬ/横浜
 横浜市立金沢動物園(金沢区)は15日、国内唯一の雄のヘラジカ「ウィロー」(15歳3カ月)が誤嚥(ごえん)による窒息で死んだ、と発表した。
 同園によると、ウィローは北米からユーラシア大陸北部に生息する世界最大のアメリカヘラジカの雄。1997年、1歳の時に米国・ミネソタ動物園から来園した。雄は手のひらのような形の角を持ち、大きいシカは体重約800キログラムにもなるが、ウィローは小さめで体重は約300キログラム弱だった。
 14日朝、木の枝が角に絡まり、パニック状態に陥ったウィローが展示場外側の空堀に転落。麻酔をかけて引き上げたが、あごの骨折などで衰弱しており、同日夕方に胃の内容物などがつまり窒息死した。
 アメリカヘラジカは国内で唯一、ウィローが飼育されていた。ヘラジカは、川崎市立夢見ケ崎動物公園のシベリアヘラジカの雌2頭のみとなった。(カナロコ 2011/09/16)

2011/09/19 秋の動物園まつり(バックヤードツアー & リレーガイド、上原さん)
いつも外に出ているのは姉の「ポロウ」、脚を療養中なのは妹の「ユキ」とのことです。大人の体重は 250〜300Kg、子供でも10Kg はあるそうです。バックヤードツアーで訪れたシベリカヘラジカ舎のナイトルームでは「ユキ」が藁のうえでのんびり休んでいました【写真下左】。

2011/09/24
久しぶりに姉の「ポロウ」と妹の「ユキ」2頭が外に出ていました。


2011/10/01
気候がようやく涼しくなり、夏のあいだ脚の療養でナイトルームに引篭りがちだった「ユキ」も、体力が回復してきたようで、「ポロウ」と一緒に外に出るようになりました。夢見ヶ崎動物公園ではもっとも寒さが好きなシベリアヘラジカですが、暑いのは大の苦手です。これから少しずつ寒くなってくるので、「ポロウ」と「ユキ」にとっては、待ちに待った季節ということになります。

2011/10/15
「ポロウ」と「ユキ」が外に出て、大好きな木の葉を食べていました。暑い夏が過ぎたためか嬉しそうな表情です。この2頭がもっとも喜ぶのは冬、雪が積もったときだそうで、そのときは普段見せることのないグラウンドを駆け回る姿が見れるそうです。

2011/11/05
今日は秋の柔らかい日差しを受け、2頭とものんびりくつろいでいました【写真上中】。

2011/11/20
2頭とも少しずつ寒くなってきたので元気を取り戻し表情も穏やかになってきました【写真上右】。


2012/02/26
この冬は例年より寒く感じましたが「ポロウ」と「ユキ」にはまだ物足りないようです。雪でも降らない限り走り回ることはなさそうで、日がな一日のんびり過ごしていました【写真右】。

2012/04/07
シベリアヘラジカ舎の桜の古木は、今年も見事に咲いてくれました。恒例、「ポロウ」と「ユキ」が桜吹雪を浴びピンクに染まるのは来週の中ごろでしょうか。

2012/04/17 シベリアヘラジカ死ぬ、国内1頭に 川崎の夢見ケ崎動物公園
 川崎市幸区の夢見ケ崎動物公園は16日、国内に2頭しかいないシベリアヘラジカの「ユキ」(雌、12歳10カ月)が死んだと発表した。死因は胃の内容物が誤って肺に入ったことによる窒息死だった。
 同園によると、14日午前6時半ごろ、飼育員が屋外展示場で横たわっているユキを発見。治療したが、約2時間半後に息を引き取ったという。
 シベリアヘラジカはシベリアや中国東北部の森林などに生息し、シカの中で最も大きな種類。家畜伝染病予防法により、現在は輸入できないため、国内のシベリアヘラジカは同園で飼育されているユキの姉「ポロウ」(13歳10カ月)だけとなった。
 ユキは平成11年に同園で誕生。ポロウとともに、仲良く展示されていた。ユキは1年前に両前足のすり傷に菌が入って化(か)膿(のう)。前足をかばい、半年前に右後ろ足を脱臼し、治療が続けられていた (産経ニュース 2012/04/16 20:25)。

