名 前 |
カイウサギ、日本白色種 |
学 名 |
Oryctolagus cuniculus |
英語名 |
Japanese White Rabbit/House Rabbit |
分 類 |
ウサギ目ウサギ科カイウサギ属 |
分 布 |
ヨーロッパの穴ウサギが原種。2000年前から家畜化。 |
生 態 |
夜行性。食性は植物性。野草、乾草、野菜、果物など。
食糞: ウサギは、消化の悪い繊維質を盲腸にため、それを腸内細菌(酵素)で発酵させ、タンパク質とビタミン(特にB)を含んだものに変える。これがやわらかい盲腸便と呼ばれるもので、これが出ると肛門に口をあて食べることから食糞と言う。ウサギの食糞は栄養補給のうえでなくてはならない。丸く乾いた糞は2度目の糞で盲腸便と比べると栄養価がない。現在、ペットで飼われるのは違う種類のものが多い。飼うときは、球根のある植物はダメなど、食べると病気になる野草、野菜、果物などがあり要注意。水を飲むと死ぬは間違い。ウサギの耳はデリケートなので耳を持って引っ張り上げるのは危険。飼いウサギは長いあいだ家畜だったので、日本の野ウサギと交わることはない。英語で、野ウサギは
Hare、飼いウサギは Rabbit と言葉が違う。ウサギの数え方は一般的に1羽、2羽、動物園では1匹、1頭または1点と数える。平均寿命は、6~8年、最高寿命は40年。 |
夢見処 |
夢見にいたのは、カイウサギのうち、白い毛と赤い目が特徴の日本白色種らしい。【写真左上】春と秋の動物園まつりの「ふれあいコーナー」では、川崎市高津区にある福田牧場からカイウサギが参加、子供たちのお相手を務めてくれる。【写真左下】 |
備 考 |
日本白色種は日本の野ウサギを家畜にしたものではなく、フレミッシユジャイアントとニュージーランドホワイトの交雑種で、明治時代、日本で作られた。どちらの先祖も2000年前のローマ時代までさかのぼり、ヨーロッパの穴ウサギを家畜にしたもの。飼いウサギが最初に日本に来たのは16世紀にオランダからで、明治以降は毛皮と肉を取るため盛んに飼われ、1939年には660万羽いたが、現在は少ない。アンゴラウサギは日本で第2次大戦中、兵士の防寒着を作るため飼育数が世界一になったことがある。 |