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Japanese deer
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名 前 ホンシュウジカ(本州鹿)、ニホンジカ(日本鹿)
学 名 Cervus nippon centraris
英語名 Sika deer, Japanese deer
分 類 偶諦目シカ科。日本には7亜種が生息、北へ行くほど体や角が大きくなる。
分 布 日本(本州~屋久島)、朝鮮半島、中国、ベトナムの草地が混じった森林に群れで住む。
形 態 立派な枝角は繁殖期が終わる12~3月の春までに角座(角の根元)から古いものが落ち,初夏になると袋角から新しい角が成長、秋の発情期に枝角となり、野性の鹿はオス同士が角をぶつけ合ってメスを争う。
生 態 頭が良く基本的には薄明薄暮性だが、狩猟期には夜間に活動することが多い。草食性で木の芽,草、葉,木の実。
夢見処 夢見にいるのは丹沢の林から1972年に来たもので、毎年バンビが2~3頭生まれている。夢見定食は、サツマイモ、ニンジン、モヤシ、草食獣用人工飼料、フスマ(小麦の外皮)、ルーサン(アルファルファ、マメ科の多年生牧草)、ヘイキューブ(枯れ草を立方体に圧縮成型した飼料)。
備 考 近年生息数が増えたことから、人の生活エリアに出没、農作物被害が増えている。東京都内では青梅市から奥多磨町周辺に生息。




2003/06/29~30
子どもが2頭生まれました。




2004/07/24
バンビが一頭いるのを発見。今週前半に生まれたようです。【写真右】

2004/07/31
もう一頭生まれました。この数日内のようです。




2005/03/19
ホンシュウジカは現在10頭います。

2005/05/20
これから出産期を迎えます。
(毎日新聞神奈川版)

2005/06/26
現在9頭います。この春2頭のメスが出産しましたがお乳が出ず育ちませんでした。あと2頭が妊娠しているようです。

2005/07/02
1日朝、オスの赤ちゃん誕生。双子でしたが、後から生まれたメスは死産でした。母親は若いメスで子育てには慣れていないようです。無事に育ちますように。【写真右】

2005/07/09
朝、赤ちゃん誕生。1日の朝に生まれた子供も母乳で元気に育っています。これでこの春生まれた子供は2頭になりました。

2005/07/17
2頭の子供は元気です。本能でそうしているのか、広い鹿舎の隅の目立たない場所に、いつも2頭で寄り添っています。

2005/07/23
子供はお腹が空くと近くの鹿の下にもぐりお乳を探します。意識して母を捜す様子でもなさそうです。角の生えたオスのところまで探しに行くため、お乳に行き当たるまで何頭もの鹿の下にもぐります。子供のうち1頭は毛が抜け「鹿の子斑」がありません。病気ではなくアレルギーかも知れないということでした。

2005/07/30
「鹿の子斑」がなかったバンビに「鹿の子斑」が出始めました。これで一安心です。

2005/08/06
7月2日に生まれ「鹿の子斑」が出始めたバンビは、普通の子と同じ外見になりました。母乳アレルギーの影響か9日に生まれた子供より小さく見えます。

2005/09/23
ホンシュウジカの角はオスだけです。今の季節、角は伸びきって袋角から枝角になりました。
(夢見ヶ崎動物公園、宇田さん)




2006/04/22 & 2006/05/06
全部で9頭いました。

2006/06/01
5月31日更新の公式HPによると、30日、赤ちゃんが誕生しました。今年初めてです。【写真右】

2006/06/06
30日に生まれたバンビが、昨5日亡くなりました。また2本角のオスが、リーダーとのトラブルで脳・神経の外傷性障害から亡くなりました。

2006/06/10
現在8頭いますが、この春から夏にかけて3頭生まれることが期待されています。

2006/06/20
13日に1頭、15日に2頭生まれました。15日の1頭目は親が面倒を見ないため亡くなり、現在、2頭のバンビがいます。

2006/07/16
現在、今年生まれた2頭を含んで9頭います。

2006/08/17
今年3頭目のバンビが15日誕生しました。【写真右】

2006/08/19
15日生まれのバンビは順調に育っています。遅く生まれた気もしますが、ここでは11月に生まれた記録もあるそうです。

2006/09/06 よろしくね H.18.6.1~8.31
・ ホンシュウジカ(♀・♂・♂)6月13日・15日・8月15日生まれ
(ゆめみにゅーす VOL 1)

2006/09/06 ありがとうやすらかに H.18.6.1~8.31
ホンシュウジカ(♂)6月6日死亡
(ゆめみにゅーす VOL 1)

2006/09/20
3頭のバンビの性別です。6/13 生まれメス、15日生まれオス、8/15 生まれもオスです。
(ゆめみにゅーす VOL 1)
ホンシュウジカはハーレム社会なので、オスのバンビは、いずれここを離れることになるでしょう。

2006/09/23 秋の動物園まつり
成獣で体毛に斑点があるのは夏毛です。これから徐々に冬毛に変わります。
(リレーガイド、宇田さん)

2006/10/08
ボス(オス)1頭、メスと子どもが10頭、オスが1頭います。先週からオスが鳴き始め恋の季節が始まりました。ボスの角も立派になりました。もう1頭のオスは、ボスに追いやられ、群れから離れて暮らし始めました。

2006/10/11
9日、オスの角が柵に引っ掛かり左角の先が折れました。

2006/10/18
群れから離れていたオス(2歳)がリーダー(ボス)の角に突かれ17日亡くなりました。突傷が肺に達し(胸郭尖孔による呼吸困難・ショック状態)手の施しようがなかったため、やむを得ず安楽死させたそうです。14日に見たときは鹿の世界の掟とは言え、群から追いやられ、怯えながらも、運命を悟ったような、訴えるような表情を見せていたのが忘れられません。【写真右】




2007/01/12 ありがとうやすらかに H.18.9.1~12.31
ホンシュウジカ(♂)10月17日(外傷による呼吸困難。治療を試みたが回復が見込まれないため安楽死)
(みさとワールド VOL 2)

2007/03/08
リーダーである雄シカ(折角)が横浜市野毛山動物園に婿入りしました。立派な角と子作りの実績が認められてのことだそうです。ここでの将来のリーダーは、残された若雄2頭に託されますが、立派な角が生えるまで、あと2年はかかるそうなので、しばらくは平和が続きそうです。
(ブログ「動物園からの手紙」)

2007/03/10
成人雄シカが婿入りしたため、現在は9頭です。ボスの庇護がなくなったためか、全員で外を警戒する雰囲気でしたが、舎内は平和そのものでした。

2007/03/21 春の動物園まつり
ここにいたオスは野毛山に行き、現在、夢見には成人のオスがいないという説明がありました。
(リレーガイド、宇田さん)

2007/04/07
野毛山に行ったオスがチャント勤めを果たしてくれていたそうで、今年もバンビが何頭か期待できそうです。

2007/05/10
この春は3頭の出産が期待できるそうです。

2007/06/13
今年最初のバンビが昨日または今朝生まれました。

2007/06/14
ひよっこさんの「夢見zooにいったきたよ」によると、生まれたのは12日朝だそうです。可愛い写真が出ています。

2007/06/15 今までありがとう
ホンシュウジカ(♂) 3/7 野毛山動物園へ
(ゆめみにゅーす VOL 4)

2007/06/15
ブログ「動物園からの手紙」に12日に生まれたバンビの飼育スタッフでなければ撮れない写真が出ています。

2007/06/16
15日、2頭目のバンビ誕生。今年のバンビたちは鹿の子模様がはっきりしています。【写真右】

2007/06/23
午前、3頭目のバンビ誕生。これで、この春予定の出産は無事終了しました。詳しい様子は「夢見zooへいったきたよ」でどうぞ。

2007/09/06 新しい仲間です 6/1~8/15
ホンシュウジカ(♂) 6/12 誕生
ホンシュウジカ(♀) 6/15 誕生
ホンシュウジカ(♂) 6/23 誕生
(ゆめみにゅーす VOL 5)

2007/09/08
カラスが巣作り用にシカたちの毛を抜き始めました。そっと後ろから忍び寄り、太い嘴で毛をむしり取ると「痛っ」と振り向いたり立ち上がったりしますが、平和主義者?の鹿たちはカラスを追い回すようなことはしません。【写真左】

2007/11/03
数えたら12頭いました。うち角のある子供のオスは2頭いますが、ボス争いは当分先のようです。

2007/12/03
ここには、角の先が真っ直ぐなのと、角の先端が二股に別れた2頭のオスがいます。2頭ともまだ子供の筈ですが、2日現在、勢力争いの兆しが見えてきたのか、角の先が真っ直ぐなほうが群れに中心に居て、もう1頭は仲間はずれに近い状態です。一番奥が二股角、その手前が真っ直ぐな角のオスです。【写真右】




2008/06/21
去年の3月、オスが野毛山動物園に行ったので、今年の出産はないと思っていましたが、今日、2頭生まれていました。父親は2頭の若いオスのようです。黒っぽいのは今日。【写真左の左】、
茶は今日か昨日あたりに生まれたようで、【写真左中】
2頭とも元気にカラスを追いかけたり、カメラを向けると何だろうと寄ってきます。茶のほうはひとりで樹の下で寝ていますが、黒っぽいほうは両親にべったりくっついて甘えていました。【写真左の右】

2008/06/28
2頭のバンビは元気です。人を怖がる様子もなく、歩道脇の金網に寄りかかりぐっすり寝ていました。

2008/07/05
2頭のうち、後で生まれ親に甘えていた黒っぽい仔の姿が見えませんでした。


2008/07/13
黒っぽい仔が戻ってきて丸まって寝ていました。本格的な夏に入り、湿気のある暑さと熱帯夜が続いているためか、育ちが悪く、大きさは小さなままで元気がありません。【写真上①】
その前に生まれた茶の強い仔は随分大きくなり元気です。【写真上➁】

2008/07/20
久しぶりに数を数えると、全部で17頭いました。角の生えたオスは4頭、うち2頭の角は少し大きく、今回生まれた2頭のバンビの親になるのでしょうか。小さい角のほうが2頭です。そしてメスが7頭、今年生まれた仔が2頭です。体格が小さい黒っぽい仔は、茶に比べ相変わらず元気がなく、大きさも小さいままですが、元気に育って欲しいものです。

2008/08/02 元気のないほうのバンビは、風通しの良い通路側に座っていました。カラスが毛をむしりに来るため、わざと人に近いところに座っているようで、時折親も付き添っています。

2008/08/23
育ちの悪かった仔は、大きさは相変わらず小さいものの、黒っぽかった体の色が薄い茶色に変り、食事も大人と一緒にワラを食べ元気な様子です。【写真上③】

2008/08/30
ことし3頭目のバンビ誕生。大きさから見て昨日か今日生まれたようです。このところの雷雨続きでシカ舎は水浸し、無事に育ちますように。【写真上④】

2008/09/01 ★動物たちの主な移動(平成20年6月1日~8月31日)★
ホンシュウジカ(♂♀、繁殖)、ホンシュウジカ(♀♀死亡)
(ゆめみにゅーす VOL 9)

2008/09/06
先週生まれたバンビの姿はありませんでした。無事でいるとよいのですが。数えたところ全部で13頭、仔鹿は6月に生まれた2頭ですが、カラスが巣作りのため、鹿の毛を抜きにきています。

2008/09/13
本日も全部で13頭いましたが、仔は1頭のみでした。

2008/09/23
相変わらず仔は1頭居るのみです。秋の動物園まつり、リレーガイドの説明では、この1頭を指し、今年生まれた仔と紹介していました。今年は全部で3頭生まれたはずですが、あとの2頭はダメだったのかも知れません。

2008/10/12
一番大きな個体の角が切られていました。闘争を防ぐためでしょうか。

2008/10/26
仔を含め全部で13頭いました。





2009/03/14
春の嵐でシカ舎の大木が倒れました。シカたちは無事だったようです。【写真上①。奥の鳥居は浅間神社】

2009/05/02
お腹の大きなメスが目立つようになりました。例年6月くらいから出産シーズンに入りますが、今年は何頭生まれるのでしょう。【写真上➁】

2009/05/30
27日、今年最初のバンビが誕生しました。【写真上③】
母親が神経質なのか舐めすぎでだいぶ毛が抜けちゃってます。昨年はうまく育たなかったので今年は何とか。
(ブログ「動物園からの手紙」)
お腹に大きな傷のようなものがあり、誕生直後、カラスにやられたのかと心配しましたが、母親の舐めすぎだったそうです。無事育ちますように。

2009/06/02
昨日夕方、今年2頭目のバンビが誕生しました。
(ブログ「動物園からの手紙」)

2009/06/05
今年生まれた2頭のバンビが亡くなりました。5月27日生まれは衰弱で、6月1日生まれは口蓋裂の奇形が原因です。血統が濃くなってきたためか、このところホンシュウジカの仔の生育が思わしくありません。
(ブログ「動物園からの手紙」)

2009/06/20
17日に3頭目が生まれました。
(ブログ「動物園からの手紙」)
どうか無事に育ちますように。

2009/06/24
21日に今年4頭目が生まれ、23日に生まれた5頭目は亡くなりました。これで今年の出産シーズンが終わりました。マーコールとホンシュウジカの新生仔生存率が低くなっているのが気がかりです。
(ブログ「動物園からの手紙」)

2009/06/27
今年生き残った2頭のバンビは順調に育っています。まだ小さいためお乳を貰うとき以外は群から離れ木の下などにポツンと座っています。

2009/07/06
お誕生日がわかっているのは、ルリ(2003.6.30 ♀)、ルー(2003.7.1 ♀)、ローラ(2005.7.2 ♀)です。
(ブログ「動物園からの手紙」)

2009/07/19
暑い夏を迎え、オスは角が生え始めています。まだ柔らかそうですが、立派に枝分かれしていました。
今年生まれたバンビ2頭は元気に育っていますが、水に入ることを覚え、気持ち良さそうに涼んでいました。【写真上④】

2009/08/18 ★動物たちの主な移動(平成21年6月1日~平成21年7月31日)★
ホンシュウジカ(性別♀x2:繁殖)
(ゆめみにゅーす VOL 13)


2009/10/06
1日、ホンシュウジカ4頭の角きりをおこなわれました。
(ブログ「動物園からの手紙」)
秋の繁殖期を迎え、オスの袋角が尖って角に変ってきたため、闘争でシカたちが怪我をしないよう毎年行われています。武装解除されたオスは、いままでどおりメスの間にどっかと座り威張っている積りですが、自慢の角がないため、シカよりはウシみたいな姿となり、貫禄にはイマイチ欠けるようです。【写真上①】