2012/04/17
15日に訪園したときは「ポロウ」1頭のみが桜吹雪を浴びながら座っていました。「ユキ」はまた治療しているのかと思っていましたが残念です。これでシベリアヘラジカは日本では「ポロウ」♀1頭だけになってしまいました。

2012/04/17 さようなら「ユキ」、夢見ケ崎動物公園でシベリアヘラジカ死ぬ/川崎
 川崎市夢見ケ崎動物公園(同市幸区)は16日、同園で飼育され国内に2頭しかいないシベリアヘラジカのうち、雌の「ユキ」(12歳10カ月)が死んだ、と発表した。
 同園によると、死んだのは14日午前9時ごろ。後ろ脚の脱臼などで立ち上がることができす、内臓の働きが悪くなっていたという。死因は、かみ直した餌を飲み込めなかったことによる窒息死。
 国内にいるもう1頭のシベリアヘラジカは、ユキの姉の「ポロウ」(13歳10カ月)。同園は「妹が死んだことで、ポロウはとても神経質になっている。しばらくは温かく見守ってほしい」としている。 (カナロコ 2012/04/17)

2012/04/17 サクラとともに「ユキ」逝く 国内は姉「ポロウ」のみに
 夢見ケ崎動物公園(川崎市幸区南加瀬)のシベリアヘラジカのメス、「ユキ」(十二歳十カ月)が十四日、死んだ。国内でヘラジカを飼育しているのは同園だけで、これで国内に残されたヘラジカは、ユキの姉の「ポロウ」(十三歳十カ月)一頭だけになった。ポロウは、ユキがいなくなり、食が細くなっているという。同園では「しばらくの間、静かに見守ってあげてほしい」としている。 (山本哲正)
 雨降る夜の明けた十四日朝、ユキは、サクラの花びらにまみれ横になっている姿で見つかった。体重二、三百キロあるユキを、職員はリヤカーに載せて屋内に運んだが、間もなく息を引き取った。
 ユキはポロウと同じく、同園で生まれた。若いころから足を引きずるしぐさはあったが、一年ほど前に前足首の傷が化膿(かのう)。さらに後ろ脚の脱臼も重なり、立ち上がることができずに内臓の働きが弱っていたという。
 国内のヘラジカは金沢動物園(横浜市)でアメリカヘラジカのオスを飼育していたが昨年九月に死んだ。ヘラジカはユーラシア、北米大陸の北方に住み、家畜の法定伝染病である「口蹄(こうてい)疫」を防ぐため、今後の輸入も厳しいとされている。
 夢見ケ崎ではヘラジカ舎にサクラの大木があり、舞い散るサクラとセットで見る楽しみがあったが、「ユキは今年のサクラと一緒に逝ってしまった」と柾(まさき)一成園長。ユキを世話してきた宇田司担当係長は、「よく慣れていた。治療もおとなしく受けて。ずっと、生まれたときから一緒で…」と言葉を詰まらせていた。(東京新聞 2012/04/17)

2012/04/21
シベリアヘラジカ舎が1年でもっとも美しい季節、桜吹雪のなかで亡くなった「ユキ」はずっと脚が悪かったため、ナイトルームの床で滑り傷などを悪化させないよう、この半年ほどは夜間も足場の良い外に居れるようにしていました。妹を失いひとり取り残された「ポロウ」の悲しみは深く、食事が咽喉を通らない日が続きましたが、この数日、ようやく食べるようになりました。外にいるときは、桜の花びらでピンクに染まった地面を見ながら、「ユキ」のことを想い、じっと悲しみに耐えている様子でした。

