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Spider Monkey
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サマンサ ♀
名 前 クモザル(蜘蛛猿)
学 名 Atelidae
英語名 Spider Monkey
分 類 霊長目(サル目)[?]オマキザル科
分 布 中南米の熱帯雨林
形 態 枝から尻尾でぶら下がると、手足と尻尾が長いためクモみたいに見えるのでクモザルと言うそうです。
生 態 食性は、果実、木の葉、こん虫。
夢見処 頭の良いサルで、飼育スタッフに「後の藪に蛇がいる」と教えてくれることもあるそうです。オスとメスがいましたが、2011年3月、人によく慣れ、お馴染みの来園者には尻尾を出して握手してくれたオスの「ダーリン」【写真右】が、東日本大地震へのショックで亡くなり、メスの「サマンサ」【写真左】が残されました。こちらは「ダーリン」より人見知りですが常連さんはちゃんと識別しています。夢見定食は、煮サツマイモ、ニンジン、小松菜、リンゴ、トマト、バナナ、ミカン、サル用人工飼料、煮干。

ダーリン ♂




2004/05/30
顔なじみのお姉さんが「はい握手」と両手を出すと、照れながらそっと尻尾と手を出す「ダーリン」♂。尻尾は手足と同じように器用に動きます。図体が大きいので現在の獣舎ではちょっと窮屈なようです。【写真右手前】




2005/02/26
冬の寒い日は、体を寄せ合ってじっとしています(左がオスの「ダーリン」、右がメスの「サマンサ」)。【写真右奥】

2005/09/23
樹上性のため親指は退化してありません。ここにいる2頭は動物園で生まれ、人工保育で育ったものです。
(夢見ヶ崎動物公園、宇田さん)。




2006/03/26
春の動物園まつりで、ツアーガイドに新企画として、手と同じように機能する尻尾で、檻の外の切株から餌を採る様子を見せ説明。

2006/03/31
3月28日付で公式HPを更新、新しい企画として、春の動物園まつりで評判の良かった、檻の外の切株の上の餌を尻尾を使って上手に取る様子がいつも見れるようになりました。




2007/01/18
オスのほうが風邪を引いて治療を受けています。

2007/02/12
メスが隣のフサオマキザルに薬指を咬まれ手指を骨折、ブラブラになったため、オス、メスとも外に出さず、ナイトルームで静養しています。【写真右】

2007/02/14
手指骨折のメスは開放性の脱臼でした。麻酔をかけ整復・縫合しました。しばらくは赤い包帯姿になります。

2007/02/22
右手薬指開放性脱臼のメスは、間接部分から先が壊死したため、麻酔のうえ骨切除・縫合の手術を行いました。

2007/02/27
手術したメスの包帯を取りました。あとは自然治癒を待ちます。

2007/03/21
春の動物園まつり「園内リレーガイド」では宇田さんによる恒例の尻尾で餌を受け取る実演が来園した子供達も参加して行われました。尻尾の説明では、その話になると檻のなかから尻尾をひょいと出すなど、宇田さんとクモザルは何でも通じ合うようです。【写真左】

2007/07/02
7月30日は、東京農工大の環境エンリッチメント実験第2弾「フィーダー(エサやり器)」に関するもののお試しを行いました。バナナを1本皮付きでまるのままクモザル、オマキザル、リスザルにあげてみました。クモザルは手を使い、オマキとリスは手と口を使いそれぞれに皮をむいてから実を食べてました。でも結局皮も食べちゃったようなんですが・・・(ちなみにニホンザルは皮のまま囓り、皮をはき出したとのことです。)やはりオマキの方がワンランク上か? そしてドイツ製のダルマ落としのようなフィーダーと竹筒も使います。
(ブログ「動物園からの手紙」)

2007/09/08
機嫌の良いときは、オスだけですが、後ろ向きになり尻尾を檻の外に出して触らせてくれます。そして相手を気に入ると尻尾を握ったときちゃんと握り返してくれます。隣のフサオマキザル同様、随分お利口です。

2007/10/20
尻尾で握手する相手は、クモ♂の独断と偏見による好みで決まるようで、誰とも握手するわけではありません。顔見知りで動物好きな女性との握手が多いようです。