2009/10/24
角を切られたオスたちは、繁殖期に入る秋の儀式、角突き合いを始めましたが、角なしでは何とも恰好がつかず、ドスンと体がぶつかるだけ。本人たちもそれを気にしているらしく、切られた角痕を鹿舎内にある金属パイプの柱にぶつけ、カチンという音を出してウップンを晴らしています。一方若いため角を切られなかった鹿が一頭おり、右と左で大きさが違う小さな角を生やしていますが、秋の儀式に参加するには若すぎるようです。【写真上➁】

2009/10/31
カラスが巣作りを始めたようで、ホンシュウジカの受難の季節が到来しました。単独で座っている鹿の周りにカラスが寄って来て毛を抜くため、【写真上③】
大人の鹿たちが子供を集め、それを囲むようにして守っていました。【写真上④】
シカは全部で12頭いました。「ブログ「動物園からの手紙」」によると、29日、メス1頭、オス2頭が「埼玉県こども自然動物公園」に搬出されました。ここにはいままでホンシュウジカがいなかったようです。

2009/11/03
夕方、薄闇のなか、角を切られ武装解除されたオス同士が、角がないため頭を直接合わせ押し合いしていました。縄張り争いの闘争の真似事のようですが、角がなくては何ともサマになりません。これを眺めていると、2頭ともこちらに気付き、こちらばかり気にして押し合いを止めてしまいました。2頭とも、これが恰好悪いということをどうも意識していたようです。【写真右】

2009/11/21 ホンシュウジカの除角を実施しました。
 秋はホンシュウジカの繁殖シーズンです。オスは立派に成長した角を突き合わせメ スを奪い合います。この時期のオスは目がすわって気性が荒くなり、動きも激しくなります。
 本来シカの角は春になると落ち、秋に向けて再び生えるというサイクルを繰り返しますが、飼育員やシカ同士のケガを予防する目的で、10月1日にホンシュウジカのオス4頭の除角(角切り)を実施しました。
 除角するために、まず、吹矢でシカに麻酔薬を投与し、眠ったシカを職員数人で息を合わせて押さえつけました。その後、ノコギリで角を切り落とし、最後に麻酔拮抗薬(麻酔薬 の効果を打ち消す薬)を注射し、除角作業は無事終了しました。【写真左奥:除角前】、【写真左中:除角中】、【写真左手前:除角後前】
(ゆめみにゅーす VOL 14)

2009/11/21 ★動物たちの引っ越しについて★
 動物公園にいる動物たちも他の動物園などへ引っ越しすることがあります。この「引っ越し」とは、展示施設の拡充や希少動物の繁殖などの目的のために、動物園間で動物を賃借・譲渡し合うことです。
 10月29日にはホンシュウジカのオス1頭、メス2頭が「埼玉県こども動物自然公園」へ搬出されま した。
 また、12月2日にはハートマンヤマシマウマのイブキ(オス)が「福山市立動物園」へ搬出予定です。イブキは昨年の9月13日に生まれた個体で、母親のミドリに育児放棄されてしまったという経緯があります。職員一丸となって世話をしたこともあり、順調に育ってくれたイブキ、新居へ行ってもグラウンドで元気に駆け回って欲しいものです。
(ゆめみにゅーす VOL 14)

2009/11/21 ★動物たちの主な移動(平成21年8月1日~平成21年10月31日)★
ホンシュウジカ(性別♂×1、♀×2:譲渡)
(ゆめみにゅーす VOL 14)




2010/03/14
数えたところ、去年の秋と同じ12頭でした。例年5月からの出産シーズンには何頭生まれるのでしょう。



2010/05/01
春を迎え、これからツノが伸びるため痒いのか、しきりに去年の秋に切られたツノの根元を金属柱に擦りつける姿が見られました。【写真上①】

2010/05/29
今年最初のバンビ誕生。昨日か今日生まれたようで鹿の子模様も完全に生え揃っていないのが母のお乳を一生懸命飲んでいました。
お腹が空くと母の後を追い始めます。【写真上➁】
飲んでいるときは無我夢中。【写真上③】
お腹一杯になると休憩。【写真上④】


2010/06/05
先週生まれたバンビの姿が見えません。ブログ「動物園からの手紙」によると亡くなったそうです。「毎年仔を舐め過ぎてしまう母親の仔だったので」とあり、確かに授乳中は異常なほど仔を舐めてばかりいました。【写真上①】

2010/06/10
ホンシュウジカの仔2頭が亡くなりました。
(ブログ「動物園からの手紙」)
この春2頭生まれた?ことになりますが、今年無事に育った仔はまだいません。

2010/06/12-13
3頭目の仔が生まれていました。鹿の子模様もきれいに生え揃っています。母親と一緒に昼寝したり、甘えたり、ときおり母から離れ隣のクジャク舎を覗いたり、先日仔を亡くした舐めすぎのメスのところに行き、お乳を貰ったりしています。ホンシュウジカの仔はお乳を貰う相手は誰でもよいようで、自分より大きなシカがいると、お腹の下に潜り込みますが、それがオスのときは「あっち行け」といった仕草をされることもあります。
母のそばでお昼寝。【写真上➁】
目が覚め甘える。【写真上③】
お隣のインドクジャクに興味津々。【写真上④】

2010/06/16
上の写真の12日には生まれていたバンビは、メスだったそうで、無事に育ちそうとのことです。
(ブログ「動物園からの手紙」)

2010/06/19
バンビは元気です。今日も母親の近くでぐっすり眠っていました。



2010/07/03
話題の多いホンシュウジカ - 新しい赤ちゃん誕生。無事に育てば今年2頭目のバンビになります。6月12日生まれのメスは無事に育っています。オスの大人は柔らかい袋角が大きくなってきました。
左樹の囲いの右下に小さな姿が。【写真上①】
6月生まれのメスの仔は元気。【写真上②】
角が伸び始めた若いオス。【写真上③】

2010/07/10
ホンシュウジカのバンビ2頭は無事に育っています。

2010/07/19
数えたところ、今年生まれた仔2頭を入れて、全部で14頭いました。

2010/07/24
2頭の仔は元気に育っています。

2010/08/07
オスのホンシュウジカには、立派な袋角が生え揃いました。この角、中国では袋角のうちに切り取り漢方の薬として高く取引されているそうです。切った角はまた生えてくると何かの本で読んだことがあります。【写真上④】

2010/08/14
今年は6月12日にメスが、7月3日にもう1頭生まれ、どちらも元気に育っています。7月に生まれた仔は、大人に混じって元気に草を食べていました。

2010/08/18 ★動物たちの主な移動(平成22年5月1日~平成22年7月31日)★
ホンシュウジカ(性別♀X2:繁殖)
(ゆめみにゅーす VOL 17)

2010/09/21
20日に行われた「秋の動物園まつり」での説明によると、オスの角が袋角から尖った角に変化してきたため、22日(水)に角切りが行われる予定です。
秋の闘争の時期を前に鋭くなったオスの角と、手前は今年生まれた仔。【写真右】

2010/09/25 武装解除で闘争シーズン始まる ~ ホンシュウジカ
角切りが行われてすぐ繁殖シーズンを迎えての闘争が始まりました。成人オスの顔つきが精悍になってきて、メスの群れのなかでは大威張りですが、見事な枝角はすでになく迫力はイマイチです。それでも本能に燃えてか闘争の真似事をするのですが、絡ませ押し合う角がないとあって、頭をゴチンゴチンぶつけるしかなく、ぶつける本人たちもどうも勝手が悪いらしく闘争は長続きしません。今年生まれた仔に角はないようですが、昨年生まれた未成年のオスの児には枝角ではなく一本角があります。この児たちは角切りの対象外のため、まあまあ見栄えのする頭をしていますが、群のなかでは子供扱いされています。
繁殖シーズンを迎え殺気立ってきた成人オス。面構えは精悍だが肝心のツノが切除済みで迫力はイマイチ。【写真上左】
昨年生まれた一歳児(一本角)は未成年で角切りの対象外。その後ろでは成人同士の闘争が始まる。【写真上中】
始まった闘争。でもツノがないため頭をゴツンゴツン。やってる同士も勝手が悪そうで長続きしない。【写真上右】

2010/11/11 ★ピックアップ動物★ ホンシュウジカ
分類:哺乳綱 偶蹄目 シカ科
 ホンシュウジカは、ニホンジカの地域亜種の一つで本州に生息しています。国内に分布しているニホンジカはホンシュウジカを含め、エゾシカ、キュウシュウジカ、ツシマジカ、マゲジカ、ヤクシカ、ケラマジカの7つの地域亜種に分類されています。
 動物公園にいるホンシュウジカは、神奈川県の丹沢山地に生息していたシカの子孫になります。【写真左】
 シカ科の動物はオスにだけ角が生え(トナカイはメスにも生えます)、毎年生え替わります。ホンシュウジカの場合は、毎年4月頃、頭に「こぶ」の様なものが生え、それが皮膚をかぶったまま延びて「袋角」になります。【写真右】
繁殖シーズンを迎える9月頃になると、オスは角を研ぐ様にしきりに木の幹などにこすりつけ、やがて皮膚が脱落して硬く鋭い骨質だけの角が完成します。この時期、オスは気性が荒くなり攻撃的になるため非常に危険です。繁殖期も終わり子ジカが生まれる4月頃になると、鋭く危険な角は自然に脱落し新たな「こぶ」が生える様になります。
 動物公園では、職員とシカの怪我を防止するために毎年9月下旬頃から10月にかけてシカの除角(角切り)を実施しています。今年は9月22日にオス4頭の除角を行いました。
(ゆめみにゅーす VOL 18)

2010/12/18
久しぶりに数えたところ全部で12頭いました。




2011/01/03
オスの成人で仲間はずれになっているのが一頭います。【写真右】
昨秋、角切が行われたため突き殺されることはないものの、群れから離れた隅に追いやられ、群に近づくと他のオスから追い立てられています。

2011/02/02 ★動物たちの主な移動(平成22年11月1日~平成23年1月31日)★
ホンシュウジカ(♂:交換)
(ゆめみにゅーす VOL 19)

2011/02/03
2010年11月1日~2011年1月31日の間にオスが1頭交換で出されました。
(ゆめみにゅーす VOL 19)
最近、仲間はずれになっていたオスの姿がないため、この個体と思われます。

2011/06/04
オスの袋角が大きくなってきました。【写真左奥】
そして今年最初のバンビが1頭誕生しました。【写真左】
この仔が母親から母乳を貰っている間に、赤ちゃんと見るとやたら舐めたがる他のメスに付きまとわれているのがちょっと心配です。無事に育ってね。

2011/06/11
毎春、複数のバンビが生まれており、今年も2頭目が期待できそうです。先週生まれた1頭目は、梅雨時の水はけの悪い環境の中でも順調に育っているようで、先週に比べ少し大きくなり、周りの変化にも反応を示すようになりました。
オスの袋角は先週より大きくなりました。オスの一頭が来園した親子のところにきて「ミューミュー」と大きな声で呼びかけています。「あれ、シカさん鳴いてるよ。何て言ってるの」。【写真右】

2011/06/18
この春生まれた仔はまだ1頭ですが元気に育っています。鹿の子模様がきれいに出ています。【写真左】
仲間外れのオスが一頭います。

2011/07/02
全部で12頭+バンビ1頭の13頭のままです。

2011/07/13
「ホンシュウジカやマーコールの出産も終わりいくつか残念な子もいましたが、なんとか今残ってる子達は元気に行けそうです・・・」
(ブログ「動物園からの手紙」)

2011/08/04 赤ちゃん発見
 夢見ヶ崎動物公園では、5月頃から新しい命が次々誕生しています。
 まずはホンシュウジカ。白い斑点模様は木漏れ日にまぎれ、敵に見つかりにくくすると言われています。【写真右】
 コモンマーモセットは前回のゆめみにゅーすで赤ちゃん誕生のニュースを取り上げました。その後、6月下旬に父親が突然死んでしまい、寂しい思いをしていたのですが、数日後、なんとお母さんの背中にまたも赤ちゃんの姿が…。子育てには、1月に生まれたばかりの上の子も協力してくれています。
 そしてマーコール。今年は3頭がすくすく育っています。生まれて2,3日で岩山を上り下りするたくましさです。
 今後も彼らの成長を温かく見守っていただきたいと思っております。
(ゆめみにゅーす VOL 21)

2011/08/04 ★動物たちの主な移動(平成23年5月1日~平成23年7月31日)★
ホンシュウジカ(♀1繁殖)
(ゆめみにゅーす VOL 21)

2011/08/12
オスが4頭いることを確認。

2011/09/01
台風12号が四国から山陰に抜け、その影響で強い風と雨が降りました。それが治まりかけたころ、シカたちは水溜りをさけ一列に並んで座っていました。今年生まれた仔も大人に寄り添いじっとしていました。【写真左】

2011/09/10
オスの角が伸びいままでの袋角が硬くなり枝分かれしてきました。【写真右】
例年、あと10日ほどで闘争シーズン前の角切りが行われます。カラスの巣造りの季節なのか、やたら毛をむしりにきて、みんな迷惑そうです。

2011/09/17
ホンシュウジカの角きりですが3頭は昨日(16日)切りました。今年はちょっと早めでしたね。
(ブログ「動物園からの手紙」)
角を切られたオスは左耳に黄色いタグがつけられていました。1頭だけまだ角が切られていないオスがいます。オス、メス合わせ全部で13頭いました。
角を切られた成人のオス。何やら不満そうなご様子でした。【写真左の左】
公開された切られた角の根本。角のなかの様子がわかります。【写真左中】
袋角がまだ残っていたため、一頭だけ角切りを見送られた若いオス。【写真左の右】

2011/09/19 秋の動物園まつり
角切りには、弱い薬で一時的に鹿の動きを止めるため、吹矢(金属製のパイプ)を使います。鹿に見つからないよう近くまで隠し持って行くのが大変です。
(バックヤードツアー)
1頭角を切られていないオスがいます、まだ角に袋角の袋がついていたため、16日は切るのを見送られました。
(動物リレーガイド)

2011/09/24
1頭角切りの済んでいないオスの角は、袋角の残りがまだ残っているようでした。

2011/10/15
全部で13頭いました。オスのうち袋角が残り1頭だけ角を切られていなかった個体も角を切られたようで、全員角がありませんでした。

2011/11/02
★動物たちの主な移動(平成23年8月1日~平成23年10月31日)★
ホンシュウジカ(♀2譲渡)
(ゆめみにゅーす VOL 22)

2011/11/05
数えたところ全部で11頭でした。

2011/11/20
今日は全部で12頭いました。

2011/11/23
夢見から若いメスが、22日、横浜の金沢動物園に到着しました。まだ緊張気味のため新しい環境に慣れるまで、アカシカ舎のサブ運動場で夢見名物「モヤシ大盛定食」を食べているそうです。運動場に出る練習をしてから一般公開されます。
(金沢動物園こぼれ話)

