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 ブラウンキツネザル ワオキツネザル
Ring-tailed Lemur
エリマキキツネザル 

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名 前 ワオキツネザル(輪尾狐猿)
学 名 Lemur catta (「猫に似たレムール」という意味があるそう)
英語名 Ring-tailed Lemur
分 類 霊長目(サル目){?}キツネザル科
分 布 マダガスカル南西部の落葉樹林、乾燥林、低木林の樹上に群れで暮らす。
形 態 尻尾に輪の模様があり、大人のオスは両手首の内側に皮脂腺がありマーキング(臭いづけ)をする。
生 態 木の上だけでなく地上でも飛び跳ねて歩く。冬は太陽に向かい両手,両足を広げ日光浴する。
食性は、草や木の実、果実、まれに昆虫。
夢見処 ワオキツネザルは地上で、ブラウンキツネザルは樹上で暮らすことが多いため、同じ場所でも棲み分けができるだろう、と一緒に暮らすようにし成功している。レムール舎内3ヶ所(ブラウンキツネザルと一緒のメスグループ、同じくオスグループ、そしてクロキツネザル舎内に分けて飼育。夢見定食は、サツマイモ、煮サツマイモ、ニンジン、小松菜、リンゴ、トマト、バナナ、ミカン、煮干。




2004/03/28
エリマキキツネザルほど新居に慣れていないようで、外に出ずに獣舎の中で、のんびりしていることもあります。【写真右】

2004/06/27
ブラウンキツネザルと同じ運動場を使用するようになりました。喧嘩もせず仲良く棲み分けています。午後4時、運動場が閉まるとき、ブラウンキツネザルの小屋に一緒に入りたがるのが一匹います。




2005/03/13
赤ちゃんが1頭誕生。お母さんのお腹にしがみついている小さな顔とヒモみたいな尻尾が見えています。現在は2つのワオキツネザル用獣舎のうち、1つが母子専用になっています。

2005/03/19
園内の掲示によると赤ちゃんが生まれたのは3月8日(火)だそうです。先週に続き隔離されていますが母子ともに元気です。小さなヒモみたいな黒い尻尾に白い輪が見え始めました。

2005/03/21
子供が周りに興味を持ち、お母さんの背に登るようになりました。

2005/03/27
現在3頭プラス子供1頭です。

2005/04/02
母子とも元気です。相変わらず隔離されています。母親は激しく動いても子供はシッカとしがみついています。時々父親が面会に来ます。


2005/04/08
2頭目の赤ちゃんが4月6日に誕生、【写真左】
3月8日の赤ちゃんと同じ父親ですが母親は別です。【写真右】
(東京、ぴっぴさん)
これで住人はオス1頭、メス2頭、子供2頭になりました。

2005/04/09
4月8日に生まれたワオキツネザルの仔。【写真上①】

2005/04/09
4月6日に双子が生まれましたが生き残ったのは一頭でした。キツネザル舎は2部屋あり、1部屋は3月8日に生まれた子供と母親、もう1部屋は4月6日に生まれた子と両親が入り、ワオキツネザルの屋外展示は中止しています。屋外では共生しているブラウンキツネザルたちが、どうしたのかと部屋を覗きに来ます。(川崎、RN さん)
本日の毎日新聞神奈川版によると、父親は推定3歳で昨年3月来園、メスのうち一頭は9歳、ここでは9年振りの繁殖だそうです。

2005/04/16
3月8日に生まれたワオキツネザルの子供。【写真上②】
3月8日に生まれた子供は大きくなり遊び盛りですが、まだ外に出しては貰えません。水道の蛇口に乗って遊んでいます。【写真上③】

2005/05/09 獣舎の扉が開き、母親と2頭の子供達は外の芝生に出て仲良く遊んでいます。
(東京、CTさん)

2005/05/24
子供達は元気です。今日も外でピョンピョン跳ねながら、皆で仲良く遊んでいました。
(東京、CTさん)

2005/05/24
ブラウンとワオが同じ庭で同時展示になりました。どちらにも子供が生まれたので分離していましたが、思い切って同時展示に戻したそうです。

2005/05/26
ブラウンとワオ全員が同じ庭に出るようになりました。
(東京、ぴっぴさん)

2005/05/29
2頭の子供は庭をピョンピョン跳ね回り、遊び盛りです。性別はまだ確認出来ていないようです。

2005/07/17
子供はブラウンキツネザルの双子と遊ぶようになりました。

2005/08/07
「暑い暑い」お昼過ぎ、親も子もバテ気味で冷房の効いた獣舎に入ります。投げ出した手足に尻尾も加わり太目の電線がこんがらがったようです。【写真上④】

2005/09/23
レムール舎がオープンしたときから、ここでは地上性のワオキツネザルと樹上性のブラウンキツネザルの同時展示を始めました。同じ運動場を使用し、ナイトルームは別々のため、それぞれが自分たちの部屋を覚えるのに3ヶ月かかりました。サルの世界ではメスがオスを選びます。子供が生まれると地上性のワオキツネザルは背中に子供を乗せ、樹上性のブラウンキツネザルはお腹に子供を下げて歩きます。
(夢見ヶ崎動物公園、横田さん)