2008/04/05
三寒四温の季節を迎え、夜の冷え込みでクモザル♂が体調を崩しましたが、少しずつ食欲が戻ってきているそうです。

2008/04/09
毎日尻尾と握手しに来る熱心なフアンも多いオスですが、最近の寒さ続きで体調はなかなか元に戻ってくれないようです。

2008/04/19
今日の夕方は、クモザル舎が閉じられていました。♂♀ともに体調を崩したのでしょうか。

2008/04/27
2頭とも退院、クモザル舎に戻りました。♂のほうは、いつもの元気さはまだないようです。

2008/04/29
オスはまだ体調が完全に回復していないようで、外にいるときは寝ていたり、日中でも暖房のところにいたりしています。

2008/06/17
メスが人に興味を示すようになり、檻のなかから尻尾を差し出し握手に応じるようになりました。

2008/10/26
クモザル舎の前にカメラが置かれ、調査が始まりました。去年の環境エンリッチメント実験の続きが始まったのでしょうか。

2008/12/19
いつも愛想良く尻尾を出し挨拶してくれたクモが、最近、顔見知りが来ても知らん顔をしています。人間不信になるようなことをした来園者がいたとすれば、動物と人が他の動物園より密接にコンタクトできる夢見らしさが失われることになり、大変悲しいことです。




2009/01/01
ナイトルーム奥の赤外線ストーブで暖をとっていましたが声を掛けると、こちらを見て、わざわざ表まで出てきて尻尾で握手してくれました。そして握手が終わるとサッサと奥へ引き上げました。しばらく人間不信が続いていましたが少し回復してきたようです。

2009/01/31
「クモザル舎」のナイトルームのシャッターが閉じたままです。呼ぶと茶色いほうが上下に開くシャッターを自分で開けて出てきました。それからは、思いっきりシャッターを開けたり閉めたりの遊びが始まり、シャッターに合わせ跳んだりはねたり大騒ぎです。よく動くシャッターで、開閉のたびにガシャンガシャンと大きな音が出ますが、そのうち壊れそうな気配です。隣のフサオマキザルはこれを見物しているものの、クモザルほど体が大きくないためか真似はできないようです。

2009/05/10
折の中に丸い木の棒と並んで、シンバルが片方ありました。シンバルの音は、茶のクモがシャッターを開閉、ガシャンガシャンやる音に近いので置かれたのでしょうか。でも興味を示す様子はありません。シャッターの開閉ができるののは「ダーリン」(茶のクモザル)だけです。暑い日で、中に閉じ込められた「サマンサ」(黒いほうのクモザル)の鳴き声が聞こえていました。

2009/05/16
木の棒、シンバルに続き、エリマキキツネザルのナイトルームにあった小さな椅子が置かれましたが、それらで遊ぶ様子は見られません。【写真左】

2009/05/24
ナイトルームのシャッターの開閉遊びはなくなりました。ひょっとして固定されたのかも知れません。この遊びに代わる小道具?小さな椅子は相変わらずひっくり返ったまま。そしてシンバルは天井から下げられていました。棒でシンバルを叩く遊びを始めるかどうか興味あるところです。【写真右】

2009/09/05
長い両手、両足、尻尾は地面にいるときは、いささか持て余し気味です。でも樹上ではこれらを自在に操り、自由に空間を移動できます。【写真左2枚】

2009/10/03
お馴染みさんに手を差し出す「サマンサ」。【写真右】

2009/10/24
折角シンバルや椅子を置いても全く興味を示さず、唯一得意なのはナイトルームと外を結ぶシャッターの開閉です。来園者が檻の前に来ると、得意そうに全身を使ってシャッターを開閉して見せるのですが、ガチャンガチャンと大きな音でウルサイこと。このままではシャッターが壊れてしまうので、半分まで閉まるとストップするようになっています。下まで降ろして尻尾を挟む心配はなくなりました。




2010/02/27
寒い季節は何とも元気のないクモザル2頭ですが、今日の夕方は黒いほうの「サマンサ」が居て、茶色の「ダーリン」は中に引篭っているのか姿を見せませんでした。