2011/11/23, 11/26, 12/03, 12/17 & 12/24
夢見のホンシュウジカは、夕方数えたところ全部で11頭でした。




2012/01/07, 02/04, 02/11, 03/03 & 03/18
年を越し、11頭いるのを確認しました。

2012/02/26
ホンシュウジカ舎に新しく紹介する掲示が出されました。
「シカは春と秋に、毛が抜け変わります。春~夏は明るい色・短い夏毛で、木漏れ日にまぎれるような白い斑点模様があります。秋~冬は暗い色・長い冬毛です。シカは初夏に出産するので、赤ちゃんは生まれた時から夏毛が生えています。」
「オスは、春の終わりころから柔らかい産毛の生えた皮膚に包まれた袋角が伸び始めます。秋には硬度が増し、外皮がはがれて枝角が姿を現し、オスはメスを奪い合うため、闘争をするようになります」
「動物園では、オスどうしの闘争でシカやヒトがけがをするのを防ぐため、枝角を短く切る「角切り」を行います。でも、角が完全になくなるわけではなく、よく見ると「切り株」が残っていて、春先にはポロッと取れ、また袋角が生えてきます。」


2012/03/14
若いオス同士、去年の秋の始めに切られた角の「切り株」を合わせ、闘争の真似をしていました。本気というより遊びといった感じでした。もうじき、その切り株も落ちてなくなります。【写真上①】

2012/04/21
この春は寒さが長引いたため、ホンシュウジカやマーコールなどの出産時期が遅れています。

2012/04/29
ようやく暖かくなってきましたが、ホンシュウジカ舎内の地面は周期的な雨でぬかるんでいます。群れを離れじっと地面に座り込んでいるメスが見られるようになりました。出産シーズン近づいたのでしょうか。

2012/05/05
群れを離れているメスは他のシカと相性が悪いため仲間外れになっている固体のようです。ホンシュウジカ舎でのこの春の出産の気配はまだありません。冬が長引いた影響でしょうか。

2012/05/13
オスのホンシュウジカの角が生え始めました。【写真上②】
これがだんだん大きな袋角になり秋の角切りが行なわれるまで伸び続けます。

2012/06/02
今年初めてのバンビがようやく誕生。今週、それもひょっとして昨日か今日生まれたようです。樹の下にじっと座っていましたが、お腹が空くとおぼつかない様子で「よいしょ」と立ち上がり、【写真上③】
母親をキョロキョロ探します。そしてカメラに気付くと「あれっ!何だろう?」と興味津々に寄ってきました。【写真左】
それから母親の下にもぐり込み、夢中でお乳を飲み始めました。【写真右】

2012/06/23
今月始めに生まれたバンビは大きくなりました。相変わらず母親にべったりくっついていますが、時には群れの真ん中で、皆に守られるように囲まれ座っています。【写真上④】
その後バンビは生まれていませんが、お腹の大きいメスも何頭かいるようですので、あと1~2頭期待できるかも知れません。


2012/06/24
先月中ごろから伸び始めたオスたちの袋角は随分大きく立派になりました。【写真左】

2012/07/07
今年生まれたバンビとその両親一家のスリーショット。バンビは親にしっかり守られて成長しています。【写真上①】

2012/07/16 & 22
数えたところ全部で12頭でした。

2012/08/06 ★動物たちの主な移動(平成24年5月1日~平成24年7月31日)★
ホンシュウジカ(♀1 繁殖)
(ゆめみにゅーす VOL 25)

2012/08/18
6月始めに生まれたバンビ♀。こんなに大きくなりました。ときには群れから離れ1頭でいることもあります。【写真上②】

2012/09/29
秋のオス同士の闘争シーズンが始まる前、鋭く伸びた角を切る時期が近づいてきました。去年は9月16日に行われましたが、今年はまだのようです。

2012/10/06
鹿の角切りが行なわれ、いままで生えていた立派な角がなくなっていました。武装解除された姿に「何か威厳ないなぁ」とは来園者の感想で、鹿たちも先日までの偉そうな態度はどこへやら「面目ない」といった情けない表情でした。【写真上③】

2012/10/08 秋の動物園まつり
「バックヤードツアー」と「動物リレーガイド」の説明によると、今年のホンシュウジカの角切りは10月2日に行われました。それまでに、発情したオスの動きから2頭のメスが犠牲になるという珍しい事故がありました。角切りは飼育スタッフがオスに吹き矢で麻酔を注射、眠くなったところで行なわれます。バックヤードツアーでは吹き矢の実演と体験が行なわれました。去年は生後1年の若いオスが吹き矢から見事に逃げ切って?短い1本角のまま冬を越しましたが、今年は、吹き矢と、新兵器のエアガンも使用、4頭全てのオスが武装解除されました。切除された角は公開されましたが、【写真上④】
角の切り口にはまだ血が通っていた痕も残っていました。その2本のずっしりした重さには、みんな驚いていました。

2012/11/03
今年6月始めに生まれて半年が過ぎたバンビ♀。まだ、母親と一緒にいることが多いのですが、母親に近い大きさになりました。【写真左】

2012/11/10
風の冷たい日は群れをつくり仔を真ん中にして風から守ります。【写真右】
この群れに参加できない個体はファミリーの一員と認めて貰えない仲間はずれということになります。

2012/11/22
8月1日~10月31日の間にメス2頭、オス1頭が死亡しました。
(ゆめみにゅーす VOL 26)

2012/12/01 & 08
数えたところ全部で9頭でした。




2013/01/01, 03/24 & 05/18
数えたところ全部で9頭いました。

2013/03/24 春の動物園まつり
夏と冬で毛の色が違います。夏の毛には斑点が見られますが、これは保護色です。
(動物ガイドツアー)

2013/04/20 飼育の日
春を迎えオスの角に袋角が生え始めました。【写真左】

2013/05/25
オスの袋角が柔らかいバナナの房みたいになってきました。【写真右】


2013/05/26
26日、日曜日、この日、ホンシュジカが一頭産まれました。 産まれたてなので、まだ足元も覚束無い様子でした。【写真上①~④】
母親は随分と警戒していました。
(島貫様)

2013/06/07
ホンシュウジカの赤ちゃん、生後12日が経ちましたが、順調に育っているようです。
生後12日目の赤ちゃん。【写真左】
(島貫様)

2013/06/08
5月26日に生まれたバンビは無事に育っています。奥のほう母親の脇でべったり座り込んでいることが多いため、なかなか撮影できません。16時、この日、閉園の時点で、この春生まれているのは、この1頭だけです(みさとワールド)。夕方、19時前、赤ちゃんが2頭に増えていました。母鹿の警戒ぶりは、マーコールやヤマシマウマの比ではなく、ストロボ焚くわけにもいかず、残念ですが綺麗に撮影できませんでした。
6月8日、17時ころ生まれたと思われる赤ちゃん。生後2時間以内の撮影。【写真右2枚】
(島貫様)

2013/06/09
飼育員さんに訊ねたところ、動物公園で誕生を確認したのは今日とのことですので、昨日の閉園後の夕方に産まれたのは間違いないようです。17時過ぎに行ったところ、木の裏側で動いてくれず、満足な撮影はできませんでした。
(島貫様)

2013/06/12
6月8日に産まれた、生後4日目のホンシュウジカの赤ちゃんと母親です。【写真左奥】
5月26日に産まれた生後17日目の赤ちゃん。【写真左手前の左側】と比べると、小さいのがおわかりいただけるかと思います。
(島貫様)

2013/06/14 夢見ヶ崎動物公園 ベビーラッシュに沸く
 幸区南加瀬の夢見ヶ崎動物公園がベビーラッシュに沸いている。マーコールの赤ちゃんが3頭、ホンシュウジカの赤ちゃんが2頭、9日までに誕生。同動物公園は夏に向け一層賑やかになりそうだ。
 マーコールの赤ちゃんは5月12日に雄1頭が誕生し、その後雌2頭の3頭が産まれた。健康状態に問題はなく、順調に成長しているという。栗色の毛並みに黒い斑点が特徴で飼育員によると「ミルクを飲む姿や岩山を駆け巡る姿を見ることができる」という。名前は、キンタロウ、キャンディ、キセキに決まった。
 ホンシュウジカの赤ちゃんは5月26日。【写真右】
と6月9日に雄2頭が誕生。栗色の毛並みに白い斑点が特徴で、普段は木陰に身をひそめて目立たないようにしているという。名前は2頭ともに検討中。
 同動物公園では「赤ちゃんの元気な姿をぜひ見に来てほしい」と来園を呼び掛けている。
(タウンニュース)

2013/06/15
ホンシュウジカ、オスの角が大分伸びてきました。【写真左奥】
まだ柔らかい袋角で、なかを血管が通っているのが陽に透けて見えることがあります。これが夏が終わるまでどんどん伸びコチコチに硬くなり、秋の闘争シーズンに入ります。動物公園では、安全のため闘争シーズンが始まる前に麻酔の入った吹き矢でオスを眠らせてから角切りを行なっています。

2013/06/22
この春生まれたのはこの2頭です。真ん中のバンビはずいぶん大きくなりましたが、まだお乳を飲んでいます。【写真左手前】

2013/06/26
ホンシュウジカの赤ちゃんは元気に育っています。この日は本格的な雨で雨宿りしていました。【写真右】
(島貫様)

2013/07/03 手摺を乗り越えないで!
今は春の出産シーズン。2頭のバンビが生まれホンシュウジカたちの神経はピリピリしています。金網の外に人や犬が近づいたり立ち止まっただけで、オスは家族を守ろうと警戒態勢に入ります。ところが手摺りを乗り越え、カメラを構えたり、ストロボを焚いたりして鹿を苛立たせる来園者がいます。野生の本能を持つ動物たちにとっては大変なストレスで思わぬ行動に出ることがあります。お互い信頼が持てるよう充分に注意しましょう。

2013/08/10
数えたところ、角の生えたオス3頭、メスと子供8頭の計11頭でした。

2013/08/10 ★動物たちの主な移動(平成25年5月1日~平成25年7月31日)★
ホンシュウジカ(♂2繁殖)
(ゆめみにゅーす VOL 29)

2013/08/12
何かちょっかいを出したのか、ホンシュウジカに攻撃されて飛べなくなったカラス。【写真左】
そのカラスを飼育員さんが保護して、バックヤードへ連れて行きました。【写真右】
厄介者のカラスまで保護しなければいけないのですからたいへんです。
(島貫様)

2013/08/17
オスの血の通った丸っこい袋角が、だんだん鋭く枝分かれした立派なものとなり石化し始めています。【写真右奥】
角の表皮が剥けると闘争用の武器完成、メスを巡る闘争が始まります。角試し?におせっかいなカラスが先日1羽やられたようです。動物園では、例年、鹿同士の流血を避けるため、麻酔を吹き矢で注射し角切りを行なっていますが、その時期は、角の表皮の剥け具合により決まるそうです。

2013/09/01
秋の闘争シーズンを前に、ホンシュウジカ、オスの角の表皮がだんだん硬くなってきました。

2013/09/06
ホンシュウジカ♂3頭のうち1頭は時期尚早とのことで、2日に予定していた角切りはもう少し先になるとのことです。
(島貫様)


2013/09/07
オスの角から紐のようなものがぶら下がっています。袋角だったとき角を覆っていた皮膚がむけ、その下に硬そうな白い角が見えていました。この様子だと角切りは今週中に行なわれそうです。【写真左】

2013/09/10 & 09/11
ホンシュウジカの角切り(除角)は、11日午前に行われました。【写真上①】は、除角の前日の写真です。
当日、お昼に行くと、除角は既に終わっていました。【写真上②】
無事に済んだようですが、3頭の♂はやはり元気が無く、柾園長のお話では、出血もあるし、麻酔の影響もあるのだろうとのことでした。
(島貫様)

2013/10/12 秋の動物園まつり
バックヤードツアーでホンシュウジカの角や除角(角切り)の説明がありました。【写真右】
今年は、例年より早く除角を行なったため、角の中でまだ血管が通っているものもあったため、のこぎりの刃が折れたりして大変だったようです。その後訪れたヘラジカ舎内には、いままで除角した角が保管されていました。【写真右奥】
(バックヤードツアー)

2013/11/16
巣造りに使うのか、カラスがホンシュウジカ、オスの毛をむしっていました。オスは何とも迷惑そうな顔です。【写真上③】

2013/11/23
秋の闘争シーズンが始まっています。角が切られているため、それほどの貫禄はありませんが、オスのボスが若いオスを鼻息荒く隅に追いやり、若いオスたちは小さくなっています。

2013/11/24 日吉まつり
13時から動物クイズをやりました。【写真上④】
(島貫様)




2014/01/31
園内立ち木の剪定作業が行なわれ、ホンシュウジカ舎内では、シカたちを片方に寄せて作業が行なわれました。
(島貫様)

2014/02/12 ★動物たちの主な移動(平成25年11月1日~平成26年1月31日)★
ホンシュウジカ(♂1死亡)
(ゆめみにゅーす VOL 31)

2014/02/08
雪が降ったホンシュウジカ舎の様子です。【写真左】
(島貫様)

2014/02/15
15日、ホンシュウジカ舎裏手の木の枝が雪の重みで下がっていました。【写真右】
(島貫様)

2014/02/19
雪で中断していた立ち木の剪定作業が再開されています。19日はホンシュウジカ舎、キジ舎と富士見デッキの間で、20日は了源寺前の芝生広場と、キジ舎と富士見デッキの間でやっていました(島貫様)

2014/03/22 春の動物園まつり
4月になると斑点模様の夏毛にかわりはじめます。
(動物ガイドツアー)

2014/04/04
先日の大雪で傷んだ、ホンシュウジカのところの樹木の剪定と伐採が行われました。
(島貫様)


2014/04/06
本格的な春を迎え、ホンシュウジカたちの表情もいままでと違い活き活きとしてきました。【写真上①】

2014/04/08
昨年の5月26日と6月8日に産まれたホンシュウジカの子供(共に♂)に、袋角が生え始めたことがわかるようになってきました。【写真上➁と上③】
ただ、どちらが5月産まれなのかはちょっとわかりません。
(島貫様)

2014/04/13 & 20
「何か用?」と近づいてきたオス。角のある場所が膨らみ始めていました。これから秋に向かい角がどんどん伸び始めることでしょう。【写真上④】
4/20 現在、ホンシュウジカは10頭、仲間はずれ(はぐれ)のオスはいないようです。

2014/05/10
ホンシュウジカ舎を訪れるたび、オスの袋角がどんどん伸びているのがわかります。【写真右】

2014/05/27
今年初めてのバンビが26日(月)誕生。性別は不明です。母親が仔を舐めすぎる嫌いがあるそうです。【写真左奥】
(島貫様)

2014/05/31
26日に誕生したバンビは思ったより小さいのですが無事に育っています。【写真左中】
いつも母親に寄り添いお乳を貰っています。【写真左】

2014/06/01 ホンシュウジカ、2頭目のバンビ誕生 ~ 誕生から立ち上がるまで
6月1日(日曜日)、14時38分、ホンシュウジカに2頭目のバンビが誕生しました。
(島貫様)
以下誕生の瞬間からから立ち上がるまでの様子(①~⑨)を島貫様からお知らせ頂きました。【写真下9枚】