2006/03/11
一頭が右手の先を怪我したらしく赤いサックをしています。本人(ワオ)はそれが自慢のようです。一緒のワオにはそれがうらやましいようで、しきりに気にしていました。【写真左】

2006/04/20
今朝、赤ちゃんが1頭誕生しました。母子ともに順調なようです。

2006/04/22 赤ちゃんは両親に守られナイトルームにいました。お母さんの胸の下で、必死にしがみついている小さな頭と尻尾がちょこんと見えていました。【写真右: ひよっこさん提供】

2006/04/29
お母さんはナイトルームでの隔離が終わり、表に出るようになりました。赤ちゃんを抱いて切株に座っていると、次々とブラウンキツネザルが赤ちゃんを見にやってきます。

2006/05/02
昨日、4月20日に続き、片キバと呼ばれるメスも出産、昨年に続きぴっぴさんが撮影に成功しました。PhotologZoo をご覧ください。




2007/01/12 PICK UP 動物 キツネザル
キツネザルは英語で「レムール」といい、ラテン語の「レムルス(おばけ)」が語源です。
当園ではキツネザルの展示場所「レムール舎」で、ワオキツネザル、ブラウンキツネザル、クロキツネザル、エリマキキツネザルの4種類を飼育しています。
自然界ではアフリカのマダガスカルに住んでいます。映画にもなった、あのマダガスカル島です。
果実や花、木の実を食べ、当園の食事メニューは、サツマイモ・ニンジン・小松菜・トマト・リンゴ・バナナ・ミカン・煮干です。
(ゆめみにゅーす VOL 2)

2007/03/13
動物園の獣医さんによると、11日にワオの「首振り」に仔がうまれました。この春の出産第一号かも知れません。

2007/03/14
生まれた仔はワオキツネザル舎で見ることができますが、来週にはグラウンドへ出せそうです。
SAUDE! SAUDADE 2 2007/03/13 に生まれたばかりの素晴らしい写真が掲載されています。

2007/03/15
11日に生まれたワオッ仔は順調に育っているそうです。

2007/03/17 親子三人、ナイトルームに隔離されていました。赤ちゃんは母親にしっかりしがみついていました。来週、暖かくなれば春の動物園まつりには外(グラウンド)に出て人気を集めることでしょう。

2007/03/20
11日に続き「片キバ」にも子供誕生。この春2頭目の子供です。

2007/03/21
春の動物園まつり「園内リレーガイド」でも生まれたことが紹介されました。ひよっこさんの「夢見zooにいってきたよ」にかわいい写真があります。これでワオ一家は総勢9頭になったそうです。


2007/03/31
バックヤードにいた瞳が茶色のオスが、【写真上①】
エリマキキツネザルの2つあるナイトルームのひとつに移動しました。【写真上②】
これと一昨年生まれた首振りの子供(メス)を一緒にして宇都宮動物園に夫婦養子で行くことになるそうです。
3月11日に生まれた首振りの仔は、こんなに大きくなりました。【写真上③】
20日誕生の片キバの仔は、まだ母親にしがみついたままで小さな尻尾がちょこんと見えています。

2007/04/05
ひよっこさんの「夢見zooにいってきたよ」によると、宇都宮に行くオスは、首振りの娘とバックヤードで同居中、エリマキキツネザルの2つあるナイトルームのひとつに居候中のオスは、ずっとここに居るようです。

007/04/07
エリマキキツネザルのナイトルームのひとつに居候中のワオは、エリマキと共生を始めました。いままで、ワオとブラウンの共生は行われましたが、ワオとエリマキの組み合わせは初めてです。ワオは、現在、片キバ母さんと、首振り母さんの2グループに別れていますが、両方からはみ出たオスを集め、エリマキと共生させるようです。エリマキの2頭もオスなので、完全な男だけの世界になりますが、人間同様むさ苦しい世界になるかどうか。

2007/04/18
ワオキツネザルのオスと首振りの娘(2才)が宇都宮に行き、夫婦養子として迎えられました。交換でミーアキャットが夫婦養子で来園しました。

2007/04/21
片キバ親子は、まだ日中もナイトルームに居ます。首振り親子は、日中は外に出ています。

2007/05/05
片キバ親子もグラウンドにでるようになり、今年生まれた2頭の子供たちは順調に育っています。

2007/05/12
ワオキツネザルの母子。【写真上④】

2007/05/29
4月、宇都宮動物園に夫婦養子で行った2頭の元気な様子が「ブログ「動物園からの手紙」」に掲載されました。

2007/06/04
上尾(埼玉の上尾丸山公園小動物コーナー)との動物交換?で、去年生まれたオスがお婿入りしました。

2007/06/05
お婿さんに行ったワオっ子の最近の様子と写真がひよっこさんの夢見zooにいってきたよで紹介されています。

2007/06/15 夢見はベビーラッシュ!
今年もワオキツネザルに赤ちゃんが生まれました。
3月生まれの2頭です。【写真左】
今はやんちゃ盛りで遊ぶのが大好きです。
(ゆめみにゅーす VOL 4)