2012/04/25 思い出ありがとう、シベリアヘラジカ「ユキ」悼む 夢見ケ崎動物公園/川崎
 ユキ、今までありがとう。よく頑張ったね―。夢見ケ崎動物公園(川崎市幸区)で、国内に2頭しかいないシベリアヘラジカの「ユキ」(雌、12歳10カ月)が14日、死んだ。1年ほど前から脚の傷が悪化し、治療を続けてきた。「水場を好む動物なのに、水が苦手でね」。誕生時から世話をし続けてきたベテラン飼育員が、思い出を語ってくれた。
 「生まれた時は、目がまん丸で。とにかくかわいくて、かわいくて」  飼育員歴38年の宇田司さん(56)が当時を振り返る。ユキは1999年に同園で誕生。体重は約10キロ、動きは軽やかだった。
 「あれは生まれて1カ月くらいだったかな」
 宇田さんが語りだす。「水の張った池のへりを歩いていたユキが、突然落ちちゃって。びっくりしたのか、それから池に入らなくなった」
 シベリアや中国東北部の森林などに生息するシベリアヘラジカは、本来は水場を好み水草を食べる。しかし成長してからも、「苦い経験」が尾を引いたのか、水が苦手だったという。
 「夏の暑い日にホースで水を掛けても、他の動物はじっと、気持ち良さそうにしてるんだけど、ユキだけは逃げる。『まだ嫌いなのかよ!』って、笑いながらよく声を掛けたものです」
 そして宇田さんがぽつりとつぶやいた。「ユキの子どもが見たかったな」
 そんなユキに異変が起きたのは14日。午前6時ごろ、桜の木の下で、いつもと違う姿勢で脚をバタバタさせているのを、出勤してきた職員が発見した。顔には擦り傷を負っていた。
 「これはおかしいぞ」。園内の調理室で餌の準備をしていた宇田さんらが駆け付け、リヤカーを使い6人がかりで屋内に搬送。わらを敷き詰め、体を温め続けた。意識はあったが、すでに体をばたつかせる元気はなかったという。そして午前9時ごろ、吐き出した食べ物を気管支に詰まらせ、息を引き取った。
 生まれつき脚の具合が悪く、1年ほど前からは前脚の傷が悪化。後脚の脱臼も重なり、立ち上がることができなくなった。その影響で、内臓の働きも急激に悪くなっていた。最期は眠るようだったという。
 「とにかく今までありがとうと言いたい。痛い所を触られるのは本当に嫌だったと思う。よく耐えた」と、宇田さんは声を詰まらせる。
 口蹄(こうてい)疫の影響などで現在は輸入が禁止されているため、国内に残されたシベリアヘラジカは姉の「ポロウ」(13歳10カ月)1頭だけに。長年一緒だったユキが死んだ直後は餌を食べないなど、落ち着かない様子だったが、現在は回復してきたという。宇田さんが言う。「残されたポロウを一生懸命育てる。それが、飼育員としての使命だと思う」(カナロコ 2012/04/25)

2012/04/29
妹の「ユキ」が逝って半月、桜が散り取り残された「ポロウ」は新緑のうえに寂しそうに座っていました。


2012/05/05
ゴールデンウイークで多くの人が訪れ園内は活気に満ちています。すぐ前に座っていた「ポロウ」も来園者の楽しそうな様子に触発されてか立ち上がりました。馬より大きな体を支える長い脚を見ると、つま先は何とハイヒールを履いたような形です【写真右】。これでよくも重い体を支えているものです。

2012/05/11 【動物園だより】 シベリアヘラジカ 国内で最後の1頭に
 体長2メートル、肩の高さ1・7メートル。大きな体を横にして、桜の木の下でじっとしている。来場者の連れてきた犬がすぐ近くでほえたが、泰然としたままだ。
 シカの仲間で世界最大のヘラジカ。オスは、人間の手のひらを広げたような角を持ち、長さは2メートルにもなる。川崎市夢見ケ崎動物公園の「ポロウ」は、見た目が地味なメスだが、いま日本で見ることのできる唯一のヘラジカと聞くと特別な存在感を感じる。
 ヘラジカは、シベリアや中国などにすむシベリアヘラジカと、北米大陸のアメリカヘラジカがいる。夢見ケ崎では1985年に中国・瀋陽から友好都市3周年記念にひとつがいのシベリアヘラジカが贈られ、飼育を続けてきた。
 ポロウのおばあさんは夢見ケ崎で10頭産んだ。母親は98年にポロウとオス(翌日死亡)の双子を出産。年子の妹ユキも生まれた。
 ところが10年ほど前から「日本でヘラジカが見られなくなる」という不安の声が出てきた。口蹄疫(こう・てい・えき)など家畜の伝染病を防ぐために偶蹄(ぐい・てい)類の輸入が許可されなくなったからだ。夢見ケ崎の最後のオスは2002年9月に死んだ。11年9月には横浜市立金沢動物園にいたアメリカヘラジカも死んで、国内のヘラジカはポロウとユキだけになった。
 この4月14日、ユキが死んだ。ポロウは神経質になり食欲を落としたが、少しずつ元に戻ってきたという。6月に14歳になるポロウ。獣医師の河尻睦彦さんは「20年くらい生きる例があり、まだ壮年。長生きしてほしい」と話す。 (森山浩之) (朝日新聞神奈川版 2012/05/11)