2010/11/13
2頭とも元気で暮らしています。シャッターの開閉遊び、お馴染みさんとの尻尾での握手も相変わらずです。






2011/03/15
今朝クモザルの「ダーリン」が急死しました。年齢は30歳を超えているので高齢ではありますが、まだ死ぬには早い年齢です。飼育員との思い出もたくさんあったサルですので寂しさもひとしおです。 小生が、「最後のダーリンに噛まれた飼育員」のようですが・・・合掌・・・
(ブログ「動物園からの手紙」)

2011/03/19
亡くなった「ダーリン」は来園者に尻尾や手を出し握手するなどサービス精神旺盛でした。しかし誰にでもというわけではなく、長年通って根気強くダーリンに接してきた来園者に限られました。このような来園者と握手したあと、そこに居合わせ、おずおずと手を出す勇気ある子供たちにもちゃんと握手(握尻尾)してくれるやさしさもありました。毎年のようにお隣のフサオマキザルの生態調査に来て、ここに1週間ほど張り付いている獣医学部の学生さんたちは、この恩恵になかなか浴せなかったようで、よく「このクモザルはオバサンにしか興味がない」という嘆きの声を耳にしましたが、決してそんなことはなく、随分前には倶利伽羅紋々のお兄さんとお互い共通のものを感じたのか、すっかり懇意になり、格子越しに兄弟のように親しく接していた時期もありました。長年一緒に暮らし「ダ-リン」(茶色)に先立たれた黒色の「サマンサ」は、途方にくれ、ただただ悲しい声をあげるばかりです。【写真上①】

2011/05/12 ★動物たちの主な移動(平成23年2月1日~平成23年4月30日)★
クモザル(♂1死亡)
(ゆめみにゅーす VOL 20)

2011/06/25
相棒「ダーリン」を失って3ヶ月が過ぎました。「サマンサ」は今でも以前と同じ場所で、同じ姿で嘆き悲しんでおり哀れです。【写真上②】

2011/07/09
「サマンサ」は、一頭だけの寂しさは変わらないものの、少しずつ元気を取り戻し、隣のフサオマキザルに興味を示し、ときおりじっと眺めるようになりました。【写真上③】

2011/09/17
相変わらずお隣のフサオマキザル一家に興味を示すものの、先方は大勢いて相手にして貰えないようです。

2011/09/19 秋の動物園まつり 動物リレーガイド
手と同じように働く尻尾の説明で、飼育スタッフの説明に合わせ、ちゃんと動作していました。【写真左】

2011/10/01
相棒だった「ダーリン」を失うまで来園者には興味を示さなかった「サマンサ」(メス)ですが、1頭で寂しいのか、今日はクモザル舎前でドングリを拾っていた来園者の親子に「ドングリ頂戴」と手を差し伸べていました。【写真上④】




2012/05/20
相棒の「ダーリン」を失ってから1年以上過ぎました。残されたメス「サマンサ」は、隣のフサオマキたちに興味を示すものの相手にされず、来園者と特別親しくなることもなく、相変わらず一人ぼっちで寂しそうです。【写真左】

2012/08/18
「サマンサ」♀は相変わらず一人で自分から人に馴れることもなく、興味の対象は隣のフサオマキザルです。今日も隣の様子ばかり気にしていました。【写真右】

2012/11/10
外にいるときは、いつも隣のフサオマキザルの様子を眺めている「サマンサ」ですが、寒くなってくると、すぐにナイトルームにあるストーブに前に駆け込むようになりました。




2013/01/26
のんびり日なたで日光浴するクモザル♀。以前いたオスのダーリンと違い、人に馴れることはありませんが、訪園者の顔はちゃんと覚えている頭のよい猿です。【写真左】

2013/03/24 春の動物園まつり
現在いるのはメス1頭のみです。
(動物ガイドツアー)

2013/07/10
2011/03/15、クモザルのオス「ダーリン」が亡くなりました。残されたメスは、ずっと一頭のままです。名前は「サマンサ」。2頭が夢見に来た当時の人気TV番組〝奥様は魔女〟にあやかってのことだそうで、この番組は東京では今も毎朝8時から再放送されています。
(島貫様)