2007/06/15 新しい仲間です 3/1~5/31
ワオキツネザル(性別不詳、2) 3/11、3/20 誕生
(ゆめみにゅーす VOL 4)

2007/06/15 今までありがとう
ワオキツネザル(♂、♀) 4/18 宇都宮動物園へ
(ゆめみにゅーす VOL 4)

2007/07/21
今年3月11日に生まれた、白いおでこがどちらかというと富士額の仔は「アンズ」、3月20日生まれの、白いおでこが平らな仔は「アイス」と命名されました。

2007/08/26
ワオキツネザル/ブラウンキツネザル共用のグラウンドにブランコが置かれ、【写真左】
今年生まれた「アンズ」と「アイス」が遊ぶ姿がひよっこさんのブログにあります。

2007/09/29
いままでエリマキキツネザルと同居していたオス1頭は、エリマキキツネザルの嫁さんがきたためどこかに移されました。今年はお彼岸が過ぎるまで、ずっと暑い夏が続いていましたが、突然、気温が半分近くに下がったため、ワオの子供は随分大きくなったのに暖かいお母さんにしがみついて離れようとしませんでした。【写真右】

2007/10/01
右犬歯突出のオスは、9月28日整復しました。

2007/10/19
ブラウンとワオは♂♀を分けるため真ん中にネットを張りました。多頭飼育は一見にぎやかで楽しく見えますが実情は結構厳しいものなんです。
(ブログ「動物園からの手紙」)

2007/11/01
お互いに闘争したメス2頭(ババとタヌキ)のあっちこっちを縫合手術しました。
(ブログ「動物園からの手紙」)
2007/11/17 9月の終わりまでエリマキキツネザルと同居していたと思われるオスが、再びエリマキキツネザルのところに戻ってきたようです。

2007/11/21
17日にエリマキキツネザルのところに戻ったのは、退院した「タヌキ」♂だそうです。オスの「パパ」も退院し、ブラウンの♂と同居を始めました。




2008/02/19
「タヌ」♂が入院しました。

2008/02/27
闘争を回避するため、オスの「タヌ」を分離しました。

2008/03/06
「片牙」♀が入院しました。

2008/04/29
新緑萌える季節、無事冬を越した寒さが苦手のワオたちは、レムール舎の屋根のうえで少々暑いくらいの陽射しを全身で受ける日光浴を楽しんでしました。【写真左】

2008/05/04
ワオとブラウン、同じグラウンドで共棲していますが、子供同士は一緒に遊んだり毛づくろいしたりと仲良しです。【写真右】




2009/01/11
去年の秋、夢見から市原ぞうの国に3頭?が行き、元気に暮らしています。

2009/07/06
入院していたアンズが3日仮退院しました。
(ブログ「動物園からの手紙」)
4日、ケージに入ったままクロキツネザルのナイトルームに居候していました。【写真右】

2009/07/12
「アンズ」はケージから出され、クロキツネザルと一緒に住むようになりました。いまのところ一緒に行動することはなさそうです、闘争もなさそうです。

2009/07/18
クロキツネザルと一緒に住み始めたワオキツネザルの「アンズ」は、仲良く暮らしています。
(ブログ「動物園からの手紙」)

2009/08/15
クロキツネと一緒の「アンズ」が姿を消しました。16日にもいませんでした。

2009/08/22
「アンズ」はやはりクロキツネのところから姿を消したままです。

2009/08/29
以前、クロキツネザルと一緒にいた「アンズ」が、半月ぶりに戻ってきました。




2010/09/20
今まで家族舎と独身舎に分けられていた、ワオキツネザル+ブラウンキツネザル舎は、秋の動物園まつり、動物リレーガイドでの説明によると、繁殖抑制のため、今では家族舎はメス専用に、独身舎はオス専用にしているそうです。リレーガイドでは、毛の色や位置によるそれぞれの個体の見分け方(全員に名前がついています)の説明がありました。クロキツネザルと一緒にいる「アンズ」♀は、他のワオキツネザルとの相性が悪いため、ここに居るそうです。クロキツネザルのオス2頭と同居しているのですが、最近ではオス2頭よりも威張っています。

2010/10/16
陽だまりでのんびり寛ぐメス。暑い夏もおわり、これからだんだん寒くなってくると、陽だまりで全身を広げるキツネザル独特の姿が見られるようになります。【写真左】

2010/11/27 寒そうに日向ぼっこするブラウンキツネザルとワオキツネザル
いよいよ寒くなってきました。冬恒例の陽だまりでの日向ぼっこの季節が始まったようです。ワオキツネザルのほうが両手を広げ、それらしい恰好ですが、ブラウンキツネザルのほうは、まだ寒さに慣れていないためか、寒そうに身体を縮めていました。この冬は厳冬なのか暖冬なのか気になるところです。

2010/12/20
クロキツネザルのところにいるアンズ♀は、クロキツネザルのメスがいなくなり、残ったオス2頭がいつも一緒にいるため、仲間はずれとなり、いつも1頭で寂しそうです。【写真右】