2012/05/13
人にとっては、20℃前後の寒くも暑くもない快適な季節を迎えましたが、寒冷地仕様?の「ポロウ」にとっては既に暑い夏に入っています。今日は日陰に入り霧のように降る特大のシャワーを浴びながらじっと暑さに耐えているようでした【写真上中】。

2012/05/27
最近の「ポロウ」は、暑くなってきたので、リクガメ舎に近い日陰で脚を投げ出して休んでいることがあります。訪園者のすぐ近くに大きいのが座っているため、初めて来た人は驚くようです。ときには鼻を網越しに出して来園者に鼻を撫でて貰うこともあります。

2012/05/28
ゆめみにゅーす「ありがとうユキ」のタイトルで亡くなったユキが紹介されました。(ゆめみにゅーす第24号 2012/05/11)

2012/07/16
お互い関心を持ち、いつも、遠くから互いの後姿をじっと眺めていることが多いのですが、いざお互い正面から顔を合わせると、なかなか目を合わせようとしません【写真上右】。左は、アルダブラゾウガメの「ナンバーファイブ」、そして右はシベリアヘラジカの「ポロウ」。

2012/08/11 新しく出たシベリアヘラジカの説明
「ユーラシア大陸の針葉樹林帯を中心に生息し、木の葉や水草を好んで食べます。水辺にいることが多く、泳ぐこともあります。警戒心の強い動物ですが、野生での生息数は多く、人間の生活圏に近い場所で暮らしており、都市部の郊外にもしばしば出現します。車や列車と衝突したり、不用意に近づいたヒトが蹴られたりする事故も起きています。
 日本で見られるのは当園の個体、ポロウ(1998年生、♀)1頭のみです。「ポロウ」は穏やかな性格ですが、暑い季節にはシャワーを浴びて暑さをしのいだり、落ち葉が降ってくれば大喜びでむしゃむしゃ食べたり、さまざまな表情を見ることができます。

2012/08/15
最近の日本で唯一のヘラジカ、「ポロウ」。暑い夏をシャワーを浴びるなどして頑張っています。

2012/09/22
暑い夏を戸外のシャワーを浴びながら何とか耐えてきた「ポロウ」。秋風を感じるようになり食欲も少しは出てきたようです【写真右】。

2012/10/08 秋の動物園まつり
バックヤードツアーでは、ナイトルーム内部の見学があり、藁でふかふかの寝床や、昔いたオスの角が紹介されました。そして、この角でごしごし擦った生々しい傷跡がコンクリートの壁に残っていました。動物リレーガイドでは「ポロウ」が14歳であること、そして大好きな榎の枝を食べる様子が紹介されました。この枝は、ヘラジカ舎とリクガメ舎の間にある大木から伐採されたようです。

2012/11/03
涼しくなり元気を取り戻し始めた「ポロウ」。

2012/12/22
ぐんと冷え込みようやく元気を取り戻した日本唯一のシベリアヘラジカの「ポロウ」。しばらく振りにキリッとした表情です。

  

2013/01/12
日当たりの良いシベリアヘラジカ舎内で咲き始めたタンポポ。加瀬山では春への準備が始まっています。

2013/01/19
14日に雪が降り、いまだに沢山の雪が凍ったまま残り寒い日が続いています。寒さに強い「ポロウ」♀にはちょうど良い気候らしく、凍りついた地面で気持ち良さそうに、の〜んびり座っていました。