①14時23分 仔の脚が出てきているところです。 ②14時37分 出産直前の様子です。 ③14時38分 出産直後の様子です。 ④日曜日だったので、来園者の注目を集めていました。
  
⑤14時52分、だいぶしっかりしてきました。 ⑥14時54分、なんとか立ち上がりました。 ⑦15時31分、お乳を貰っていました。 ⑧その後、母親が近づいてきたカラスを追い払っている間に転倒、まだ脚がしっかりしていません。必死で母親を探す赤ちゃん。
  
⑨柱の助けを借りようやく起き上がりました。右奥では先週生まれた赤ちゃんがお乳を貰っています。

2014/06/08
今年生まれたバンビはまだお乳を飲んでいますが、足腰もしっかりしてこんなに大きくなりました。【写真上中左】
もうカラスに襲われる心配はなさそうです。

2014/06/22
夕方、ホンシュウジカの仔が1頭増え3頭になっていました。昼頃誕生したそうです。今年生まれた3頭のなかでは一番丈夫そうでした。今回生まれたバンビとその親(右)と、その前に生まれた仔と親(左)。【写真上中右】
【写真上右】今回生まれた仔と親。【写真上右】
(島貫様)


2014/06/29
ホンシュウジカ舎にバンビは2頭しかいません。もう1頭はどうしたのでしょう。【写真上①】
オスの角が随分大きくなってきました。まだ袋角のままです。【写真左】

2014/07/02
工事中で、なかなか観察&撮影できませんでしたが、2日、なんとか3頭一緒のところを撮影できました。【写真上②】
(島貫様)

2014/07/06
今年生まれた3頭のバンビは順調に育っています。【写真上③】

2014/07/24
3頭の小鹿は元気に育っています。【写真上④】
(島貫様)

2014/07/25
雨の影響からか、苔むしたような緑色に染まったホンシュウジカ舎です。【写真右】
(島貫様)

2014/08/09
大きくなった今年生まれの小鹿たち。大人に混じって草を食むようになりました。【写真左奥】

2014/08/13  ★動物たちの主な移動(平成26年5月1日~平成26年7月31日)★
ホンシュウジカ(性別不明3繁殖)
(ゆめみにゅーす VOL 33)

2014/08/20
カラスがホンシュウジカの仔の毛を狙い始めたようです。【写真左手前】
(島貫様)

2014/08/25
すくすく育つホンシュウジカの仔 。【写真右】
(島貫様)

2014/09/06
ホンシュウジカ、オスの角は、袋角の袋である黒い皮膚が剥げ、白い鋭く光る角が見えてきました。恒例の角切りも近いようです。【写真左奥】

2014/09/13
今年生まれた3頭の小鹿たち。元気に育っています。【写真左手前】

2014/09/18
ホンシュウジカに纏わりつくカラス。【写真右手前】
(島貫様)

2014/09/23
ホンシュウジカの角切りは、昨年産まれた2頭のオスの小さな角がまだ伸びきっていないようで、まだ先になりそうです。また、今年産まれた3頭の小鹿の性別は未だ不明だそうです。
(島貫様)

2014/09/26
強いオスがメスを追いかけているのを見たもう1頭の弱いほうのオスは、インドクジャク舎側の樹の影に隠れるようにしていました。【写真右奥】
(島貫様)


2014/09/27
ホンシュウジカが発情期を迎えたようです。強いほうのオスが辺りを威嚇しながらシカ舎内を歩き回り、歩く先に他のシカがいると「邪魔だ」とばかり追い払います。【写真上①】
今年生まれた小鹿と母親は難を避けようと隅で小さくなっていました。【写真上②】
シカ舎中央には、威嚇を避けるためメスや若いオスが一塊になって座っていました。【写真上③】

2014/09/29
強い方のオスがハーレムを形成しているようです。【写真上④】
昨年産まれた若いメス2頭と、若いオス1頭は、インドクジャク舎と反対側の隅で小さくなっていました。【写真左右】
角切りが間近なようです。
(島貫様)


2014/10/01
この日の午前、角切りが無事に済んだそうです。写真は閉園後のものです。【写真上①②】
(島貫様)
2014/10/03 事故が起きなくて幸い
ホンシュウジカ舎には成人のオスが2頭います。繁殖期の闘争で傷を負ったオスが、これ以上傷つかないよう、ホンシュウジカ舎の隅、インドクジャク舎と接する場所に設置された避難コーナーに誘導隔離されました。【写真上③④】
アライグマ舎にあった「アズキ」愛用の金属製の水槽もここに運ばれ使用されています。【写真右】
(島貫様)

2014/10/08
3日に隔離されたオス以外に、ここにはオスは3頭いるはずなのに2頭しかいません。尋ねてみたところ、角切りの前日、30日に若いオス1頭が闘争で肺に達する傷を負い亡くなったことがわかりました。1日の差が悲劇を生みとても残念です。
【写真左奥】は、9月29日の若いオスのものです。このオスか、9月29日付で紹介した若いオスのどちらかが亡くなったことになります。繁殖のための闘争シーズンはまだ続いています。
【写真左中】は孤立している若いオスです。
【写真左手前】は、一番強いと思われるオスを中心としたハーレムです。
(島貫様)

2014/10/17
孤立している若い♂ 。【写真左】 (島貫様)

2014/10/21
群れとは別に一頭で食事する若い♂がいます。群れのリーダーの♂がこの若い♂を追い回すのを見掛けることがあります。いくら角を切ったところで、♂の繁殖期に特有の気性の荒さは変わりありません。
(島貫様)

2014/10/29 & 30
群れに入れずに孤立している♂のため、離れた場所3か所くらいに餌が置かれています。
(島貫様)


2014/11/06
この日は、孤立していた♂が群れの近くにいました。繁殖期も終わりに近づいているのかもしれません。【写真上①】
(島貫様)

2014/11/07 シカの角切りを行いました
毎年春になると伸び始めるホンシュウジカの角。秋には立派に大きくなって皮がむけ、♂同士の闘争が始まります。限られたスペースで飼育している動物園では危険防止のため、今年も角切りを行いました。吹き矢で鎮静剤を打ち、眠くなったところで一気にのこぎりで切りました。今は切り株になっていますが、来年の春にはこれがポロリと落ち、また新しく生えてきます。
【写真左:大きな角が無いので一見メスにみえるかもしれません】、
【写真上②:角はごつごつです。今年も、のこぎりの刃が何枚も折れました】
(ゆめみにゅーす VOL 34)

2014/11/07 ★動物たちの主な移動(平成26年8月1日~平成26年10月31日)★
ホンシュウジカ(♂1 死亡)
(ゆめみにゅーす VOL 34)

2014/11/16 秋の動物園まつり
この秋の動物園まつりは、いままででもっとも多くの人が集まりました。恒例のホンシュウジカの角を被る体験コーナーで、参加者はその重さに驚いていました。【写真上③】

2014/11/22
繁殖期はほぼ終わりと思うのですが、今年はいままでのボスが急死し新しいボスになってまだ不慣れなようで、ボスでない若いオスたちは戦々恐々としています。
若いオスの一頭はいまだにクジャク舎との境に隔離され、この狭い場所から外に出ることができません。そして新しいボスは相変わらず睨みを効かせています。【写真上④】

2014/12/20
あいにくの雨模様の中、雨宿りをする群れ(奥)に入れない一頭の若い♂(手前)。【写真左】
(島貫様)

2014/12/27
10月、新しいボスから若いオスを守るため、クジャク舎の前に作られた隔離部屋がようやく撤去されました。【写真右】
繁殖のための闘争シーズンがようやく終わったようです。慣れない様子で群れの端にいるのは、いままで隔離されていたオスでしょうか。【写真右奥】





2015/01/31
去年の5~6月に生まれた3頭の仔は、まだ母親と一緒ですが、こんなに大きくなりました。【写真上①②】
去年ボスが交代しましたが、今年は何頭生まれるのでしょう。

2015/03/07
左はオス、真ん中で座っているのは去年生まれた仔、その右は母親。【写真上③】

2015/03/29
温かくなり、みんなのんびり座っていました。

2015/04/04
数えたところ全部で12頭いました。

2015/04/08
雨宿りするホンシュウジカ。場所が足りないようです。【写真上④】
(島貫様)

2015/04/11 & 18
春です。季節は廻り、先日まで角を切られた跡が白く光っていたところに黒い皮膜が被さり〝袋角〟の形成が始まりました。【写真右】
今日は全部で11頭いました。


2015/04/25 & 29
〝袋角〟は順調に伸びています。25日は、【写真上①】
それが29日には〝袋角〟の上が2つに分かれてきたのが、はっきり識別できるようになりました。【写真上②】

2015/05/04 ★動物たちの主な移動(平成27年2月1日~平成27年4月3日)★
ホンシュウジカ(♀1死亡)
(ゆめみにゅーす VOL 36)

2015/05/16
4月の終わり頃にくらべ〝袋角〟はずいぶん伸びています。【写真上③】

2015/05/23
さらに1週間後、〝袋角〟はさらに伸び、鋭さを帯びてきました。【写真上④】

2015/05/28 ホンシュウジカ仲間入り ~ 柵越しに寄り添うしぐさ見せる/のんほいパーク
 豊橋総合動植物公園(のんほいパーク)に25日、ホンシュウジカの雄1頭が仲間入りした。
 同園のホンシュウジカは、昨年10月に雄のヤマト(当時7歳3カ月)が病気で死んでから雌のキナコだけだった。ブリーディングローン(繁殖目的の動物の貸し借り)で、川崎市夢見ケ崎動物公園(神奈川県)から雄1頭(2歳)を借りた。名前はまだない。
 同園は現在、2頭を隣接した場所で別々に飼育している。様子を見て、ゆくゆくは一緒の獣舎に入れる方針。ただ相性は良いようで、柵越しに寄り添うようなしぐさを見せていているという。【写真左: 仲間入りしたホンシュウジカの雄(豊橋市提供)】
(東海日日新聞)


2015/06/14
去年より半月ほど遅く、ホンシュウジカのバンビが誕生しているのに気付きました。
四肢を思い切りふんばって立ち上がっていました。【写真上①~③】

2015/06/18
ホンシュウジカの仔は2頭生まれていました。1頭は14日、もう1頭はそれより5 日くらい前というので、9日前後と思われます。【写真上④】
2頭の仔を観察していると、1頭の♀が警戒して側まで威嚇にやってきました。【写真左】
(島貫様)

2015/06/21
すくすく育つホンシュウジカの仔。【写真右】
(島貫様)


2015/06/27
大きく伸びてきたオスの袋角。だんだんほっそりとして鋭さを増してきました。【写真上①】
来園者が金網に近づくと、生まれた小鹿を守ろうと、警戒して寄ってくるメス。散歩中の犬が近づくと、ときには威嚇します。【写真上②】

2015/06/30
今年産まれた2頭の仔。【写真上③】
うち、1頭の授乳の様子。【写真上④】
母親の警戒ぶりは半端ではありません。
(島貫様)

2015/07/17
今年誕生したホンシュウジカの2組の親子。【写真左右】 (島貫様)

2015/08/04 ★ベビーラッシュでした。
6月ごろから、動物園はベビーラッシュとなりました。木漏れ日模様のホンシュウジカの子どもは、親と離れると じっと座って目立たないように努めます。母親は子どもを守 るため、出産後はとても気が荒くなることがあります。オス 同士が角を突き合わせて戦うことは有名ですが、メスには角がありません。実はシカの「前蹴り」「踏みつけ」はとても強力で、母親はこれらを繰り出して外敵(動物園では、カラス やハトなどの野鳥や、飼育員)から子どもを守ろうとします。
(ゆめみにゅーす VOL 37)

2015/08/04 ★動物たちの主な移動(平成27年5月1日~平成27年7月31日)★
ホンシュウジカ(♂1・性別不明1繁殖、♂1搬出)
(ゆめみにゅーす VOL 37)


2015/08/08
異常気象のせいでしょうか。6月の2頭に続き今年3頭目のバンビ誕生。まわりにカラスがいるときは、若いオスが側にいてバンビを守っています。【写真上①】

2015/08/13
7月末に産まれた仔と母親。【写真上②③】
6月に産まれた2頭の仔。【写真上④】
(島貫様)

2015/08/16
先週、誕生が確認されたバンビは元気です。カラスに襲われないよう、クジャク舎との境の来園者から目立たない場所でじっとしていました。【写真左】
そこから離れた場所では、ほとんどのシカが集まって座り〝おとり〟となり、その回りに多くのカラスが集まっていました。

2015/08/19
今年生まれた3頭のバンビは、クジャク舎と隣り合わせの壁の前の狭い場所で、カラスに攻撃されないよう、オスに守られ、その外側では、メスがカラスを追い払っていました。【写真右】

2015/08/22
今年生まれたホンシュウジカは、最後の仔はやはり♂、最初の2頭の内1頭に性別不明の仔がいるそうです。(島貫様)
今日はやたらカラスが多く、ホンシュウジカたちは毛をむしられまいと警戒態勢。3頭のバンビは、しっかりと大人に守られていますが、それでもカラスたちは機をうかがい執拗に迫ってきます。【写真右中】

2015/08/30
今年生まれた最初の2頭は動き回るようになりましたが、最後に生まれた仔♂は、まだ座り込んでいることが多く、ときおり母親が寄り添い舐めて毛繕いをしています。【写真右奥】

2015/09/05
大人に混じって干草を食べようとする今年最後に生まれた仔。【写真左奥】
ボスの角はだんだん鋭くなり、袋角の表皮が剥け始めました。【写真左】

2015/09/11
今年生まれた小鹿が大人から離れていると、ハシブトガラスが巣造り用に?柔らかい毛を抜こうと隙を伺いながら近づいてきます。【写真右】

2015/09/15
9月14日、大きな角のオス2頭の角切りが行われました。角を切られた現在のボスは、もう1頭の角を切られたオスを威嚇、【写真左奥】
時折追い廻していました。追い廻されるもう1頭のオス。【写真左中】
2頭の若いオスは時期尚早とのことで、角切りは行われていません。【写真左】
(島貫様)

2015/10/09
いつにも増して多くのハシブトガラスがホンシュウジカの群れを取り囲み、好きなようにシカの毛をむしっていました。夢見がある加瀬山、最強の生物です。

2015/10/10
ほとんどのシカが中南米の真猿類舎(サル舎)近くの隅に固まっています。【写真左】
その反対側にあるインドクジャク舎に接した隅では、オス(成人)とメスのペアが小さくなっています。そして、シマ舎の真ん中では、オス(ボス)が一頭どっかを座り〝わしがボスだ〟と睨みを効かせていました。