2011/01/29
クロキツネザルのナイトルームは2つあります。いままで、メスに先立たれたオス2頭が別々のナイトルームに陣取っていましたが、今日はクロキツネザルのオス同士が1つのナイトルームに、以前からクロキツネザルのオス1頭と同居していたワオキツネザルのアンズがもうひとつのナイトルームに入れられていました。

2011/02/05
1頭で暮らす「アンズ」のもとに新しいケージが運び込まれました。なかからブラウンキツネザルの金色の目が見えます。新しい相棒のようです。

2011/02/19
クロキツネザルのナイトルームに居候中のワオキツネザル「アンズ」のところに、ケージに入れられやってきたブラウンキツネザルはケージごと姿を消しました。

2011/06/11
クロキツネザル舎にいる「アンズ」(奥の尻尾)と金網を隔て話すワオキツネザル。【写真上①:奥の尻尾】
「アンズ」は同居しているブラウンキツネザルとも仲良しです。外への扉が閉じられているときは2頭で寄り添っています。【写真左】

2011/07/17
暑い暑い。「アンズ」は外に出るより部屋の中が涼しいと、椅子にもたれ昼寝を決め込んでいました。【写真上②】

2011/07/30
メスグループでは、1頭が外の風通しのよいところでのんびりしていました。【写真上③】

2011/10/02
ツクツクボウシの鳴く夏と、穏やかな気温の秋が交じり合う加瀬山で、ワオがのんびり日向ぼっこしていました。【写真右】

2011/12/23
ブラウンキツネザル(左)とワオキツネザル(右)の猿団子。寒くなると暖を求め仲の良い、くっつき合いが始まります。【写真上④】

2011/12/31
陽の射す日中は風の来ない金網の上で、両手、両足を広げた日光浴が見られます。【写真右】




2012/02/11
12月の冬至に比べると少しずつ日が長くなってきました。冬本番とは言え、風の当たらない陽の射し込むナイトルームは温かです。ブラウンキツネザルとワオキツネザルがそんな日溜りのなか、うつらうつらしていました。それでも陽のあたる場所が時間の経過とともに少しずつ変わるため、ときどき、ちゃんと日溜りのなかにいるかどうか確認しているようです。【写真右】

2012/03/18
春の動物園まつり「バックヤードツアー」で、肺に腫瘍ができたワオキツネザルのレントゲン写真を例に、動物病院での病気への取り組みが紹介されました。

2012/05/02 かながわ生き物語<4>のんびり 日なた大好き ワオキツネザル 夢見ケ崎動物公園
 伸び上がるようにあごを突き上げ、太陽に向かって白い腹を丸出しにするポーズ。木の切り株にチョコンと腰掛け、気持ち良さそうに目を細めている。
 ワオキツネザルの飼育担当の河尻睦彦さん(51)によると、日なたぼっこを楽しんでいるのだという。河尻さんが「たまらなくかわいい」と目尻にしわを寄せるこのユニークなしぐさは、日差しの強い日中に見ることができる。「今だと午前中の方が見られる可能性が高いです」
 ワオ(輪尾)の名の通り、黒と白が交互に輪になっている長い尾が最大の特徴だ。英名も「Ring(リング=輪)-tailed(テール=尾)」。キツネのような容姿と見えなくもないが、さすがはサル。両手両足を器用に使い、二、三メートルジャンプする身の軽さを披露してくれる。児童歌で有名な「アイアイ」も仲間という。アフリカ大陸南東の、年間平均気温二〇度以上のマダガスカル島が原産地のため、寒さには弱く、夜を過ごす小屋には床暖房を備える。
 夢見ケ崎動物公園では、ブラウンキツネザルと同じ園舎で暮らしている。ブラウンキツネザルの数が増えすぎてその繁殖を抑えるため、オスとメスを別々にする必要に迫られたためという。かわいそうに、ワオキツネザルも向かって左側にオス、右側にメスと、別々に暮らすことになってしまった。
 もともとの生息地に天敵がいないためか、性格はいたって温厚。別種との共同生活も順調という。河尻さんによると、周囲を見渡せる平地に暮らすサルのため、ジャングルなどに住む種類と違い、仲間同士で連絡を取り合うための大きな声もない。周囲で別のサルが大音量を発すると、小さなネコのような声で応じるくらいだ。
 それでも、一緒にすると、引っかいたりかんだりと、けんかが絶えない仲間も。仕方なく、メスの園舎では、ワオキツネザル、ブラウンキツネザルそれぞれ一匹ずつが別の小さな部屋で暮らす。「人間と同じですよ」と河尻さん。「どうしても性格が合わないのがいるんでしょうね」
 不思議なことに、仲間外れになってしまったこの二匹、別種なのに実に仲むつまじい。じゃれ合ったり、抱き合うようにして眠ったりする姿が見られる。
 「じっくり見ていると、いろいろなしぐさを見せてくれます」と河尻さん。「ぜひ長い時間かけて観察してほしい」と話している。
<夢見ケ崎動物公園> 川崎市幸区南加瀬。JR南武線鹿島田駅から徒歩約20分、JR横須賀線・湘南新宿ライン新川崎駅から同約15分。JR川崎駅西口からバスも。年中無休。午前9時~午後4時。入場無料。ホームページ(園名で検索)の案内で分からない場合、問い合わせは同園=電話(588)4030=へ。
(東京新聞)