2013/01/26
今日は、来園者のすぐ近くでひなたぼっこでしたが「この程度の寒さでは暑くてたまらん」といった表情でした。

2013/03/03
小さな来園者たちのお相手をする日本唯一のシベリアヘラジカの「ポロウ」【写真上左】。それから園内を悠々と闊歩していました【写真上中】。

2013/03/08
暖かかったこの日、シベリアヘラジカの「ポロウ」は、ちょっと暑そうでした(島貫様)。

2013/03/16
春を迎え、「ポロウ」には既に暑い季節が始まっているらしく、地面のドタンと座ったまま、なかなか動こうとはしません。閉園の時間が近づいても、ナイトルームに戻る気配はありません【写真上右】。大好きな枝についた葉を差し出されると、ようやくノロノロ立ち上がり葉をムシャムシャ、でも食べ終わると、よそ見を始めました【写真上右】。それから、そっぽを向き「まだ明るいから」とナイトルームに戻ろうとはしません【写真下左】。


2013/03/24 春の動物園まつり
ここにいる日本で唯一見られるシベリアヘラジカは15歳のメスです。高齢のため動きが鈍く、足を怪我しているためよく歩けません。しかし雪の降る日は元気になります。寒冷地の沼地などが生息地のため、冬の気温は零下数十度にもなり、吸った空気をそのまま肺に送ると肺炎になるため、一度鼻の中で空気を暖めてから送る必要があることから、大きな鼻をしています。ここでの好物はネズミモチの葉で、カシワ、クヌギの葉も好んで食べます。オスには角があり、それが箆のような形をしているのでヘラジカという名前がつきました。この角はホンシュウジカと同じように1年に1回抜け落ちます。(動物ガイドツアー、バックヤードツアー)

2013/03/25
「ポロウ」は左手の水飲み場に近いところにいることが多く、その右には満開の桜の大樹が見事でした(島貫様)。

2013/03/29
桜が舞い散る中、「ポロウ」を観ていて、昨年亡くなった「ユキ」のことを想い出さずにはいられません(島貫様)。

2013/04/09
アルダブラゾウガメの「ナンバーファイブ」とシベリアヘラジカの「ポロウ」、お互いが気になるようです【写真上中】(島貫様)。

2013/04/27
いつもの定位置、リクガメ舎、外の運動場に近いところにいる「ポロウ」。新緑の季節ですが、そろそろ暑く感じ始めたようです【写真上右】。

2013/05/18
お隣のリクガメ舎を覗き込む「ポロウ」がいました。リクガメ舎のアルダブラゾウガメ「ナンバーファイブ」と「ポロウ」は、昔からお互いに興味を持っています。

2013/05/19
シベリアヘラジカの「ポロウ」に飼育員さんが餌やりを始め、人だかりができていました。こういう演出もいいのじゃないかと思います(島貫様)。

2013/06/02
だんだん暑くなってきました。日本生まれとは言え寒冷地仕様?の「ポロウ」にとっては、これから先が思いやられるとばかり、運動場の隅で身体を二つに折り目を閉じてうずくまっていました。

2013/07/04
「ボロウ」が飼育スタッフに手入れをしてもらっていました(島貫様)。

2013/07/10
暑いので、せっかくシャワーの水を出してあげたのに、皮膚が弱くなっているからか、水浴びをしようとしないで、「ポロウ」はこの日もスタッフに手入れをしてもらっていました(島貫様)。

2013/07/15
暑さが続いています。13日「ポロウ」は外で立ったまま震えていました。そして今日ようやく水浴びする姿が見られました。

2013/07/27
「ポロウ」にとっては耐え難い暑さが続いているようです。今日は座り込んだまま震えていました。体の具合から水浴びはいつでもできるとは限らないそうです。

2013/08/05
閉園後というのに「ポロウ」がまだ外に出ていました。厩舎に入りたがらないので、何時でも中に入れるよう扉を開いたまま、外に出したままにしたのだそうです(島貫様)。

2013/08/06
「ポロウ」が厩舎に入るのを嫌がるようになったのは、5日からで、この日厩舎の中で転んだのがトラウマになったようです。【写真右】は6日閉園時間後の「ポロウ」です。ところが、7日の閉園前の時間、運動場に「ポロウ」の姿がありません。朝、運動場に出たものの、餌を食べると直ぐ厩舎に戻り座り込んでしまい、そのまま外に出ようとしなかったそうです。シベリアヘラジカの寿命は15年程度、「ポロウ」は充分長生きしています。そのため飼育スタッフのかたは随分心配していました。厩舎の中は涼しく体力の消耗を抑えられます。回復を願わずにはいられません(島貫様)。