2015/10/31
ホンシュウジカ舎は相変わらずカラスの群れでいっぱいです。ホンンシュウジカの毛をむしったり、水のみ場で水浴びしたりと傍若無人に振舞っていました。【写真右】

2015/11/12 恋の秋です
 秋になり、だんだん日が短くなってきました。日が短くなると、発情してオスがメスを求め始める動物たちがいます。マーコールやホンシュウジカは、オス同士が角をぶつけ合い、力比べをします。ホンシュウジカは飼育スペース内でそれが起こると大変危険なため、毎年角を切っていますが、それでも気が荒くなり、激しく頭突きをしてきます。アカリスやプレーリードッグもこの季節に発情、交尾します。出産・子育てが暖かい春から夏になるように、うまく妊娠するのですが、ラマは長い妊娠期間の後、次の冬に出産します。
 発情期は普段とは異なる行動を見せることがあります。そして「恋の季節」といっても、ロマンチックで優しいものではなく、動物がピリピリ緊張しており、飼育員が巻き込まれないよう最も気をつけなければならない時期でもあります。
(ゆめみにゅーす VOL 38)

2015/12/12
数えたところ全部で13頭いました。




2016/01/21
ホンシュウジカのメス。好奇心旺盛で呼ぶとすぐに寄ってきます。【写真左】

2016/03/17
ホンシュウジカ舎の鹿の糞が混じり水はけの悪くなった土を新しいものに交換する工事が始まりました。【写真右】
(島貫様)

2016/04/02
赤褐色の砂に交換されたホンシュウジカ舎。水はけの良い砂で雨の日の水溜りが消え、みんな気持ち良さそうです。動物園の話では〝富士砂〟を使用とのことです。この砂は、富士山の裾野、御殿場付近に堆積している火山灰で、何年か前も、この砂に交換されました。

2016/04/26
ホンシュウジカ、オスの袋角が大きくなってきました。シカ舎内で樹木が伐採され、オスが枝の葉を一生懸命食べていました。

2016/04/30
数えたところ全部で13頭いました。

2016/05/14
午後、キーパーズトークがあり、大きくなってきた袋角の説明がありました。袋角が大きくなり皮が剥けてくると、闘争シーズンに入るため、怪我をしないよう、毎年、角切りを行います。今年は鹿たちに年齢差があるため、数回に分けて角切りを行う予定だそうです。

2016/06/18
ホンシュウジカのバンビが、7日と15日に誕生しましたが、1 頭は17日に亡くなりました。 7日に産まれたのは推定で♂、15日に産まれた仔は性別不明。亡くなったのは♂ですが、15 日に産まれたのも♂とすると、どちらが死んだのかわかりません。
お乳を飲む7日生まれの仔。【写真左奥】
7日と15日に生まれた2頭(16日撮影)。【写真左中】
17日撮影の1頭になってしまった仔。【写真左手前】
(島貫様)

2016/07/09
夢見ヶ崎動物公園によると、6月に生まれた子の名前はついていないそうです。大きく伸びてきたオスの角切り日は、角の皮がむけ次第行うので、急に決まるとのことです。


2016/07/10
今年の6月に生まれた仔。今年はこの1頭だけです。【写真上①】
オスの角はずいぶん長く立派になってきました。【写真上②】
袋角の表皮が固くなってきましたが、まだつやつやしています。去年は9月始めに角切が行われましたが、今年はいつになるのでしょう。

2016/07/23
角が大きく伸びたボスは、ハーレムの主として、威風堂々、シカ舎の真ん中に陣取り、メスや仔、その他のオスは隅のほうで小さくなっています。【写真上③】
それが、時間の経過とともにこんな姿に。角が大分重くなってきたようで、ボスにはボスなりの苦労があります。【写真上④】

2016/07/30
今年の6月に生まれた仔が親たちと同じ餌を食べています。【写真左】
カラスたちがシカの餌を食べるだけではなく、シカの毛をむしろうと狙い始めました。【写真右】

2016/08/07 ★動物たちの主な移動(平成28年5月1日~平成28年7月31日)★
ホンシュウジカ繁殖(♂1?1、うち 1 頭死亡)
(ゆめみにゅーす VOL 41)

2016/08/07 袋角(ふくろづの)成長中
ホンシュウジカのオスは毎年角が生え換わります。春先に古い角が根元から落ちると、すぐに新しい角 が生え始めます。皮膚をかぶった「袋角」で、初夏から秋にかけてぐんぐん成長します。成長に必要なので、皮膚には血管が豊富なため、この時期に角を傷つけてしまうと出血してしまうので、袋角のオスは大人しくしています。秋、角の成長が終わると血流の止まった皮膚が破れて、硬くなった角が姿を表 します。もう出血を恐れる必要はないので、木の幹で角の先を鋭くとぎ、オス同士の闘争が始まりま す。そして冬を越えると…の繰り返し。
オスの年齢が上がってくると枝分かれも増え、成長 中とはいえ立派なものです。そして、生まれつきなのか、角が出てくる途中で傷がついたのが原因なのか、たまに変な形のものも。 数日見ないうちに角の形や長さが変わっている、というのはこの時期ならではです。
(ゆめみにゅーす VOL 41)


2016/09/10
おとなのオスはここに2頭いますが、どちらの角も細く長く鋭くなり、角を覆っていた黒い表皮が剥け白くなり始めました。まるで刀の鞘から抜き身の刀が現れたようです。このまま闘争シーズンを迎えると危険なことになるため、角切も間近なようです。【写真上①】

2016/09/19
9月15日、ホンシュウジカが1頭生まれました。母親と離れているときは外敵に見つからないよう、1頭でじっとうずくまっているので、見つけづらいかもしれません。
(夢見ヶ崎動物公園)

2016/09/20
9/15 に生まれたホンシュウジカの仔。いずれも島貫様撮影。
【写真上②: 9/17 生後3日目】、
【写真上③: 9/18 生後4日目】

2016/09/25
小鹿は元気ですが、シカたちの毛を狙うカラスに悩まされています。ときには3羽のカラスが小鹿を囲み隙を狙っています。【写真上④】

2016/09/27
ホンシュウジカ大人のオス2頭の角切が行われました。オスの仔の角はそのままです。去年、オスの仔はまだ幼かったためか角切はありませんでした。今年はどうでしょう。【写真左: 左手前は角を切られた大人のオス、右奥は仔のオス】

2016/09/30 シカの赤ちゃん生まれる ~ 夢見ヶ崎動物公園で
 夢見ヶ崎動物公園(岩瀬耕一園長)で9月15日、ホンシュウジカの赤ちゃんが誕生した。同園で生まれたホンシュウジカは、今年3匹目。現在シカ舎で見ることができる。
 担当者によると、赤ちゃんの性別はオスで、体長は約50?60センチ。体重は4、5キロほど。名前は同園で付ける予定。例年6月から8月に生まれることが多く、9月に誕生するのは珍しいという。
 岩瀬園長は「外敵から身を護る習性からか、物陰に隠れていることが多い。順調に育っており、生まれたばかりなのでまだ跳ねることは無いが、可愛らしいのでぜひ見に来てもらえれば」と話す。
 問い合わせは、夢見ヶ崎動物公園(【電話】044・588・4030)へ。
【写真右】
(タウンニュース川崎区版)

2016/10/01
生後半月のバンビ♂。大人と同じ食事も食べ始め、カラスの攻撃を受けながらも逞しく育っています。【写真左】

2016/10/08
ボスに続く成人したオスの角切りは終わっていました。枝分かれしない1本角の子供オスの角は、今年も角切りはなかったようです。

2016/10/12
今年の春生まれた仔(左)。鹿の子模様は薄くなっています。その右は角切りの対象から外れたまだ1本角のオスの仔。【写真右】

2016/10/12 9月生まれのシカの赤ちゃんが元気に育っています!
 平成28年9月15日(木)に、夢見ヶ崎動物公園でホンシュウジカの赤ちゃんが誕生しました。誕生した赤ちゃんはオスで、誕生した時は、体長50~60cm、体重4Kg前後と推測されました。
 ホンシュウジカの赤ちゃんは例年6月~8月に誕生することが多く、当園で9月に誕生することは珍しいことであり、茶色の毛並みの中に白色の斑点模様が現在はっきり見えています。
 赤ちゃんは、木などに隠れてじっとしていることが多いのですが、お腹が空いてくると母親のところに行き、母乳を飲んでいます。
 シカ舎にて、可愛い赤ちゃんを御覧できますので、多くの市民の皆様の御来園をお待ちしています。
(報道発表資料)

2016/11/18 ★動物たちの主な移動(平成28年8月1日~平成28年10月31日)★
ホンシュウジカ(♂1 繁殖)
(ゆめみにゅーす VOL 42)





2017/04/02
干し草を食べる去年生まれの仔(左)。こんなに大きくなりました。【写真上①】

2017/04/14
鼻の先に桜の花びらをくっつけたホンシュウジカの仔。【写真上②】

2017/05/14
ホンシュウジカ、オスの袋角が伸び始めました。【写真左】

2017/05/27 ホンシュウジカのバンビ誕生
ホンシュウジカのバンビが誕生していました。【写真上③】
群れから離れた大きな木の下でじっと座っていましたが、【写真上④】
母ジカが来ると夢中でお乳を飲んでいました。【写真右】

2017/06/08
「ホンシュウジカは5月22日に生まれました」
(夢見ヶ崎動物公園)


2017/06/11
母シカと一緒に座っているバンビのところに他のメスが挨拶にきました。【写真上①】

2017/06/19
オスの袋角が大きくなり、少しづつ固くスリムになってきました。【写真左】

2017/06/30
5月22日に生まれた仔はずいぶん大きくなりました。【写真上②】
そして今年の2頭目が誕生しました。【写真上③】

2017/07/02
今年生まれた1頭目。【写真上④
と2頭目。【写真右】


2017/07/08
二番目に生まれた仔も順調に育っています。【写真上①】

2017/07/15
動物公園の獣医師岡島史絵さんによると、五月二十七日に生まれた雄のホンシュウジカは現在、生まれた時より一回り大きくなり、母乳だけでなく、草も食べるようになった。七月一日生まれの雄、十日生まれの雌は、母乳を飲む時以外はシカ舎の隅でじっとしていることが多いという。【写真右: ホンシュウジカの赤ちゃんたち。右の2頭は7月生まれ、左の1頭は5月生まれ=幸区で】
(東京新聞神奈川版より抜粋)

2017/07/24
今年生まれた3頭が一緒に休んでいました。みんな元気に育っています。【写真上②: 左 5/27 生まれの♂、中 7/10 生まれの♀、右 7/1 生まれの♂】

2017/08/04 赤ちゃん参上
ホンシュウジカも 5 月末から生まれ始めました。親ほど速く走れない子どもたちは、グラウンドの隅っこで敵に見つからないよう、目立たずじっと座っていることがよく見られます。【写真左】
(ゆめみにゅーす VOL 45)

2017/08/04 ★動物たちの主な移動(平成29年5月1日~平成29年7月31日)★
ホンシュウジカ(♂2♀1繁殖)
(ゆめみにゅーす VOL 45)

2017/08/20
今年生まれた3頭の仔は、こんなに大きくなりました。【写真上③】

2017/08/27
オスの角が随分伸びてきました。角の伸び具合を見て毎年9月に角切が行われています。【写真右】

2017/08/28
ホンシュウジカの毛を執拗に狙うハシブトガラス。【写真上④】

2017/09/30
恒例のホンシュウジカの角切は20日に行われたそうです
(島貫様)
そして角切後のオス。【写真左奥】

2017/10/26
ホンシュウジカ、今年生まれの仔。【写真左】

2017/11/05
「あれ?クジャクがいなくなった!」と言う家族連れの声で調べてみると、どうもホンシュウジカの若いオスが群れのボスから追放されたようで、隣のインドクジャク舎に移されていました。1頭だけ隔離され寂しそうで元気がありません。【写真右】
インドクジャクはキジ舎のフサホロホロチョウ舎に引っ越しました。

2017/11/11
旧クジャク舎に収容されたホンシュウジカ。足のつま先などに怪我をしており座っていることが多いようです。【写真右奥】




2018/01/27
旧クジャク舎に隔離されていたホンシュウジカの若いオスがいなくなりました。

2018/02/03
旧クジャク舎にいた若いオスは群に戻されていましたが、相変わらずみんなから仲間外れで、大きなオスに睨まれクモザル舎に近い隅に追いやられていました。【写真奥:左側が若いオス】若いオスが出された旧クジャク舎では工事が行われていました。

2018/03/03
数えたところ17頭いました。

2018/04/22 飼育の日 キーパーズトーク
ラマ舎(旧ヘラジカ舎)とホンシュウジカ舎の間で、ここにいたヘラジカとホンシュウジカの角を使った説明がありました。ヘラジカはアメリカとヨーロッパのものに分かれるそうです。シカの角は毎年生えてきますが1歳は1本、2歳は枝分かれして2つに、3歳は3つに枝分かれし、4歳からうえは4つに枝分かれするそうで、それが実物を使って説明されました。【写真上中】

2018/05/12
ホンシュウジカ、オスの袋角が大きくなり始めました。【写真上右】

2018/06/02
去年まだ若かったので角切りしなかったオスの一本角は、角のつけ根から袋角が生え始めました。【写真左奥】
いっぽう3歳以上のオスの袋角は大きくなり枝分かれする数も増えています。【写真左】

2018/06/09
ホンシュウジカのバンビが1頭誕生していました。例年より早く、4日に生まれたとのことです。【写真右】

2018/06/16
全部で17頭いました。この春生まれた仔は今のところ、4日に生まれたこの1頭だけのようです。【写真右奥の左側】


2018/06/22
うずくまる4日生まれの小鹿を見るオス。【写真左奥】
袋角が枝分かれし始めたオス。【写真右】
4日に生まれた小鹿と去年生まれの若いオス。【写真上①】

2018/07/07
2頭になったホンシュウジカの仔。手前が新しい仔でしょうか。【写真上②】

2018/07/21
相変わらず2頭の仔は一緒です。【写真上③】
そして新しく3頭目の仔が。【写真上④】

2018/07/21
2頭の仔は親と一緒で別々の場所にいました。3頭目の仔は相変わらず樹の根元でじっとしています。【写真右】

2018/08/13
3頭の小鹿は元気です。それぞれの母親のもとでお乳を飲んでいるか、最後に生まれた子も合流、3頭一緒にいることが多いようです。【写真右奥】

2018/08/14 ★動物たちの主な移動(平成30年5月1日~平成30年7月31日)★
ホンシュウジカ(♀2 ♂1繁殖)
(ゆめみにゅーす VOL 48)

2018/08/18
今年生まれた1頭目と2頭目の子。いつも一緒です。【写真左奥】
3頭目の子は母親のそばでお乳を飲むことが多く、その隙にハシブトガラスが毛をむしろうと寄ってきます。【写真左】
大人のオスの角は順調に伸び、袋角がだんだん固くなってきました。【写真右】
昨年、生まれて1年目の若いオスは角切りの対象外だったため、去年の角がそのまま成長し二股になり、その根元では今年生えてきた袋角が去年の角を押し上げるかたちになっているようです。【写真右奥】