2013/10/06
「サマンサ」♀は相変わらず1頭きりですが元気です。いつも隣のフサオマキザル一家を眺めています。今日は名前のとおり〝蜘蛛〟を思わせる恰好をしていました。【写真右】




2014/02/22
雪の降った寒い冬も一段落、これからは三寒四温の天気が続き徐々に温かくなります。温かい日溜りのなか「サマンサ」ものんびり日光浴です。【写真左奥】

2014/05/17
苦手な寒い季節から暑い季節に変わりはじめました。「サマンサ」には、この気候が合っているようで、今日はくつろいで寝ていました。

2014/08/03
7月始めから続いていた第三期園内整備工事が終わり、立ち入りが制限されていた、リクガメ舎、レムール舎とサル舎(中南米の真猿類舎)が開放され、久しぶりに「サマンサ」の元気な様子を見ることができました。【写真上中】

2014/10/04
相変わらず一人でいる「サマンサ」。いつも隣のフサオマキザル一家をうらやましそうに眺めています。【写真右】




2015/04/18
晴れた日は外に出ていることが多い「サマンサ」ですが、今日行ったときは獣舎の中、奥の日当たりのよい場所で日光浴していました。【写真左】

2015/05/04 ★ピックアップ動物★クモザル ~ 哺乳綱 霊長目 クモザル科
 熱帯雨林に生息し、ほとんど樹上から降りずに生活します。長い手足と尾が、蜘蛛(クモ)のように見えることが、その名の由来です。
 個体差はありますが、「足場」を尾でつかんでぶら下がったり、食べ物を前足ではなく尾でつかんだり と、とても器用な尾の使い方をします。尾の先端の 腹側には毛が無く、人間の指紋のような細かなしわが滑り止めとして役立ち、また非常に敏感な場所で もあります。
 現在夢見ヶ崎動物公園で飼育しているクモザルは、雑種のメス1頭のみで、愛称はサマンサです。 長く垂れ下がった陰部をみて、オスだと間違われることが多いのですが、あれはオチンチンではありません。多少人見知りをしますが、穏やかな性格で、仕事中の飼育スタッフの手をつかんだり、水道ホースから出る水を直接飲みたがったりします。また、ちょっとイライラしたり不安を感じたりすると、体を掻くようなしぐさをする癖があります。
 餌の好みは、急に「さつまいもブーム」が来たり、 昨日まで残さず食べていたトマトに飽きてしまったりと、気まぐれです。【写真右】
(ゆめみにゅーす VOL 36)

2015/08/25 クモザルは特定動物
クモザル舎の前に「特定動物」の表示が出ていました。その内容は〝許可年月日:平成25年3月1日、有効期限の末日:平成30年2月28日、許可番号:川崎市指令健安第4106号、特定動物の種類:クモザル(おまきざる科)〟特定動物は動物愛護管理法で、人に害を加えるおそれがある動物のことだそうで、ライオン、クマ、ワニ、サルやヘビの一部などが該当します。飼育には許可が必要で動物園も例外ではありません。現在、夢見の特定動物はクモザルだけかもしれません。この表示を読んでいると、「サマンサ」が、「こっち見ないで何見てんの?」と不思議そうに、こちらを眺めていました。

2015/12/05
「サマンサ」は動きが少ない割りにカメラを構えると横を向いたり奥へ引っ込んだりと、なかなか写真に収まってくれません。そんな「サマンサ」の珍しい天井からぶら下がった写真です。クモザル舎の内部から撮ったものでしょうか。年賀状募集のお知らせのなかにありました。【写真左】




2016/01/08
頭の良い「サマンサ」は、カメラを向けるとわざと動いて撮影の邪魔をします。【写真左】

2016/03/20
クモザルの「サマンサ」(左)と、フサオマキザル(右)。いつも一頭だけの「サマンサ」が、隣のクモザル一家に興味を示すのに、今日は逆のようです。【写真右】

