名 前 |
メジロ、目白、繍眼児(漢語に由来)、「はなすい」と「はなつゆ」(地方名。花の蜜を好むことから)。 |
学 名 |
Zosterops japonicus |
英語名 |
Japanese white-eye |
分 類 |
鳥網スズメ目メジロ科メジロ属 |
分 布 |
東アジアから東南アジアにかけ分布。日本では冬季の寒冷地を除き全国に広く分布。 |
形 態 |
全長約12cmで、スズメよりも小さい。翼開長は約18cm。緑がかった背と暗褐色の羽を持ち雌雄同色。目の回りの白色部(アイリング)が和名の由来。 |
生 態 |
雑食。花の蜜や果汁を好み育雛期には虫なども捕食。蜜を求め南から北へ移動するものもいる。早春はツバキや梅の花に群がり「チー、チー」と地鳴きを鳴き交わす様子が観察される。ソメイヨシノが開花すると、ヒヨドリや雀と共に花に群がる。非繁殖期は山地から平地に移動、群れで行動し、カラ類(シジュウカラなどの小鳥類)と混群を形成し、繁殖期は番いで分散し2羽で鳴き交わしながら花から花へと飛び回る。睡眠時は群れ全体でかたまり枝にとまる。冬は、アシ原で観察されることから、アシに着いた昆虫を採食していると思われる。平均寿命は野生下で3~4年、飼育下で7~8年、最高寿命は10年。 |
夢見処 |
了源寺前の広場に梅の大木があった当時、梅の花にスズメより小さい鳥が10羽ほどつぎつぎと群れで飛来、夢中で花の蜜を吸っていた。目の周りが白いのですぐにメジロと分かる。木の下には沢山の人がお弁当などを広げていたが、メジロに気付く人は少なかった。現在、この梅の古木は伐採されたためメジロの姿はない。 |