2012/05/11 獣医の日記
 動物園の動物はケガや病気をするたびに病院で治療するわけではありません。病院に入れない大きさだから…というものもいますが、群れで暮らす動物の場合、あまり群れから離れている期間が長いと、治療が終わって群れに帰したとたん、「知らないやつ」として攻撃 を受け、群れから追いだされてしまうことがあるからです。
 例えば、平和にひなたぼっこをしている姿がよく見られるレムールたちですが、しばしばケンカし、手足に傷を負うことがあります。人間なら何日か入院しそうな傷でも、時にはその場で縫合して、すぐ群れに帰します。…とはいえ、そのまま帰したのではまたやられてしまいます。こんな場合、ケージや扉一枚越しの「お見合い」を行います。もともと仲が悪いわけではないので、相手の顔は見えるけど手は出せない、そんな状態でしばらく過ごすことで、ケンカのほとぼりも冷め、治療が終わるころにはすんなり群れに合流できることが多いです。
 ちなみに、サルの仲間はほとんどそうですが、指先が器用なので、せっかくきれいに縫合した糸を全部取ってしまうことがよくあります。そんな時でも傷はきれいに治ってしまい、動物の体はすごいなぁと、他人事のように感心します。【写真左】

★動物たちの主な移動(平成24年2月1日~平成24年4月30日)★
ワオキツネザル(♀1死亡)
(ゆめみにゅーす VOL 24)

2012/08/19
西日がガンガン照りつける中、今日も元気な暑さに強いワオキツネザル♀。【写真右】

2012/09/29
夏の終わり、日光浴を楽しむメス。強い日差しとももうじきお別れです。【写真左】

2012/10/08 秋の動物園まつり
ワオキツネザルとブラウンキツネザルが一緒に飼育されていること、最近の様子、個体識別の話などが紹介されました。また、クロキツネザル舎にいるワオキツネザルとブラウンキツネザルは、仲間との相性が悪く一緒に住めないため、離されているとのことでした。
(動物リレーガイド)

2012/10/21
秋らしく涼しくなってきました。陽の当たらないナイトルームでは、寒さ避けるため体をくっつけ合う〝サル団子〟が始まりました。

2012/11/03
〝猿団子〟の季節が始まりました。
ワオキツネザルの猿団子。【写真右】
ワオキツネザルの「アンズ」♀と、ブラウンキツネザルの「ロール」♀の猿団子です。【写真右奥】

2012/11/24
今日は少し暖かいのか2頭並んで日光浴していました。





2013/01/26
冬のあいだはいつも太陽の方向を向き両手両足を広げ日光浴しています。

2013/02/11
陽だまりのなか、真剣な表情でお互いに毛づくろいするワオキツネザル。【写真上①】

2013/02/17
ブラウンキツネザル2頭とワオキツネザル1頭の猿団子。真ん中にいるのがワオです。【写真上②】

2013/03/07 ★ピックアップ動物★ ワオキツネザル 分類: 哺乳綱 サル目 キツネザル科
 尾に輪の模様があることがその名の由来です。マダガスカル島南部の乾燥林などに生息し、昼間(特に朝夕)活発に活動します。ちなみにマダガスカル島に生息する生物は大部分が固有種(その地域のみにしか生息しない)です。ワオキツネザルは日本のみならず、世界中の動物園で繁殖に成功し、多くの人に知られるキツネザルの1種です。
野生ではメスを中心とした群れをつくり、メスのほうがオスより優位な場合が多く見られます。また、群れの中の同性どうしでも優劣の順序があり、争うこともありますが、毛づくろいなどを通じて親和な関係を保っています。寒い時には群れの仲間と身を寄せ合って団子状になるほか、上半身をすっくと伸ばして日光浴をする姿も見られます。
(ゆめみにゅーす VOL 27 )

2013/03/24
今日は春の動物園まつりの日です。ずいぶん暖かくなってきたものの、ナイトルームの中はまだ猿団子状態でした。【写真上③】

2013/09/28
暑い夏を乗り切ったワオキツネザル。少し涼しくなったためか、ブラウンキツネザルにべったりくっついていました。

2013/10/06
屋内で日光浴する2頭のワオキツネザル。【写真右】

2013/10/14
外が寒くなってきたため室内の日当たりの良い場所でのんびりくつろくワオキツネザル。【写真上④】





2014/03/15
室内の日当たりの良い場所でお互い毛繕い。ワオキツネザル(左)とブラウンキツネザル(右)。【写真左】

2014/04/16
閉園時、なかなかナイトルームに入ってくれないワオキツネザル。【写真上①】
それから、飼育スタッフ総出で『大捕り物』が繰り広げられます。【写真右】
(島貫様)

2014/04/20
ワオキツネザルの「アンズ」♀。【写真上②】
ブラウンキツネザルの「ロール」と一緒にクロキツネザルの隣に住み、クロキツネザルと交代で運動場に姿を見せます。「ロール」は木々を伝い高い所を飛び跳ねますが、「アンズ」は地面にいることのほうが多いようです。

