名 前 |
カケス(橿鳥、懸巣、?) |
学 名 |
Garrulus glandarius |
英語名 |
Jay |
分 類 |
鳥綱スズメ目カラス科カケス属 |
分 布 |
ユーラシア大陸中部~南部。日本では全国の平地、林。冬は暖かい所に移動するものもいる。松、杉などの樹の上3~10cmに皿状の巣を作る。 |
形 態 |
全長33cm。成鳥は額から頭のてっぺんまで白と黒のまだら模様。喉、腹は白、目の周りや尾羽は黒。後頭部、背面、胸部等は葡萄褐色。羽の色が美しく特に基部は黒、白、青がだんだら模様を作る。くちばしは鉛色で先が黒。雌雄同色。 |
生 態 |
日本全国の平地、山地の森林に生息。繁殖期は縄張りを形成。雑食性。主食は昆虫だが果実、種子も食べる。他の小鳥のひなを食べることもある。信州・美濃地方では「カシドリ」の異名もありカシ、ナラ、クリの実を地面や樹皮の間等の一定の場所に蓄える習性がある。冬は木の実が主食で蓄えた実を食べ冬を越す。マツ、スギなどの樹の上3-10mに枝で皿状の巣を作る。1腹5-6個の卵を産む。抱卵期間は16-17日、雌雄協同で抱卵。雛は17-20日で巣立つ。「ジェー、ジェー」としわがれた声で鳴く。英語名の「Jay」はこの鳴き声に由来。他の鳥の鳴き声や物音の真似が巧く、林業のチェーンソーや枝打ち、木を倒す時の作業音を「ジェージェー」の間奏を入れ再現する。飼い鳥で人に慣れると人語の真似も。 |
夢見処 |
水禽舎のなかにある野鳥舎は、野生の鳥リハビリ用ケージで、怪我で保護された野鳥が、ここで元気になり野生に復帰できるまで療養している。2006年5月28日、手羽先部分が切り落とされたカケスが保護され、野鳥舎に2006年5月28日入園した【写真左】。飛べないので樹のうえに駆け上がるなど、美しい姿とともに人気を集めていたが、同年8月18日亡くなる。 |