2013/08/08 国内最後のヘラジカ死ぬ 川崎の夢見ケ崎動物公園
 夢見ケ崎動物公園(川崎市幸区)は8日、シベリアヘラジカの「ポロウ」(雌)が死んだと発表した。15歳だった。昨年春に妹の「ユキ」が死に、国内最後のヘラジカとなっていた。
 同公園によるとポロウは1年ほど前から足の外傷が完治せず体力が衰え、7日午後5時ごろ死んだ。世界最大のシカの仲間であるヘラジカは北欧から中国北東部などにかけ広く生息しているが、口蹄(こうてい)疫など家畜の伝染病を防ぐために輸入が難しく、ポロウが国内最後のヘラジカとなっていた。(msn産経ニュース関東)

2013/08/08 シベリアヘラジカの「ボロウ」が亡くなりました
残念ですが、「ポロウ」が亡くなったそうです。 7日の夕方18時頃とのことです。「ボロウ」の飼育担当、斉藤さんからの情報ですが、肺炎になっていたこと、それと転倒して脱臼していたということを教えていただきました(島貫様)

2013/08/08 残念ですが・・・
ヘラジカのポロウが昨夕亡くなりました。以前から脚が悪くなって来ていて、いよいよ立っていられなくなってしまった様でした(夢見ヶ崎動物公園、園長、柾一成様)。

2013/08/08 国内最後のヘラジカ死ぬ
 川崎市幸区の市立夢見ケ崎動物公園は8日、シベリアヘラジカの「ポロウ」(雌、15歳)が7日に死んだと発表した。同種のシカとしては国内で飼育されてきた最後の1頭だったという。
 人間の年齢では約70歳に当たり、死因は足のけがや高齢による体力の衰えとみられる。
 シベリアヘラジカは中国北部やロシアなどに幅広く生息。同園は川崎と友好都市の中国遼寧省・瀋陽から1985年、2頭を譲り受けて飼育。
 2001年にはポロウの出産に立ち会った職員5人がオウム病に集団感染し発症し、胎盤から病原体「オウム病クラミジア」が検出された。
 口蹄(こうてい)疫の流行などの影響もあり家畜伝染病予防法で輸入が制限されたため、ポロウが最後の1頭となっていた。(共同) (日刊スポーツ)。

2013/08/09 シベリアヘラジカの「ポロウ」が亡くなりました(続)
9日に市から正式に発表になるはずですが、「ポロウ」が亡くなり非常に残念です。これで、日本の動物園からヘラジカがいなくなりました。これも「ボロウ」の飼育担当、斉藤さんからお聞きした話ですが、7日の朝、食事の際、目が虚ろで、夕方には虫の息だったそうです。【写真左】は、亡くなる丁度一日前のもので、これが最後の写真になってしまいました。「ポロウ」は立っているのも辛いのに「脱臼していたことで座り込むと再び立ちあがることができなくなるのがわかっていたのじゃないか」とは斉藤さんのお話でした。最後は力尽きて涼しい厩舎に入り座り込んでしまったのでしょう。日本の夏はヘラジカにとっては耐え難いものだったに違いありません。それにしても、口蹄疫だからと一律の輸入禁止はなんとかならなかったのでしょうか。【写真上中】は、主を失った8日のヘラジカ舎、【写真上右】は、いずれ外されてしまうであろう青いプレートです。8日、「ポロウ」の隣にいて「ポロウ」とはお互い顔見知りのアルダブラゾウガアメの「ナンバーファイブ」は相棒≠ェいなくなったのを知ってか知らずか、何時ものように外を闊歩していましたが、閉園時、リクガメ舎になかなか入ろうとせず、最後にはバナナに釣られようやく入って行きました。その向かいにいるレッサーパンダの「ファファ」は、ガラス越しに立ちあがり、至近距離で可愛い姿を披露していました。それで悲しみがいくらか癒されました(島貫様)。