2014/05/17
暑くなり動きが活発になったワオキツネザル。メス舎の屋根で日にあたるメス。【写真上③】

2014/08/09
ブラウンキツネザル♀と一緒に扉の上に器用に座り、台風11号の影響でときおり降る雨を眺めるワオキツネザルのメス。【写真上④】

2014/08/15
直射日光を避け部屋でくつろぐワオキツネザル。【写真左】

2014/08/24
レムール舎のうえの金網の屋根を行くワオキツネザル♂。金網で仕切られた向こうには、クロキツネザル舎にいるワオキツネザルの「アンズ」が会いに来ています。【写真右】
レムール舎の外への扉のうえでくつろぐメス。【写真上⑤】

2014/09/13
クロキツネザル舎にいるブラウンキツネザルの「ロール」(左)と、ワオキツネザルの「アンズ」(右)。樹上性の「ロール」は地上ではおっとりしていますが、地上にいることが多い「アンズ」は金網にマーキングしたりと、せわしなく動き回っています。【写真左奥】

2014/10/18
夏が過ぎ、ワオキツネザルたちは、いままで避けていた日の光を求め、独特の日光浴スタイルを見せるようになりました。【写真左手前】

2014/11/08
この時間、外に出してもらえないナイトルーム待機組のブラウンキツネザルとワオキツネザルたちが、なぜか全員天井からぶら下がっていました。【写真右】

2014/11/22
ワオキツネザルのメス。地上歩行中、高々と長い尻尾を上げていました。【写真右奥】




2015/01/24
こちらではブラウンキツネザルとワオキツネザルが仲良く一緒に暮らしています。【写真左奥】

2015/02/07
この冬の寒さもピークにきたようです。ブラウンキツネザルとワオキツネザルが固まって暖をとっていました。【写真左】

2015/03/29
レムール舎に入ると、ワオキツネザルがガラス越しに親しげに寄ってきました。【写真右】

2015/07/04
クロキツネザル舎の2つある部屋のひとつには、ブラウンキツネザルの「ロール」がいます。群れと相性が悪いためここにいるのですが、この部屋に新しくケージが置かれました。中にいるのはワオキツネザルのようです。【写真左】
去年の11月まで、ワオキツネザルの「アンズ」が「ロール」と一緒でしたが、喧嘩して分けられていました。その「アンズ」が戻ってきたのでしょうか。お互い気になるようで、2頭とも、せわしなく動いていました。

2015/07/11
ケージのなかのワオキツネザル。やはり「アンズ」のようです。

2015/07/16
新しいケージの中にいるのは、確かにワオキツネザルの「アンズ」で間違いないそうです。ブラウンキツネザルの「ロール」に馴れさせるための〝お見合い〟をさせているそうです。
(島貫様)

2015/07/19 & 25
ワオキツネザルの「アンズ」は、まだ狭いケージのなかで活発に動いています。ブラウンキツネザルの「ロール」とお互い慣れるための〝お見合い〟はいつまで続くのでしょう。

2015/08/19
ワオキツネザルの「アンズ」は、まだブラウンキツネザル「ロール」の部屋でケージに入ったままです。

2015/08/28
閉園時、レムール舎のワオキツネザル+ブラウンキツネザルの♀ブースでは、なかなか部屋に戻ってくれず、飼育スタッフの苦労は続きます。
(島貫様)。

2015/09/06
ワオキツネザルの「アンズ」がここに来て2ヶ月、いまだケージのなかです。ブラウンキツネザル「ロール」とのお見合いはまだ続いています。


2015/09/11
台風18号の影響による長雨が去り、久しぶりに射した日光を楽しむワオキツネザル。【写真上①】
クロキツネザル舎内にいるブラウンキツネザルの「ロール」と同居するためケージに入ったまま「ロール」の部屋に運び込まれたワオキツネザルの「アンズ」は、ようやくお見合いが終わり、自由の身になりました。部屋を覗くと「アンズ」は両手で天井からぶら下がり、左足で餌を握り満足そうでした。「ロール」とのいざこざも起きていないようです。【写真左】

2015/09/12
運動場でのブラウンキツネザルの「ロール」(左)とワオキツネザルの「アンズ」(右)。「アンズ」のほうが来園者に積極的に近寄り、「ロール」は、いつも、その後をくっついてくる感じです。【写真上②】

2015/11/03
レムール(メス)舎で、寄り集まったブラウンキツネザルのなかに潜り込み暖をとるワオキツネザル。【写真上③】

2015/11/15
仲良く並ぶワオキツネザル(左)とブラウンキツネザル(右)。尻尾を見ると、この2頭のあいだに逆向きでもう1頭いるようです。【写真上④】

2015/11/21
寒そうにナイトルームの空いた扉のうえで日向ぼっこするメス。ここにはいつも誰か座っています。【写真右】
それをナイトルーム内部から覗くとこんな具合。【写真右中】