2018/08/19
今年生まれた3頭目の子。好奇心旺盛で来園者に寄ってきます。【写真右】

2018/09/06
立派に伸びた大人のオスの角。繁殖期に備え闘争用に袋角から鋭利な角に変化してきました。【写真左奥】

2018/09/08
繁殖期を前に弱い大人のオスは、強いオスに鹿舎の隅に追いやられています。闘争による事故を防ぐための角切が近いようです。【写真左】

2018/10/03
ホンシュウジカの角切りが行われたようです。対象になったのは闘争しそうな年長のオスで、若いオスの角はそのままです。【写真右】
9月30日夜~10月1日早朝襲来した台風24号により、動物たちは無事だったものの夢見のある加瀬山の樹木がかなりの被害を受けました。シカ舎グラウンド内のヒマラヤスギの大木が傾きました。【写真右奥】
「★通行注意★ 台風24号の影響で、シカ舎グランド内のヒマラヤスギが傾いております。十分注意して御通行ください。夢見ヶ崎動物公園」の掲示が出され、シカ舎前の道路の一部が立ち入り禁止になっています。

2018/10/07
見たところ若い4頭くらいのオス角はそのままで、その他のオスには角切りが行われたようです。

2018/10/08 ホンシュウジカの角切り
ホンシュウジカの角は、一年に一度生え変わります。春先に角が落ちて、そこから新しい角が秋口まで伸び続けますが、その間の角は「袋角」と言って、袋の内側には血管が通っており、血液が流れ、角を成長させていきます。
9月ごろには、角の成長も終わり、その袋は干からびてきて、シカはそれを木の枝などにこすりつけて剥ぎ取り、硬い角が現れてきます。その角はオスだけで、メスにはありません。
そのころはシカの発情期で、メスをめぐるオスたちの闘争が始まります。
オスは尖った角を突き合わせて争いますが、争うオス同士のほか、周りのシカや飼育係がその角で怪我をしないよう、安全のためにシカの角を切り落とします。
シカの角切りの方法は、獣医師が麻酔銃で鎮静をかけ。【写真左】、
シカがおとなしくなったところで数名の飼育係がシカを抑えて角を切っていきます。【写真右】
時には、おとなしくなったと思っていたシカが急に立ち上がったりすることもあるので、そうしたことにも注意を払いながら、また角を切る個体のみならず周りにいる個体にも目配りをしながら作業をおこなうことが大事です。【写真右奥】
今回、角切りをするシカの中には、鎮静がかかりにくい体が大きなシカがいたため、薬を追加で注射をしなければならない場面もありました。大きなシカに近づいて抑えるときは少し緊張しますが、動物にそれを悟られないようにするのも、飼育係には大切なことです。
今年は5頭の角切りを行いましたが、職員が協力し、順調に怪我をすることもなくできました。
(宇田)
(公式FB)

2018/11/02
夕方、ボスを中心に群れで座るホンシュウジカ。相変わらずハシブトガラスがつきまとっています。その奥は台風で傾いたヒマラヤスギ。【写真左】

2018/11/06 ★ピックアップ動物★ ホンシュウジカ 哺乳綱 偶蹄目 シカ科
 ニホンジカのうち、本州に生息する亜種です。【写真右】
 木漏れ日のような白い斑点模様の夏毛と、くすんだ褐色の冬毛を持ちます。お尻の周りの毛は白く、興奮すると逆立って、白いハート型にはっきり目立ちます。
 オスの角は毎年生え変わります。春先に古いものが根元から落ち、産毛の生えたやわらかく、血管豊富な皮膚にくるまれた袋角が生えてきて、夏から秋にぐんぐん成長し、9 月ごろ皮が乾燥して剥け、立派な角が姿を現します。秋、繁殖期を迎えたオスは木の幹などで角を研ぐ姿がよく見られます。角はどんどん鋭くなり、オスの気性も荒くなっていきます。
野生と同様に、角を突き合せた力比べも始まりますが、動物園の限られた敷地内では負けたものが「消える」ほど遠くに行くことはできず、大けがや死亡事故につながることもあるため、ちょうど良いタイミングで、角を根元だけ残してのこぎりで切ってしまう、「角切り」を実施しています。タイミングが早すぎれば出血し、遅ければシカのケガの危険が高まります。また、一度にやらないと、残ったシカが角を切られた他のシカの姿を見て自分より弱いと思い込み、暴君となって手が付けられなくなることもあります。
 角を切ればシカ同士の闘いでの危険は減りますが、人間がまともに頭突きされればただでは済みません。目元にしわが寄り、言葉の通じない怖さを持った姿は、もし野生で出会っていたら覚悟を決めてあきらめるしかないなと思わせます。
(ゆめみにゅーす VOL 50)

2018/12/08
数えたところ全部で20頭いました。シカ舎では、台風24号で傾き倒壊の危険があったいたヒマラヤスギが伐採され、【写真左】
一部通行が制限されていたホンシュウジカ舎とラマ舎の間の通路も二か月ぶりに通れるようになりました。





2019/03/02
ホンシュウジカ舎(旧インドクジャク舎)前に展示されたホンシュウジカの年齢別角。【写真上左】
1~5歳(左から)までの枝分かれの違いがわかります。

2019/03/30
浅間神社から見た鳥居の先のホンシュウジカ舎。【写真上中と上右】

2019/04/21 飼育の日
ホンシュウジカのキーパーズガイドでは、実際の角を使って説明が行われ、以前夢見にいたシベリアヘラジカの角も公開され、参加者はその重さに驚いていました。【写真左】
「動物公園のなかなか聞けない話」では、ホンシュウジカの角切の詳しい様子が画像を使って説明されました。またレクチャールームにあるホンシュウジカの剥製。夢見にいたシカで、昭和56年に作製されたもの。剥製の片側は骨格見本になっています。【写真右】

2019/05/05 ★動物たちの主な移動(平成30年2月1日~平成31年4月30日)★
ホンシュウジカ(♀1死亡)
(ゆめみにゅーす VOL 52)

2019/05/19
袋角が伸び始めたホンシュウジカのオス。【写真左】

2019/06/04 令和ベビーすくすく成長中!
元号が令和に変わり、あっという間にひと月が経ちました。この1か月の間に、当園ではたくさんの赤ちゃんが誕生しております。6月にはホンシュウジカの出産も始まると思いますので、そちらにもご期待ください!
(公式FBより抜粋)

2019/06/08
ホンシュウジカのバンビはまだ生まれていません。ホンシュウジカ舎ではカエルがのんびり啼いていました。

2019/06/23
繁殖期の前触れか若いオスがボスから距離を置くようになってきました。旧クジャク舎と接する隅で小さくなっていたオスは、ボスが近くに居ないのを見計らい、こっそり餌を食べに出てきました。【写真右】

ホンシュウジカ(偶蹄目「ぐうていもく」 シカ科)
学名: Cervus nippon centralis 英名:Sika Deer
冬季には1頭のオスが率いる10頭前後のメスと群れを作ります。日中森林の中で休み、朝夕は草原に出て餌を食べます。角はオスだけにあり、1年に1度生え替わります。
(ホンシュウジカの説明)

ホンシュウジカの角は毎年生え替わる!
オスは毎年角が生え替わります。春に古い角が抜け落ちると皮膚を被った「袋角」が生え始めます。角は初夏から秋にかけてぐんぐん成長し、成長が終わると皮膚が破れ、硬い角が姿を現します。秋はシカたちの繁殖期で、オス同士で角を絡ませて争います。
(ホンシュウジカの説明)


2019/07/06
去年の今頃は小鹿が生まれていたのに今年はまだです。一方、オスたちの袋角はどんどん大きくなってきました。【写真上①】

2019/07/13 ホンシュウジカの赤ちゃん2頭誕生
生まれて間もない赤ちゃんがクジャク舎寄りの木の下に、【写真上②】
そして一週間近く前に生まれたと思われる赤ちゃんが群れのなかにいました。【写真上③④】
今年は梅雨前の猛暑のあとに梅雨冷えが続いたためか、例年より随分遅い出産です。

2019/07/21
去年生まれたホンシュウジカの仔。【写真左の左】
今年生まれた小さいほうの赤ちゃんは、先週と同じ樹の下にいました。ときどき立ち上がるようになりました。【写真左の中】
大きいほうの赤ちゃんは母親からお乳を貰っていました。【写真左の右】
今年生まれたのは今のところこの2頭です。

2019/07/27
この夏生まれた2頭のバンビ。左端が2番目に生まれた仔、右端は最初に生まれた仔。【写真右の左】
2番目に生まれた仔。舐めているのは最初に生まれた仔の母のようです。【写真右の中】
そして最初に生まれた仔。【写真右の右】

2019/08/02 ホンシュウジカの出産
マーコールの出産ラッシュから遅れること約1ヶ月。7月に入り、ホンシュウジカの出産も始まりました。この時期になると、毎年2~3頭の仔が産まれますが、今年も例年通り3頭の仔が産まれました。残念ながら、1頭は出産から数日後に死亡してしまった為、現在は2頭の仔が成長中です。
産まれた直後に立ち上がり、母親から乳を貰う姿からは、可愛らしさ、そして力強さを感じます。とても可愛らしいシカの赤ちゃんの誕生は、飼育員にとっては嬉しくもあり、一方で神経を使う時期でもあります。
出産後の母親は、子供を守る為、警戒心がとても強くなっています。その為、ひとたび仔が怯え、鳴き声を上げれば、母親はすぐにこちらに向かって来ます。母親を刺激しない為にも、こちらが怪我をしない為にも、普段よりも慎重に獣舎に入る必要があります。
これは動物園に限る事ではありません。人とシカ双方の為、公園でも山でも、親子のシカを見つけた時は絶対に近寄らず、遠くからその姿を見守ってあげて下さい。
(井上)
(公式FB)

2019/08/03
お乳を飲むホンシュウジカの仔。【写真左】
後で生まれた仔はじっと座っていました。【写真右】

2019/08/05 すっきりしました
 今年は5月に急に暑くなったと思ったら、6月7月と梅雨寒が続いていますが、季節は確実に移り変わっており、動物たちも冬毛から夏毛へと換毛しています。
 冬毛と夏毛で色や模様がすっかり変わってしまうのはホンシュウジカ。くすんだ焦げ茶色から、オレンジがかった茶色の毛に木漏れ日を思わせる白い斑点模様へと変身しますが、どちらもその季節において森林では目立たない色合いです。
 夢見ヶ崎動物公園にいる他の多くの動物たちの換毛は、ふわふわしたダウンコートが抜け、全体的にすっきりした印象になります。ホンドタヌキのげんまいはまさにその典型で、夏と冬では別の動物のようなシルエットです。
 キツネザルたちは特に尾がスッキリ、細く見えます。 レッサーパンダに至ってはみすぼらしく見えるほど尾が細くなります。
 ヤギたちは木の柵や職員手作りの網に体をこすりつけ、抜け毛を自分で落とします。オスのヤギやマーコールは自分の角が届く範囲をわかっているようで、角の先端で背中を掻いていることもしばしばです。
 色も体の大きさもあまり変わらないものの、顔周りで大きな変化があるのがロバで、冬毛の時だけ、立派な前髪が現れます。
 冬の姿と比べてみると、ほかにもまだまだ発見があるかもしれませんね。
(ゆめみにゅーす VOL 53)

2019/08/05 ★動物たちの主な移動(令和元年5月1日~令和元年7月30日)★
ホンシュウジカ(繁殖♀3、死亡♀1)
(ゆめみにゅーす VOL 53)

2019/08/10
順調に育っているホンシュウジカのバンビ2頭。【写真左】

2019/09/11 強い台風15号が襲来
初めて台風を経験した今年生まれのホンシュウジカの仔2頭は元気な様子です。【写真右】

2019/09/21
袋角の皮が剥け白く鋭い角に変わり始めたホンシュウジカの角。角切の時期が近づいてきました。【写真右中】

2019/09/22
台風17号の雨雲が接近。まだ降ってもいないのに敏感に感じ取り風と雨が当たらない隅に移動したホンシュウジカたち。【写真左】

2019/09/28
オスたちの角が鋭く伸びてきました。食事中、オス同士、お互いの角がぶつかったり、角のないメスが食事中にオスの角を避け首を背けるなど、この時期特有の現象が見られるようになりました。【写真右奥】


2019/10/05
無害な若いオス1頭を除きホンシュウジカの角切が行われ、【写真上①】
みんな拍子抜けした顔で座っていました。【写真上②】

2019/10/15
ホンシュウジカ舎と接続した旧クジャク舎に最近までインドクジャクの成人オスがいましたが、キジ・クジャク舎にあるインドクジャク区画に戻り、その後釜としてホンシュウジカのオスが群れから隔離のためか入れられていました。ボス争いに敗れたのでしょうか。

2019/10/21
旧インドクジャク舎に隔離されたホンシュウジカ成人オスは怪我をしているのでしょうか。元気なく寝たままの状態が続いています。【写真上③】

2019/10/26
旧インドクジャク舎のオスは相変わらず座ったままです。【写真上④】

2019/11/04
旧インドクジャク舎で療養中のホンシュウジカが治療を受けていました。成人したオスなので力が強く獣医とスタッフ7人がかりで押さえ込み注射するのも一苦労です。【写真右】
いつも寝込んでいるシカは治療後、注射が利いたのか自力で立ち上がり餌を食べていました。【写真右中】

2019/11/09
治療が続くホンシュウジカのオス。【写真右奥】

2019/11/16 治療中のホンシュウジカのオスが亡くなる
「こちらの場所で治療しておりました、ホンシュウジカのオス(4歳)ですが、11月13日(水)に肺炎のため死亡しました。これまで温かく見守ってくださり、ありがとうございました。夢見ヶ崎動物公園」
(旧インドクジャク舎前の掲示)
【写真上右】から4日後に亡くなりました。夢見で死を前にしたホンシュウジカは何度か目にする機会がありました。いつも感じさせられるのは、その悟りきった表情に人と違い雑念がなく、神々しささえ感じられることです。合掌。

2019/11/30
1頭の成人オスがみんなから離れて食事していました。ボスとから目をつけられているのでしょうか。

2019/12/12
大きくなった今年生まれたホンシュウジカの仔2頭。【写真左右】





2020/01/11
去年の夏生まれたホンシュウジカの仔はまだお乳を飲んでいます。【写真左】

2020/02/07 ★動物たちの主な移動(令和元年11月1日~令和2年1月31日)★
ホンシュウジカ(♂1死亡)
(ゆめみにゅーす VOL 55)