2016/3/20 動物とともに42年節目 夢見ケ崎動物公園 飼育員・宇田さん月末定年
◆忘れられない別れも
 川崎市幸区南加瀬の夢見ケ崎動物公園が開園した一九七四年四月に市職員となってから四十二年間にわたり飼育員を務めた宇田司さん(60)=宮前区=が今月末、定年退職を迎える。再任用で四月からも同じ職場で働くが「一つの区切り」と感慨深げだ。 (小形佳奈)
 アフリカ南西部の山岳地帯にすむハートマンヤマシマウマ、ヤギの仲間マーコールなどの繁殖に国内で初めて成功し、園はこれまでに日本動物園水族館協会の繁殖賞を受けた。「いずれの飼育にも関われたことは誇り」という宇田さんには、忘れられない別れがある。
 管理事務所に保管されている一枚の写真パネル。クモザル「ダーリン」を抱いた宇田さんがはにかんだ笑顔を見せる。
 なれるまでに十年かかった。他の飼育員が音を上げる中、かまれても耐えた。ある日、掃除中に後ろから飛び掛かられたが、それがきっかけで宇田さんになつき、園舎に入るとしがみついて離れなくなることもしばしば。そんなダーリンとのツーショットを同僚が撮ってくれた。
 十年ほど続いた蜜月を五年前の東日本大震災が断ち切った。余震が続く三月半ばの朝、うずくまって動かなくなったダーリンは、手当てのかいなく、その日のうちに死んだ。腸重積で、ストレスが原因と推測された。「相当痛かっただろう。あれは精神的にきつかった」と目を伏せる。
◆再任用、続く信頼
 宇田さんは県立相原高校畜産科を卒業して一九七四年四月に市職員となり、動物公園に着任した。カニクイザル、ホンシュウジカなど九種七十一点から始まった展示動物は現在、約六十種四百点。
 「動物園の役目は保護、娯楽、教育、研究の四本柱」という。希少動物を目玉に入園者を集めていた時代から、近年は環境教育の一環で来園する小学生を案内したり、大学生とオマキザルの共同研究をしたりと、動物園の役目が厚みを増していると感じる。
 動物公園の歴史とともに経験を重ねてきた。岩瀬耕一園長は「野生動物の飼育は現場の経験がものをいう。アドバイスをもらうことも多い」と評する。「全体をよく見ていて、困った時にさりげなく声をかけてくれる」と、後輩飼育員の信頼も厚い。
 「定年の実感がわかない」という宇田さんだが、「六十歳は一つの区切り。四月からは同僚に対してこれまでと違う接し方をしなきゃいけないのかな」とも。いつもは裏方に徹するが、今月二十一日の「動物園まつり」では、マーコールの解説を担当する。
【写真左: 管理事務所に保管されている「宇田さんとダーリン」のパネル写真。一度抱きつくと2時間離れなかったこともあったという=幸区南加瀬で】
(東京新聞)

2016/09/02
のんびりくつろぐクモザルの「サマンサ」。【写真右】

2016/10/06
座ったまま細長い両手両足尻尾をクモのようにあらゆる方向に伸ばせる「サマンサ」。どんな場所にもぶら下がれます。




2017/01/16
「サマンサ」はバナナを美味しそうに食べていました。



2017/04/08
ご馳走を前に嬉しそうな「サマンサ」。【写真上①】

2017/04/16 飼育の日
クモザル「サマンサ」に大好きな餌を与えながらの説明。【写真上②】
(キーパーズトーク)

2017/07/29
クモザルの「サマンサ」は元気です。【写真左】

2017/08/26
クモザルの「サマンサ」。同じポーズで首だけ左右に動かすなど動きが独特です。【写真上③④】

2017/10/07
両手と同じように両足と尻尾も自在に使うクモザルの「サマンサ」。【写真右】





2018/04/22 飼育の日
クモザルについての説明。【写真右手前】
(キーパーズトーク)

2018/08/18
クモザル「サマンサ」の横顔。夢見では隣にいるフサオマキザルとともにもっとも人に近い感じがします。【写真右奥】

2018/09/08
いつも物静かなクモザルの「サマンサ」。【写真左】




2019/03/24 春の動物園まつり
「サマンサ」のお腹が赤く見えるのは、冬の間しがみついていたストーブによる低温やけどのためだそうです。【写真左】
(キーパーズガイド)