2015/11/29
クロキツネザル舎に居候?のワオキツネザルの「アンズ」(左下)とブラウンキツネザルの「ロール」(右ドアの上)。【写真右奥】

2015/12/10
恋の季節に入ったのか、オス舎とメス舎の間でお互いを呼び合う鳴き声が聞こえます。オスは「クウェーン」と長く尾を引く悲しそうな声、それに応じるメスは「クワッ、クワッ」と鋭く短いものでした。





2016/01/10
レムール(メス)舎で日光浴のワオキツネザル。【写真上①】

2016/01/21
〝寒い寒い〟ワオキツネザルの「アンズ」は、ブラウンキツネザルの「ロール」としっかり抱き合い、長めの輪尾をマフラーのように巻いてサル団子を作ろうと懸命です。【写真上②】

2016/03/12
ナイトルームの天井から吊るされた箱で休むワオキツネザルのる「アンズ」(手前)と、その先で「アンズ」に寄り添うブラウンキツネザルの「ロール」。【写真上③】

2016/03/20
外の高いところで日光浴するブラウンキツネザルの「ロール」(左)とワオキツネザルの「アンズ」。【写真④】

2016/03/21
ワオキツネザル・ブラウンキツネザル一緒のオス舎で現在いるのは、ワオキツネザル1頭、ブラウンキツネザル7頭だそうです。
(動物リレーガイド)


2016/04/09
ブラウンキツネザルの「ロール」(左)とワオキツネザルの「アンズ」(右)。【写真上①】

2016/04/16
天井から下がった箱がお気に入りのブラウンキツネザル(左)とワオキツネザル(右)。【写真上②】

2016/05/07
レムール(キツネザル)舎は、エリマキキツネ舎、クロキツネザル舎、ワオキツネザル+ブラウンキツネザル舎(メス舎)、同(オス舎)の4つに分かれており、その4区画の接点がある屋上では、色々なレムールを同時に見ることができます。
【写真上③】は、左上:エリマキキツネザル、右下:ワオキツネザル(2頭)、真中奥:ブラウンキツネザルとワオキツネザルが昼寝していました。

2016/07/10
クロキツネザル舎の隣に住むブラウンキツネザルの「ロール」(手前)」と「アンズ」(奥)は、どちらも本来の群れと相性が悪く、ここで一緒に暮らしています。【写真上④】


2016/07/23
暑くなり元気よく外で遊ぶワオキツネザル。【写真上①】
レムール舎のメス区画に張られた新しい遊具。【写真上②】

2016/09/18
ワオキツネザルに〝写真撮らせて〟と頼むと、ちゃんとポーズをとってくれました。【写真上③】

2016/10/08
通路のうえに張られた網の上で尻尾の先まで伸ばし秋の日を浴びるメス。【写真上④】

2016/11/13
木の上で日光浴のメス。【写真左】

2016/11/20 秋の動物園まつり
レムール舎には床暖房が入っています。クロキツネザル舎には、クロキツネザルと、ワオキツネザル+ブラウンキツネザルの2グループがいます。外へは1日交替で出されます。メス舎では2頭がのんびり日向ぼっこしていました。【写真右】
(動物リレーガイド)





2017/01/29
レムール(メス)舎ではワオキツネザルとブラウンキツネザルが仲良く日光浴していました。【写真左】

2017/02/19
エリマキキツネザルと獣舎を分け合うワオキツネザルの「アンズ」が独特のポーズで日光浴していました。【写真上①】

2017/02/25
少し寒いのか長い尻尾をマフラーにして日光浴。【写真上②】

2017/03/11
日光浴するブラウンキツネザルの「ロール」(左)とワオキツネザルの「アンズ」(右)。【写真上➂】

2017/04/08
ワオキツネザルの「アンズ」(左)とブラウンキツネザルの「ロール」。クロキツネザル舎にいます。【写真上④】

2017/04/16 飼育の日
独特のポーズで日光浴して人気のあるワオキツネザルの「アンズ」。【写真右】

2017/04/28
レムール(オス)舎のワオキツネザル。【写真左】

2017/07/29
外へのドアの狭い場所に陣取るワオキツネザル。この場所が気に入っているようです。【写真右】

2017/09/09
レムール舎でケージに入っているワオキツネザルはアンズです。同居しているブラウンキツネザルのロールと些細なきっかけでいさかいを起こし、ロールが負傷したため、2頭を隔離したのですが、これまで仲良くやっていたことから、ほとぼりが冷めれば今後も仲良くやっていくことは可能だと判断し、「顔が見える状態で、かつ手は届かない状態」のお見合い形式をしています。その際、弱気な方(ロール)をケージに入れてしまうと、余計萎縮して同居がうまくいかなくなることが多く、逆のパターンだとうまくいくことが多いことから、アンズをケージに入れています。
(夢見ヶ崎動物公園)。

2017/10/26
部屋のなかでブラウンキツネザルの「ロール」が飛び跳ねていました。その奥のケージの中ではワオキツネザルの「アンズ」が窮屈そうにしていました。





2018/01/27
メス舎の風景。お腹が大きく見えるメスが一頭います。【写真上①】

2018/02/03
固まって暖をとるメス舎のワオキツネザル(手前3頭)とブラウンキツネザル(奥2頭)。【写真左】

2018/03/26
お腹の大きいメスが2頭います。動物公園の話では、みんなと同じ餌をあげているだけなのに、なぜかこの2頭だけがどんどん肥っているそうです。

2018/04/22 飼育の日
レムール舎での説明。ワオキツネザルとブラウンキツネザルは、バナナが大好きでトマトは苦手とのこと。【写真上②】
(キーパーズトーク)