2020/03/07
角はまだ生えてこないものの、角突きの練習を始めたオス同士。【写真上①】

2020/03/21
ホンシュウジカ尻尾の白い毛を抜くハシブトガラス。【写真上②】

2020/04/04
うたた寝する若いオス。冬毛が抜け始めました。【写真上③】

2020/04/19
のんびり憩うホンシュウジカ一家。【写真上④】

2020/05/07 ★動物たちの主な移動(令和2年2月1日~令和2年4月30日)★
ホンシュウジカ(♀1 搬出:相模原市麻溝公園へ)
(ゆめみにゅーすVOL 56)


2020/06/27
ホンシュウジカの袋角がだんだん大きくなってきました。【写真上①】

2020/07/12
大きく伸びたホンシュウジカ、オスの袋角。【写真上②】
お乳を飲む今年のホンシュウジカのバンビ第1号。【写真上③】

2020/08/08
7月生まれの仔。鹿の子模様がはっきりしています。【写真上④】

2020/08/13 ★動物たちの主な移動(令和2年5月1日~令和2年7月31日)★
ホンシュウジカ(2繁殖1死亡)
(ゆめみにゅーす VOL 57)
※今年生まれたのは2頭で育っているのは1頭とのことです。


2020/08/15
少し多く大きくなった7月生まれのバンビ。夢見名物、ハシブトガラスの威嚇にも平気です。【写真上①】

2020/09/19
今年生まれた仔とオスの大きくなった角。角切も間近です。【写真上②】

2020/11/08
ホンシュウジカ舎の隣に隔離されたオス。だいぶ弱っています。角切後ですがどうしたのでしょう。【写真上③】

2020/11/21
だんだん弱って寝たきりになりました。【写真上④】

2020/11/28
隔離されていたホンシュウジカのオスがいなくなりました。

2020/12/24 クリスマスとホンシュウジカ
新しい生活様式になり、はじめてのクリスマスを迎えました。
クリスマスといえばサンタのソリを引くトナカイが有名です。
当園には、トナカイと同じシカ科のホンシュウジカがおりますが、角には少し違いがあります。
トナカイはシカ科で唯一オス、メスともに角があります(生え変わる)。
オスのトナカイは春から角が生え、秋から冬に抜け落ちますが、メスのトナカイは冬に角が生えて春から夏に抜け落ちます。
一方、ホンシュウジカは、オスにしか角がなく、春から角が生え、翌年の春から初夏に抜け落ちます。
(写真1 : ホンシュウジカのオス)。【写真左】
当園のホンシュウジカのオスは、シカ同士のケガ防止や作業場上の安全確保のため、10月に「除角」という処置をして角は切り落としてあり、残念ながら現在は長い角のあるシカを見ることはできません。
(写真2 (右下) 除角後のホンシュウジカのオス)。【写真右】
しかし、春には新しい角が生えてくるので、 来年の9月頃には、再び角の生えた立派なオスのホンシュウジカが見られる事でしょう。
※除角しますので、角を観察できるのは9月まで(完成した角の観察は8月下旬~9月まで)が目安です。
※ホンシュウジカの除角については過去のFacebook記事をご覧ください
【ホンシュウジカの角切り】
https://www.facebook.com/125585734800482/posts/248506042508450/?extid=0&d=n
(森屋)
(公式FB)





2021/02/03 ★動物たちの主な移動(令和2年11月1日~令和3年1月31日)★
ホンシュウジカ(♂2 死亡)
(ゆめみにゅーす VOL 59)

2021/05/29
柔らかそうな袋角が生えてきたホンシュウジカのオス。【写真左】

2021/06/05
去年生まれた仔はこんなに大きくなりました。【写真上①】

2021/06/26-27
26日、生まれたばかりの今年最初のホンシュウジカの仔がいました。翌日は木の根元でじっとしていました。【写真上②】
26日午後、2頭目の仔が生まれました。その仔が立ち上がると見守っていた来園者から拍手が起こりました。しかし翌日にはぐったりした様子で飼育スタッフの診察を受けていました。

2021/07/03
ずっと雨続きで屋根がなく地面がぬかるんでいる鹿舎で生まれた仔たちが心配でしたが、先週2番目に生まれた仔は元気にお乳を飲んでいました。【写真右】
最初に生まれた仔は相変わらず樹の下にいます。【写真上③】
お乳を飲み終えた仔は最初に生まれた仔に体をつけて座っていました。【写真上④】

2021/07/10
ホンシュウジカの仔が3頭に。雨続きで地面がぬかるんでいるためか、例年ほど活発に動いていませんが元気です。【写真左右】

2021/07/17
今年生まれたバンビのうち2頭はいつも一緒ですが、もう1頭は旧クジャク舎に接する陰で座ったままじっとしていました。

2021/07/27
3頭の小鹿は元気です。


2021/07/31
今年生まれたホンシュウジカのバンビ3頭は順調に育っているようです。【写真上①】

2021/08/07 ★動物たちの主な移動(令和3年5月1日~令和3年7月31日)★
ホンシュウジカ(♂2♀1繁殖)
(ゆめみにゅーす VOL 61)
今年生まれた仔はオス2頭、メス1頭とわかりました。

2021/08/21
小鹿が3頭一緒にいました。【写真上②】
この3頭とは別に少し大きくてお乳を貰っている仔もいました。もっとも小さい仔は鹿の子模様がまだはっきりしていて今年最後に生まれた仔のようですが、7月末までに3頭生まれていることが公表されているので、この仔は8月になって生まれた4頭目になるのでしょうか?。【写真左】

2021/08/28
カラスが集団でホンシュウジカの毛をむしりにきていました。小さい仔2頭も狙われていました。

2021/08/31
ホンシュウジカ舎を囲み測量が行われていました。測量士が長い棒を立て、その対角線上で計器を覗くもう一人と声を掛け合っています。この間にいるホンシュウジカたちはいつもと違う雰囲気に警戒気味、測量士が位置を変えるたび移動、離れた場所に1頭でいた小さな仔も目を覚まし起き上がりました。【写真右】

2021/09/29
秋なのにホンシュウジカのバンビ誕生。通常6~8月に生まれ、秋に生まれたのは夢見では2016年以来でしょうか。【写真上③】


2021/10/02
バンビは順調に育っているようです。【写真上左2枚】

2021/10/09
この秋生まれたホンシュウジカのバンビの毛をむしろうと威嚇するハシブトガラス。【写真左】
普段は鳴かないシカが今日はみんな「ミューミュー」と鳴いていました。

2021/10/17
恒例の角切が済んでおり、オスたちの角がなくなっていました。

2021/11/08
★動物たちの主な移動(令和3年8月1日~令和3年10月31日)★
ホンシュウジカ(♀1♂1 繁殖、♂1 死亡)
(ゆめみにゅーす VOL 62)

2021/11/10
寒風に背を向け子鹿を守るように座るホンシュウジカ。【写真上右】

2021/12/04
現在いるのは20頭ほどで、大きなグループがひとつ、そこからはみ出した数頭が少し離れています。




2022/02/05 獣医の日記
 秋から冬に繁殖期を迎えるホンシュウジカはオス同士スパーリングを行い互いの力量を測るのですが、しばしば弱いオスが強いオスに追われることがあります。追われるようになった個体は気弱になり、何もなくても逃げ腰になってしまいます。野生では弱さを見せるような個体が群れに存在すると、群れ全体を危険にさらすこともあることがあり、それゆえか逃げ腰のオスは若い個体やメスからも攻撃され、群れから離れ たところにぽつんといることが多くなります。
 逃げて走り回ることが多いからか、ある時そんな個体の蹄の裏が擦れてしまいました。化膿しないよう投薬し、同時に傷ついた蹄の処置を行う、それも長期戦になるのでシカと職員お互いなるべく負担が少ない方 法で…といろいろ試していった結果、大きなバケツに薬入りの餌を入れ、シカ自ら頭を突っ込んで食べてもらっている間にこっそり患部の処 置をするという方法に落ち着きました。大きなバケツを被ったような形になるので周囲が見えず不安になるかと思いきや、かえって周りを気にせず餌に集中できるのがこの個体にはよかったようです。食べている間は患部を洗ったり器具で汚い部分をこそぎ落としたり、多少痛みを伴う処置でもそんなに神経質に気にせずやらせてくれます。
 先ほども書きましたが、長期戦が予想されます。蹄はヒトの爪にあたるものですが、毎日地面に触れ、体重をかけるので摩耗して減っていきます。加えて、寒い時期は伸びるのが遅いため、傷が治り、さらに元に戻るには時間がかかります。それまで今のやり方に飽きないでほしいな …と願いながら毎日治療しています。
(ゆめみにゅーす VOL 63)

2022/02/05 ★動物たちの主な移動(令和3年11月1日~令和4年1月31日)★
パラワンコクジャク(♂1死亡)、ニホンキジ(♂1死亡)、ホンシュウジカ(♂1死亡)、ベニコンゴウインコ(♀1 死亡)
(ゆめみにゅーす VOL 63)


2022/02/23
ホンシュウジカ。若いオスが角突きの練習。でも去年の秋、角が切られているので、軽い頭突きで、迫力はイマイチ。【写真上①】

2022/05/21
ホンシュウジカの食事風景。【写真上②】

2022/06/11
ホンシュウジカの赤ちゃん誕生。【写真上③】
赤ちゃんをやさしく舐める母ジカ。それを羨ましそうに眺める去年生まれの仔。【写真右】


2022/06/18
1週間でずいぶん大きくなったホンシュウジカのバンビ。【写真左】

2022/07/02
ホンシュウジカの赤ちゃんは6月に生まれた1頭が順調に育っていますが、その後は生まれていないようです。

2022/07/16
6月中旬に生まれたホンシュウジカのバンビ。成長し大人と一緒に食事しています。今のところ生まれたのはこの1頭だけのようです。【写真上①】

2022/08/06
ホンシュウジカのバンビ、6月中旬の1頭目に続き2頭目が誕生。【写真上②】

2022/08/07
脚を泥水に入れ遊ぶ昨日生まれたと思われるバンビ。まだ小さくて「鹿の子模様」がくっきり浮き出ています。【写真右】
オスにびったり寄り添い、後ろから母親でしょうか体をl舐めて貰うバンビ。昨日は動作が弱々しかったのですが、今日は昨日より元気に動いています。【写真上③】

2022/08/07 ★動物たちの主な移動(令和4年5月1日~令和4年7月31日)★
ホンシュウジカ(♂1♀2繁殖、♂1♀1死亡
(ゆめみにゅーす VOL 65)

2022/08/11
ホンシュウジカの赤ちゃんも誕生している。
今年も産まれてから直ぐに死んでしまった子も。
現在は3頭が生存していて、元気に乳を飲む様子を見ることができる。【写真上④】
(ナミキデザインのブログより抜粋)


2022/08/17 今年いままでに育った3頭のバンビ
最初に生まれた仔。随分大きくなりました。【写真上①】
今年2番目に生まれた仔。【写真上②】
今年3番目に生まれたホンシュウジカのバンビ。【写真上③】

2022/08/20
大人と一緒に餌を食べる一番上の仔。【写真上④】
今年生まれた3頭。右が上の仔と雌の大人の奥に2頭並んでいます。【写真上⑤】


2022/08/27
いまはカラスの幼鳥が巣立ちする時期で、園内のあちこちで恐れを知らぬハシブトガラスの行動が目立ちます。【写真上①】

2022/09/03
お乳を飲む今年生まれのホンシュウジカの仔2頭。最初に生まれた仔は最近確認できていません。【写真上②】

2022/09/17
今年生まれたホンシュウジカの仔3頭。【写真上③】

2022/10/01 ホンシュウジカの角切
昨日30日午前、ホンシュウジカの角切で麻酔銃を使用するため一部通行止めになっていました。
(平田)

2022/10/15
餌に潜り込み食事する今年生まれたホンシュウジカの仔。その背中の餌を大人がパクパク。【写真上④】


2022/10/22
大あくびのホンシュウジカ。【写真上①】

2022/11/04 獣医の日記
 動物園動物はヒトを見慣れており、野生動物と比べればヒトに慣れてはいます。時々勘違いされるのですが、「慣れている」だけであって「懐いている」というわけではありません。動物種、年齢によって多少異なり、個体差もありますが、見かけただけでは逃げない、餌をねだる、ということはあっても、家畜種ではない動物がヒトに身を任せたりまったく警戒せず弱みを見せたりすることはかなり稀なケースです。
 先日、急に群れから距離を置き始めたホンシュウジカが1 頭いました。 群れから離れるというのは、群れから追われかねない理由がある、すなわち体調不良のサインであることがしばしばあります。私たちもすぐその個体をマークし、検査や治療も始めました。が、数日たたないうちに残念ながら死亡してしまいました。子宮に膿がたまり、腎不全も起こしていました。死亡するほんの30 分前にはしっかり立って餌のニオイを嗅ぐ仕草も見せてお り、あたかも急死したように見えますが、そこはヒトに弱みを見せない動物です。ギリギリまで不調を隠していた可能性も大いにあります。
 相手は弱みを隠すものという前提で、日頃の細やかな観察と引っ掛かるものに敏感である感受性、それらを鍛えるためなんでもない時の動物たちの観察などが、簡単なようで一番難しく、重要なことを痛感させられます。
(ゆめみにゅーす VOL 66)

2022/11/04
★動物たちの主な移動(令和4年8月1日~令和4年10月31日)★
ホンシュウジカ(♂1♀1繁殖、♀1死亡)(ゆめみにゅーす VOL 66)

2022/11/19
恋の季節が始まり気の立ったオス同士のいがみ合いを避けるため固まって過ごすメスと子供たち。そこに我が物顔のハシブトガラスが来て毛をむしろうとするので、ホンシュウジカ舎はいつもの穏やかな雰囲気ではなく殺伐としたものになっています。【写真上②③】

2022/11/26
今年生まれたホンシュウジカの仔。こんなに大きくなりました。【写真左】

2022/12/29
年の瀬を迎えたホンシュウジカ舎。みんな冬に向かって食欲旺盛です[写真右]。




2023/03/25
雨でできた水たまりも気にすることなく、多くのホンシュウジカが一方向を向いていました。【写真左: 水たまりも雨も気にしない?ホンシュウジカ】
(平田)

2023/03/27
数えたところ全部で20頭いました。

2023/04/27
オスの角が袋角になり始めました。【写真右】

2023/05/02
今日いたのは19頭でした。


2023/05/25
ホンシュウジカ舎の隣(旧インドクジャク舎)の前に、シベリアヘラジカの角とシベリアヘラジカとホンシュウジカの大きさを比較した絵が展示されています。【写真上①】
その右側にはホンシュウジカの年齢別の角の実物が展示されていました。【写真上②】

2022/05/28 最近の出来事 2023.5/夢見ヶ崎動物公園
5月版『夢見ヶ崎動物公園・最近の出来事』です。
今年最初のホンシュウジカの赤ちゃんにも会うことができた。
産まれて間もないようだ。(5/27撮影)【写真上③】
(「ナミキデザインのブログ」より抜粋)