2019/08/05 獣医の日記
 動物の体調管理をするうえで、観察しなければならない点はいくつもあるのですが、もっとも手軽で、観察しやすいものの一つは便です。人間、特に日本では、赤ちゃんの時を除いてほとんどさっさと水に流してしまいがちですが、実にいろいろなことが分かります。
 たとえばいつもより軟らかい便の時、感染症で下痢をしている場合もあれば、水分を多くとりすぎただけ、ストレスで胃腸の動きがおかしくなって食べ物を完全に消化できていない…などいろいろな原因が考えられます。便を薄く延ばして染色液で染めて顕微鏡で見たり、遠心分離器にかけたりして寄生虫の卵を探したりする検査な どを行い、原因を突き止めて治療に入ります。また、コロコロした小さな便が数珠のようにつながっていることがあり、ほぐすと毛が絡まっていることがあります。換毛期に毛づくろいしてたくさんの毛を飲み込んだ結果です。便に粘液や血液が混じることもあります。
 大事なのは、いつもと違うかどうか、です。便が軟らかいと言っても、キツネザルやレッサーパンダは正常でも未消化物の多い便を出し、クモザルやオマキザルはちょっと興奮するといつでもどこでも下痢便をします。においも人間は「くさい」で済ませがちですが、特に出血があったり微生物が増えすぎたりしたときは普段と違うにおいになるので、無視できません。
 そんなわけで、仕事熱心な我々はごはんを食べながらでもうんこの話をしていることがしばしばです。
(ゆめみにゅーす VOL 53)

2019/10/15
クモザルの「サマンサ」。今日は目を大きく見開いて何を考えているのでしょう。【写真右】




2021/05/22 クモザル サマンサ ♀メス
ここに来た当時の人気テレビ番組奥様は魔女から命名されました。
1986年8月16日生まれ。1991年4月1日江戸川区自然動物園から来ました。
神経質ですが穏やかな性格です。親しい飼育員には口をすぼめる仕草をします。
「尾紋(びもん)」 人間の指紋のようなもの。
尾で食べ物をつかんだりぶらさがったりできます。【写真左】
(クモザル舎の掲示)

2021/08/07 ★ピックアップ動物★ クモザル 哺乳綱 サル目 クモザル科
 中南米の熱帯雨林に生息し、主に果実や木の葉などの植物を食べ、数頭から数十頭の集団で、ほとんど地上に降りず樹上で暮らします。蜘蛛を思わせる長い四肢と、5本目の手足とも呼ばれる長くて器用な尾が特徴です。尾の先端には指紋のような皴があり、枝などをしっかりつかんで体をぶら下げることもできます。
 当園のサマンサは雑種のメスで、来園してちょうど30年、この8月で35歳になります。穏やかですがちょっと神経質で、なにか嫌な思いをするとすぐ下痢をしてしまう繊細さもありますが、清掃中にホースの水を直接飲み、もういらない時はホースを持った飼育員の手を押し戻したり、機嫌が良いと口をすぼませながらつぶらな瞳で見つめてきたり、かと思えば柵越しに突然、目つぶしの突きを繰り出すこともあり、様々な顔を見せてくれます。
 2011年に同居していたオスのダーリンが急死した直後は少し元気がなくなることもありましたが、現在は飼育員や隣のフサオマキザルとほどほどに交流しつつ、穏やかに暮らしています。
(ゆめみにゅーす VOL 61)




2022/04/02
両手、両足、尻尾を自由自在に操るクモザルの「サマンサ」。【写真右手前】

2022/04/19 namiemi の絵手紙『サル編』/夢見ヶ崎動物公園
クモザルの「サマンサ♀」。この子はマイペースで、いつもリラックスしている様に見えます。
「ナミキデザインのブログ」より抜粋)

2022/08/17
両手両足を伸ばし3倍の大きさになったクモザルの「サマンサ」。【写真右奥】

2022/11/13
今朝は地上にいて、なんとなく元気が無いように見えました。【写真左奥: 地上から上を向く「サマンサ」】
(平田)