2013/08/09 ヘラジカ「ポロウ」安らかに 夢見ケ崎動物公園
 国内で飼育される唯一のヘラジカになっていた夢見ケ崎動物公園(川崎市幸区南加瀬)のシベリアヘラジカのメス「ポロウ」が七日、死んだ。十五歳で、人間でいえば七十歳を超えるという。
 ポロウは、一歳下の妹「ユキ」と同じく同園生まれ。ユキが昨年四月に死に、ポロウも間もなく脚をけがし、歩行がままならない状態が続いていた。七日午前に座り込んで動かなくなり、夕方に死んだ。暑さが苦手で、部屋にクーラーを入れるなどしたが、年齢による衰えもあったようだ。
 ヘラジカ舎内には桜があり、ポロウは舞い散る花の中にたたずむ姿で来園者に親しまれてきた。柾(まさき)一成園長は「大きな体と優しい瞳のポロウにもう会えないと思うと、悲しい。しばらくヘラジカ舎が寂しくなるが、来園の皆さんには大きな桜の下でのんびり過ごしていたころを思い起こしていただけると幸い」と話している。
 ヘラジカは、ユーラシア大陸や北米大陸の北方に住む。家畜の法定伝染病「口蹄(こうてい)疫」を防ぐため、今後の輸入も厳しいとされている。(山本哲正)(東京新聞 TOKYO Web)

2013/08/09 国内最後のヘラジカ、夢見ケ崎で「ポロウ」死ぬ/川崎
 夢見ケ崎動物公園(川崎市幸区)は8日、シベリアヘラジカ「ポロウ」(雌、15歳)が死んだと発表した。国内で飼育されていた最後のシベリアヘラジカだった。
 同園によると、約1年前に負った脚の外傷が完治せず、1週間ほど前に転倒。7日にも再び転倒した。歩行がままならず猛暑による体力の衰えもあり、同日午後5時ごろ息を引き取った。解剖で後ろ脚の股関節部分の脱臼が判明した。
 シベリアヘラジカは、シカの中で最も大きくシベリアや中国東北部に生息。1985年、川崎市の友好都市の中国・瀋陽市からペアが贈られたのを契機に同園での飼育が始まり、ポロウはその孫に当たる。
 口蹄(こうてい)疫を防ぐため、家畜伝染病予防法により現在は輸入が非常に難しく、ポロウの妹「ユキ」が昨春に死んで以降はポロウが国内最後の1頭になっていた。(神奈川新聞カナロコ)

2013/08/09 国内最後のヘラジカ「ポロウ」が亡くなりました。
夢見ヶ崎動物公園において、平成25年8月7日(水)午後5時にシベリアヘラジカの 「ポロウ」(平成10年6月10日生まれ メス15才)が亡くなりました。
 昨年春に妹の「ユキ」が亡くなり国内最後の1頭として頑張って参りましたが、一年ほど前から脚の外傷が完治せず、歩行がままなりませんでした。また、寄る年波と体力の衰えには勝てず、さらに夏の厳しい暑さに耐えきれなかったようです。 もう、あの大きな体と優しい瞳に会えなくなると思うと、とても残念で悲しい思いが込み上げてきます。
 しばらくはヘラジカ舎が寂しくなりますが、皆様には大きな桜の下でのんびり過ごしていた頃を思い起こしていただければ幸いです。(川崎市報道発表資料 2013/08/08、翌9日一般発表)

2013/08/10 シベリアヘラジカのポロウが亡くなりました
8月7日午後5時頃、当園で飼育していた国内最後の1頭であるメスのシベリアヘラジカのポロウが死亡しました。15歳と約2ヶ月でした。8月3日に足を滑らせて転んだあと、座るのを嫌がり、寝室にも戻らなくなったため、投薬を行いながら、好物の木の葉を食べさせたり、安心させるべく声をかけたりしながら見守ってきましたが、7日の午前中、久しぶりに寝室に自力で戻った後、立てなくなってしまい、夕方静かに息を引き取りました。 これまでポロウを見守ってきていただいた皆様、ありがとうございました。(公式ホームページ・お知らせ)