2023/06/03
ホンシュウジカ舎の隣にある小屋(旧インドクジャク舎)がブルーシートで被われ、中に若いホンシュウジカが1頭隔離されていました。夢見の環境に慣れさせようとしている、新しく入園した個体のようですが、割合、人に慣れている様子でした。平田さんによると 5/30 には隔離されていたとのことです。【写真左奥】
ホンシュウジカの赤ちゃん。この春生まれたのはまだ1頭のようで、例年のパターンに習い、大きな木の下でじっとしていました。【写真上①】
伸びてきたオスの袋角。【写真左手前】

2023/06/10
ホンシュウジカ舎の隣に隔離されていた1頭がおらず、ブルーシートも外されていました。平田さんによると 6/2、福島ナンバーの乗用馬輸送用トラックがロバ舎前に停車しており、仲間外れだった1頭がいなくなっているそうです。【写真右手前】
オスの袋角が先週より伸びているのがわかります。【写真右奥】
この春生まれたホンシュウジカの仔は、まだ1頭だけのようです。【写真上②】

2023/06/17
今年生まれの仔。先週まではひ弱な感じでしたが随分逞しくなりました。【写真上③】

2023/06/18
仔が2匹いました。右側のオスの近くにうずくまっている方が左側より小さいので、新たに生まれた仔のようです。【写真上④】
(平田)


2023/06/24 3頭目生まれる
来園者のかたによると11:30に新しいいのち誕生、周りに見守られながら立ち上がるのも大変です。【写真上①】
初めて見る周りの景色に何だろうと、覚束ない足取りで探検が始まりました。【写真上②】
大きく伸びた袋角の大人の前でも物怖じしません。【写真上③】
今日と先週生まれた仔がお乳を飲んでいます。右は最初に生まれた仔。【写真④】
今年生まれた仔は3頭に。左手前から最初に生まれた仔、中ほどは先ほど生まれた子、そして奥は先週生まれた仔。【写真上⑤】
先ほど生まれた仔は、初めての探検に疲れたのか乾草のうえで一休み。【写真左】
そして、4頭目が生まれるのか、破水しかけた母ジカがいました。【写真右】
お腹の大きいメスジカはまだ他にいるようで、集まった来園者は興味津々、ここではシカと来園者の距離が近いため、飼育員さんが、母ジカは神経質になっているので、あまり近づかないで、と声をかけていました。シカ舎のとなり、旧インドクジャク舎のなかから、シカたちをじっと見守る別の飼育員さんがいました。

2023/06/25
今朝、お母さんシカ1頭とその仔を、入り口スペース(旧インドクジャク舎)に隔離していました。
(平田)
午後、そのスペースはブルーシートで被われ、【写真左】
中では母ジカがしきりに啼き動いていましたが、一緒のバンビは隅のほうでじっと座ったままでした。このバンビは、昨日までに生まれた3頭のうちの1頭と思われます。
これで外にいる小鹿は目視できた限りでは2頭でした(左端と右端の2頭)。【写真右】
昨日の午後、破水しかけていた母ジカに仔が生まれた(4頭目)かどうか確認できませんでした。

2023/06/26 最近の出来事 2023.6/夢見ヶ崎動物公園
この時期、ホンシュウジカも出産が続く。この時点で育っている子どもは2頭(6/19)。
6/24にも1頭の誕生を確認したが、翌々日の朝に死んでしまった。
(ナミキデザインのブログ抜粋)

2023/06/30
夢見ヶ崎動物公園「マーコール」と「ホンシュウジカ」の赤ちゃん、すくすく成長中
「小さくて可愛い!」との声、多数
 幸区南加瀬にある夢見ヶ崎動物公園では続々と新しい命が誕生している。5月から6月にかけて、マーコールとホンシュウジカの赤ちゃんが生まれ、すくすくと成長する姿が来園者の目を楽しませている。【写真左】
(中略)
 ホンシュウジカは5月27日にオスが1頭、6月17日にメスが1頭生まれた。ツノはオスだけ生え1年に1度生え替わる。背中の白い斑点模様も鮮やかな赤ちゃんシカ。来園者からは「小さくてかわいい」という声が多く届いており、地域の人々は赤ちゃんの成長を見守っている。
(「タウンニュース」抜粋)

2023/07/02
今日いた仔はこの2頭でした。【写真右】


2023/07/08
バンビが大・中・小の3匹いるのを見ました。
大きな仔(右): 群れの中にいました。【写真上①】
中くらいの仔: 日向ぼっこ中でした。【写真上②】
小さい仔: お母さんのお乳を飲んだ後、手前にやってきました。【写真左】
(平田)

2023/07/08 ホンシュウジカの仔3頭確認。
大きい仔は 5/27 生まれの仔♂でしょうか。【写真上③】
一番小さい仔。【写真上④】

2023/07/14 赤ちゃんすくすく成長中 ~ 夢見ヶ崎動物公園で
 川崎市内唯一の市立動物園、夢見ヶ崎動物公園(幸区)で、続々と新しい命が誕生している。5月からヤギ「マーコール」とホンシュウジカの赤ちゃんが生まれ、すくすく成長する姿が来園者の目を楽しませている。(中略)
 ホンシュウジカは、5月27日のオス1頭を皮切りにメス2頭も生まれ、園内には7月10日時点で3頭の赤ちゃんがいる。ツノはオスだけ生え、1年に1度生え替わる。背中の白い斑点模様も鮮やかな赤ちゃんシカ。来園者からは「小さくてかわいい」という声も多く届き、成長が見守られている。
 同園は午前9時から午後4時まで。年中無休、入場無料。【写真右】
(「タウンニュース」抜粋)

2023/07/15
オスの角が大きく伸び、袋角から鋭い角に変わる時期にきたようです。【写真左奥】
この春生まれた3頭は元気に成長しています。そのうちの幼いほう2頭です。【写真左】

2023/07/22
3頭のバンビは順調に育っていますが、周りは毛をむしろうとするカラスだらけ。【写真右】

2023/08/05 & 19
今年生まれた仔で今日見かけたのは2頭でした。

2023/08/06 化石から読み解く生物の進化 ~ 恐竜研究の手法 島育ち 成長遅くて長寿
 島嶼では、大きい生物が小型化し、小さな生物が大型化する「アイランド・ルール(島嶼化)」という現象がある。例えば、地中海諸島では大陸にいたものと比較して体重が1%程度になったゾウの化石が見つかった。逆に200倍大型化したジャコウネズミの例もある。哺乳類、鳥類に見られる現象だが、メカニズムは分かっていない。
 東京大と岡山理科大などの研究チームは、日本の島での独自の進化を遂げたシカを分析し、島に長期間隔離されるほど、ゆっくりと成長し、長寿になることを明らかにした。成果は5月、スイスの科学誌「フロンティアズ・イン・アース・サイエンス」に掲載された。
 チームは、恐竜研究で用いられる「ボーンヒストロジー」という手法で、シカの骨を分析した。骨を輪切りにすると、成長停止線という樹木の年輪に相当し、1年に1回できる線が見え、線の間隔から成長度が分かる。ディラノサウルスの成長速度がこの手法で明らかにされている。
 沖縄本島に150万年以上隔離された絶滅種のリュウキュウジカの骨化石を分析したところ、成長停止線の間隔が密で、少しずつ成長して、成熟するまで10年以上かかることが分かった。現生する本土のシカが2~3歳で成熟して繁殖し、10歳くらいで寿命を迎えるのとは大きく異なる。リュウキュウジカの体重は20㌔前後で中型犬ほどのサイズだったとされる。
 沖縄・慶良間諸島に生息し、400年隔離されているとされるケラマジカや、鹿児島・屋久島などに生息し、2万~10万年隔離されているとされるヤクシカは、体重30~40㌔台。本土のシカより2~3年遅れて4~5歳で成熟する。成長停止線の間隔はリュウキュウジカよりは広いが、本土のシカよりは密だった。
 ケラマジカとヤクシカは同じニホンジカで、本土のエゾシカ、ホンシュウジカも仲間だ。エゾシカの雄の体重は120㌔を超える。
 東京大の久保麦野講師(進化生物学、古生態学)は「大人になるまで時間がかかる代わりに長生きし、体の小型化と並行してライフサイクルが変わったことが分かった」と話した。
 ボーンヒストロジーの手法で、世界中の島の哺乳類について、絶滅種の化石も含めて調べられれば、そのライフスタイルや島嶼化のメカニズムなどの解明につながるかもしれない。久保講師は「アマミノクロウサギなど島嶼の希少種の生態を明らかにできれば、保全にも役立つ」と語る。
 生物には、早く成長して一度に多くの子を残し寿命が短い「早いライフスタイル」と、ゆっくり成長して少数の子を確実に育て長生きする「遅いライフスタイル」がある。島のシカは長く隔離されるほどに、後者のライフスタイルに進化した。だが子を残せるまで時間がかかるため、捕食者が外部から侵入して個体数が減ると絶滅の恐れがある。リュウキュウジカも、人が沖縄に渡来した頃に絶滅したと考えられている。
 久保講師が参加する国際研究チームは、島で独自の進化を遂げた哺乳類について、極端に体のサイズが変化した動物ほど絶滅率が高くなることを突き止め、研究成果は3月、米科学誌サイエンスに掲載された。(松田麻希)
(産経新聞より抜粋)
【写真右: 2023/05/23 島に生息する哺乳類の長寿化の過程を解明―恐竜研究の手法を応用―(東京大学大学院新領域創成科学研究科、おしらせ、記者発表 2023/05/23) より】

2023/08/08 ★動物たちの主な移動(令和5年5月1日~令和5年7月31日)★
ホンシュウジカ繁殖(♂1♀3)・死亡(♀1)・譲渡(♀2→相模原麻溝公 園)
(ゆめみにゅーす VOL 69)


2023/08/20
1頭のメスのホンシュウジカが、駆け回るなどのせわしない動きをしていたのですが、写真左のオスには前足で地面をかいて闘志を燃やし、立ち上がって向かっていきました。しかしぶつかりあいをせず横を過ぎていき、オスの方も戦う気はなく、あしらうだけでした。オスに向かって立ち上がるメス。顔に怒気は感じられません。【写真上①】
このメス(写真上②の左)は、別のメスも追いかけていました。何があったのでしょうか。【写真上②】
(平田)

2023/08/26
ホンシュウジカの仔が3頭いました。
お乳を飲むバンビ。大きさからみて最近生まれた仔のようです。【写真上③】
仔の母は神経質なようで、若いメスやオスが仔に近寄ると威嚇していました。
この春生まれた2頭はこんなに大きくなりました。【写真上④】

2023/08/31
最近の出来事 2023.8/夢見ヶ崎動物公園
ホンシュウジカに赤ちゃんが生まれていました。生まれて、まだ間がないと思われます。【写真左: 8/27 撮影】
子どもは現在、4頭。
(「ナミキデザインのブログ」より抜粋)

2023/09/16
ホンシュウジカの仔4頭視認、みんな元気でした。

2023/10/01
ホンシュウジカのオスが荒くれ始め、オス同士で争っていました。
角も尖ってきており、角切りが近そうです。
危険と隣り合わせな上に重労働をこなす皆さんに頭が下がります。
争うホンシュウジカのオス。【写真右】
(平田)


2023/10/07
先週荒くれていたオスたちの角が無くなっていました。角切りがあったようです。
角を切られたオス(左)。【写真上①】
角を切られたやや若いオス。後ろはメス(右)。【写真上②】
(平田)

2023/10/21
若いオス2頭が隅で小さくなっていました。ボスに睨まれ群れから追い出されたようです。闘争シーズンが終わるまで大人しくするしかありません。【写真上③】

2023/10/21
今日は数十羽のハシブトガラスがホンシュウジカの毛を狙っていました。

2023/10/24 ホンシュウジカ の除角(角切り)を行いました。
本来自然に抜け落ちる角ですが、毎年この時期になるとシカ 同士の怪我防止や飼育員の安全確保のため、麻酔銃で眠らせ除角を行います。今年は計6頭の除角を行いました。【写真上④】
除角後の角はシカ舎横に年齢順に展示していますので是非ご覧下さい🦌
(公式FB)


2023/10/28
今年生まれ育った3頭のうちの2頭。【写真上①】

2023/11/01 最近の出来事 2023.10/夢見ヶ崎動物公園
10月の上旬だったか、雄鹿の角がカットされているのに気付いた。角の有無で、印象が大分違うな。【写真上②】
(「ナミキデザインのブログ」より抜粋)

2023/11/04
ホンシュウジカ舎はカラスだらけ。逃げ場のないホンシュウジカたちの毛を好きなようにむしっています。

2023/11/16 ★動物たちの主な移動(令和5年8月1日~令和5年10月31日)★
ホンシュウジカ(♀1繁殖、♂2死亡)
ゆめみにゅーす VOL 70

2023/11/22 & 23
午後、カラスは頭上の木に沢山いて鳴き声が聞こえるものの、動物の毛をむしる時期は終わったようで、ホンシュウジカの前から姿を消しました。

2023/12/03
この日、複数名の飼育員さんが、カラス対策と思われる光をキラキラと乱反射するテープを、ホンシュウジカのエリアの上部に巡らせていました。テープは中央あたりに位置するシカ用の東屋から周囲に向かって放射状に延びています。
翌日午前に、カラスは1羽も見当たらなかったです。効果が長続きしてほしいものです。
カラス対策がされたホンシュウジカのエリア。【写真右】
(平田)

2023/12/10 最近の出来事 2023.12/夢見ヶ崎動物公園
ホンシュウジカのところにも、ちょっとした変化が。
テープが放射状に張られていた。“防鳥テープ” というハトやカラスを避ける為のもの。【写真左奥】
先月は特にカラスが多く、シカの周りで30羽くらいを見かけたことがあった。
飼育員さんによると「このテープを張った時点では何故かカラスが少なくなっていて、効果が確認できていない」とのこと。それでも、虹色に反射して華やかになって良かったんじゃないかな。【写真左手前】
クリスマスの装飾みたいで。
(ナミキデザインのブログ)

2023/12/16
12月であることを忘れるくらいの記録的な暑さでしたが、ホンシュウジカの愛もヒートアップしていました。
愛は成就していましたので、来年、また新しい命を見ることができるかもしれません。
愛の成就のためメスの様子を真剣にうかがうホンシュウジカのオス(右)。【写真右】
(平田)




2024/01/02
若いオスが右後ろ脚をケガしたようで、オレンジ色の包帯?を巻かれていました。【写真左奥】
(平田)

2024/01/19
去年生まれた仔が来園者のすぐ前でのんびり座っていました。【写真左手前】

2024/02/18
右後足を怪我した若いオスは相変わらずオレンジ色の包帯?のままです。【写真右】

2024/02/24
若いオスの右後足はまだ回復していないようで、今日は白っぽい包帯?でした。

 
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