2022/11/19
快晴の朝、珍しくこちらをじっと観察する「サマンサ」。【写真左中】
(平田)

2022/12/23
日差しがあるのにこの日の外気はかなり冷たかったため、「サマンサ」は日を浴びようと外に出ては「なぜ寒い?」と思ったかのよう。うろうろ暖かい場所を探して場所を移していました。身を縮めて「体育座り」のような「サマンサ」。【写真左手前】(平田)




2023/01/15
「サマンサ」は、隙あらば隣室のフサオマキザルの餌を失敬しています。
フサオマキザルを気にしつつ右手を部屋にしのばせ餌を失敬しようとする「サマンサ」。【写真左奥】
ゲットした餌を確認する「サマンサ」。既に口を開け食べる気満々です。【写真左手前】
(平田)

2023/03/26
空が明るくなったからか、「サマンサ」が外に出てきましたが、周囲を見回した後、引き返していきました。【写真右: 天気の様子を見にきた?「サマンサ」】
(平田)

2023/05/02
暖かくなり「サマンサ」はあっちこっちの毛繕いに余念がありません。


2023/06/03
暖かい日射しにのんびり寝転ぶ「サマンサ」。【写真上①】

2023/07/10
「サマンサ」がもたれながら隣室のフサオマキザルの「ヨッチ」家を眺めていました。地面には食べ終わった小松菜の軸が残っていました。
くつろいでフサオマキザル一家を眺める「サマンサ」。【写真上②】
(平田)

2023/09/16
うたた寝するクモザルの「サマンサ」。【写真上③】
(平田)

2013/09/30 最近の出来事 2023.9/夢見ヶ崎動物公園
クモザルのサマンサ♀は、声をかけても、いつも「知らんぷり」だった。
ある日、友人が飼っているフサオマキザルの子どもを肩に乗せて会いに行くと、興味を示してくれた。子ザルを気に入った様子。
その後は、子ザルを連れていなくても、挨拶をしてくれるし、口をすぼめてくれることも。
ちなみに「口すぼめ」は、親しい人(飼育員さん)にする仕草だそう。
(「ナミキデザインのブログ」より抜粋)

2023/11/05
目と眉(色)のみを見ると劇画タッチの「サマンサ」。【写真上④】
(平田)

2023/11/12 秋の動物園まつり
説明のあいだ「サマンサ」は説明の獣医さんのすぐ近くに来たり離れたり、天井に登ったりと大忙しでした。【写真左奥】
(キーパーズガイド)

2023/12/10
「サマンサ」は青菜をよけて他の餌を食べ、他の餌が無い時に青菜を食べる姿を何回か見たことがあります。
この日は、他の餌はまだあるのに、青菜を握りしめていました。
青菜を持って移動中の「サマンサ」。【写真左手前】
ところが、青菜を一口食べるや否や、ポイッと捨てていました。お気に召さなかったようです。【写真右】
(平田)




2024/01/16 最近の出来事 2024.1/夢見ヶ崎動物公園
レムール舎の隣にあるサル舎の柵も塗装の塗り替え作業が行われていた。
(ナミキデザインのブログ)

2024/01/27
日差しを浴びながらこちらを見るクモザルの「サマンサ」。【写真左】
(平田)

2024/03/10
リラックスして隣室のフサオマキザル達の観察をするクモザルの「サマンサ」【写真右】
(平田)

2024/03/17 春の動物園まつり、キーパーズガイド
・クモザルの尾は第5の手というくらい役立つ。以前いたオスは力が強く、尾でデッキブラシを振り回していた。
・クモザルの手は親指が無い。4本の指で十分なので退化したといわれている。
・不安なときには尾でどこかをつかんでいるので、気持ちがわかりやすい。
・今日は機嫌が悪い。(絶えず鳴いていました)
【写真右】よだれを出しながらバナナを待ち構えていたクモザルの「サマンサ」、隣室のフサオマキザルのヨッチ家の誰かが、柵にしがみついてバナナがもらえるのか凝視中。
(平田)

 
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