2013/08/10
シベリアヘラジカ舎前には献花台が設けられ「ポロウ」の写真が飾られました。その後伺った話によると、「ポロウ」が亡くなったとき、肺の一部に炎症はあったものの、年齢なりの体力の限界に達したための「老衰」が原因とのことでした。「ポロウ」は8月5日と7日に転倒、両後足の股関節を脱臼していましたが、この転倒も老衰による足の縺れからでした。7日、眠るように静かに息を引き取った時間は16時20分ころでした。「ポロウ」は昨年亡くなった妹の「ユキ」とともに、ここ、夢見ヶ崎動物公園で生まれ育ちました。生まれてから15歳で亡くなるまで、ずっと成長を見守ってきたスタッフは勿論のこと、長年ここに通う訪園者にとっても、シベリアヘラジカは夢見ヶ崎動物公園を象徴する存在のひとつだっただけに、その死は惜しまれます。

2013/08/10 & 08/13
ヘラジカ舎前の献花台と「ポロウ」の写真【写真左】が置かれました。献花台は、この日のお昼頃から設置したとのことで、13日には思い思いの事を書き綴れるようにとノートも用意されていました。

2013/08/18
ヘラジカ舎前の献花台の記帳用ノートには来園者それぞれの「ポロウ」への思いが綴られていました。一生を共にした桜の古木を背景に亡くなる3日前、8月3日に撮影した「ポロウ」【写真右】。今頃は天国で両親と妹「ユキ」との再開を果たしていることでしょう。


2013/10/12 秋の動物園まつり
バックヤードツアーで今は主のいないシベリアヘラジカ舎の内部が公開されました。ここには、むかし居たオスの角が残されており、その角がいかに大きく重いものであったのか説明があり、ツアー参加者は実際に手に持ってその重さを実感していました。その奥の部屋にあるコンクリートの壁には、その角によりつけられた生々しい傷跡が残っていました。ワシントン条約によりシベリアヘラジカが再び日本で展示されるのは難しいため、来園者がシベリアヘラジカ舎内をじっくり見れたのはこれが最後だったのかもしれません。

2013/11/08 ★動物たちの主な移動(平成25年8月1日〜平成25年10月31日)★
シベリアヘラジカ(♀1死亡)。(ゆめみにゅーす VOL.30 平成25年11月5日付)。【編注】「ポロウ」のことです。

2013/11/08 ヘラジカのポロウが亡くなりました
 平成25年8月7日、国内最後の1頭となっていたシベリアヘラジカのポロウが死亡しました。15歳でした。
 鉄の扉をたやすくへこませるほどの脚力を持ちながら、普段は穏やかな瞳と動きが魅力的でした。また、嫌なはずの獣医の治療に対しても比較的協力的で、こちらが助けられました。 伝染病予防法により、今後日本にヘラジカが輸入される可能性は低く、直接その姿をお見せできないのは残念ですが、来園者に対して長年ヘラジカという動物の姿、鳴き声、においなどを発信し続けてくれたことに感謝します。 また、ポロウをかわいがってくれた皆様、ありがとうございました。(ゆめみにゅーす VOL.30 平成25年11月5日付)。

2014/02/08 雪のなかのシベリアヘラジカ舎
「ポロウ」があと一年生きていてくれたらと思うと残念です(島貫様)。

2014/03/22 春の動物園まつり
バックヤードツアーで「ポロウ」が生きていた当時のナイトルームの説明がありました。ナイトルームから運動場を見ると、木陰から「ボロウ」が現れ鼻をすり寄せてくるのでは、という気がしました。

2014/04/01
旧ヘラジカ舎の桜が満開になりました。残ったままのシベリアヘラジカのプレートはいつまで見られるのでしょう?(島貫様)。

2014/10/30
いままで掲示されていた「ポロウ」についての説明書きが、全て取り払われました。新しく入るラマの受け入れ準備が始まったようです(島貫様)。

2014/11/07
シベリアヘラジカのブルーのプレート(2か所)が外され、ラマのもの(1か所)が取り付けられました。これでシベリアヘラジカを偲ばせるものが全て取り外されたことになります(島貫様)。

2014/11/08
長年慣れ親しんだシベリアヘラジカの表示が外され、これでシベリアヘラジカに関する一切の表示が夢見からなくなりました。そしてシベリアヘラジカに代わりラマの表示が出され、ラマ舎として新たに発足しました。


2015/03/29 & 30
ラマ舎(旧シベリアヘラジカ舎)の桜が今年も見事に満開となりました。この桜を見ると、ここにいた今は亡きシベリアヘラジカの「ポロウ」を、どうしても想いだしてしまいます(島貫様)。

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