名 前 |
シマスカンク (縞スカンク) |
学 名 |
Mephitis mephitis |
英語名 |
Striped Skunk |
分 類 |
哺乳綱食肉目イタチ科 |
分 布 |
カナダ中部から米国全域、メキシコ北部 |
形 態 |
体色は雄は黒く、雌は茶色や茶色を帯びた黒。頭頂から尾にかけ背中に白い筋があり途中で2本に分かれるが尾の付け根近くで再び一本になる。顔にも白い筋があるが個体差あり。四肢は短く爪は長くて鋭い。体長25~40cm、尾長18~44cm、体重1~3kg。 |
生 態 |
敵である肉食獣がくると、背を丸め尾を立て威嚇、後向きで肛門付近の臭腺から分泌液をスプレー状または液状で1~4m以上発射する(ガスではない)。この液は視覚や嗅覚を一時的になくし、失明させる効果もある。1回の噴出量は数滴だが強烈な悪臭は風向きにより1km先まで届き、付着した臭いは何時間も消えない。この効果により、ボブキャット、コヨーテなどの他、ピューマなどの大型動物にも襲われることは稀で、嗅覚の鋭いオオカミなどで、この臭いをかいだものは、スカンクの姿を見ただけで逃げ出すと言われるが、反面、車に轢かれやすいというリスクも指摘されている。夜行性で、昼は木の根の洞や地面に掘った巣穴で休み、夜、活動をはじめる。食性は主にバッタやコオロギなどの昆虫、ネズミなどの小動物、魚、カニなどや、果実、木の葉など。単独性で、主に草地や森林に生息、農耕地や市街地など多様な環境にも適応、稀に標高4000mの高地にも姿を見せる。気温の低い時期は冬ごもりが知られる。一夫多妻で、1年に一度繁殖、2~4月が繁殖のピーク。妊娠期間は60~80日、1産2~10子、通常5~6子を出産。
生まれた子の体重は 32~35gで、子育ては雌が単独で行う。授乳期間は6~7週、雌雄共に10ヵ月程で性成熟する。飼育下での寿命は8~10年、野生ではもっと短い。感染症などから子の死亡率は高く、最初の1年を超せる個体は少ない。 |
夢見処 |
ここでは手術で臭腺は取って展示している。夢見定食は、煮サツマイモ、煮ニンジン、キャベツ、リンゴ、バナナ、ミカン、イヌ用人工飼料、鶏頭、解凍した冷凍アジ。 |