2018/06/02
日光浴するワオキツネザルのメス2頭。【写真上③】

2018/06/30
天井下の網のうえでくつろぐワオキツネザルのメス。【写真上④】

2018/08/13
ワオキツネザルの「アンズ」。ブラウンキツネザルの「ロール」と一緒にクロキツネザルの隣に住んでいます。【写真右】

2018/09/08
レムール舎のクロキツネザル居住区は2つに分かれ、ひとつはクロキツネザルのオス2頭、もうひとつにはワオキツネザルの「アンズ」とブラウンキツネザルの「ロール」が一緒に住んでいます。
外の運動場は共用で、2グループが交代で使用のため、どちらが外に出ているか掲示が出されるようになりました。

2018/09/22 ゆっくり食べよう エンリッチメント餌台
動物公園での飼育環境は、毎日が単純で変化が少ないものになりがちです。レムール舎のキツネザルたちも、特に給餌(食事)のときは、空腹で待ちきれず、エサを与えるとすぐに食べ終えてしまいます。(野生では、時間をかけて探しながら採食しています)
そこで、環境エンリッチメントとして、少しでもキツネザルたちがゆっくりと食べられるよう、またその様子をお客様に観察していただけるよう、既存の台のほかに新たに竹筒のエサ入れを用意しました。これをレムール舎内の各グラウンドに取り付けたところ、キツネザルたちはみな興味深々で、すぐに学習し、手探りで上手に果物やペレットを探して食べています。
この様子はレムール舎にてご覧いただけます。給餌時間は午前10時頃です。ぜひお越しください。(給餌時間は天候等により時間は前後するほか、日によっては竹筒エサ入れでの給餌は実施しない日もあります。ご了承下さい) (湯澤)。【写真右】
(公式FB)

2018/10/03
秋の日差しを浴びくつろぐワオキツネザルのメス。【写真左奥】

2018/10/13
ワオキツネザルのメス。【写真左】

2018/10/27
ワオキツネザルのメス。【写真右】
この前でキツネザルについてのキオーパーズトークが行われ、原産地、マダガスカルとキツネザル(レムール)の紹介、夢見のキツネザルについての詳しい説明がありました。





2019/01/19
園内のあちこちに夢見の動物たちの写真が掲示されるようになりました。旧売店前のベンチ背もたれに貼られたワオキツネザルの写真。【写真上①】

2019/03/16
来園者に近い格子際で日光浴するワオキツネザルのオス。【写真左】

2019/06/01
ワオキツネザルの「アンズ」。クロキツネザルと日替わりで外に出ています。【写真右】

2019/06/13
レムール舎の屋上で仲良くお互いに毛繕いするワオキツネザルの「アンズ」(左)とブラウンキツネザルの「ロール」。【写真上②】

2019/07/06
尻尾の毛繕いをするオスのワオキツネザル。【写真上③】

2019/08/05 すっきりしました
 今年は5月に急に暑くなったと思ったら、6月7月と梅雨寒が続いていますが、季節は確実に移り変わっており、動物たちも冬毛から夏毛へと換毛しています。
 冬毛と夏毛で色や模様がすっかり変わってしまうのはホンシュウジカ。くすんだ焦げ茶色から、オレンジがかった茶色の毛に木漏れ日を思わせる白い斑点模様へと変身しますが、どちらもその季節において森林では目立たない色合いです。
 夢見ヶ崎動物公園にいる他の多くの動物たちの換毛 は、ふわふわしたダウンコートが抜け、全体的にすっきりした印象になります。ホンドタヌキのげんまいは まさにその典型で、夏と冬では別の動物のようなシルエットです。
 キツネザルたちは特に尾がスッキリ、細く見えます。 レッサーパンダに至ってはみすぼらしく見えるほど尾が細くなります。
 ヤギたちは木の柵や職員手作りの網に体をこすりつけ、抜け毛を自分で落とします。オスのヤギやマーコールは自分の角が届く範囲をわかっているようで、角の先端で背中を掻いていることもしばしばです。
 色も体の大きさもあまり変わらないものの、顔周りで大きな変化があるのがロバで、冬毛の時だけ、立派な前髪が現れます。
 冬の姿と比べてみると、ほかにもまだまだ発見があるかもしれませんね。
(ゆめみにゅーす VOL 53)

2019/08/05 獣医の日記
 動物の体調管理をするうえで、観察しなければならない点はいくつもあるのですが、もっとも手軽で、観察しやすいものの一つは便です。人間、特に日本では、赤ちゃんの時を除いてほとんどさっさと 水に流してしまいがちですが、実にいろいろなことが分かります。
 たとえばいつもより軟らかい便の時、感染症で下痢をしている場合もあれば、水分を多くとりすぎただけ、ストレスで胃腸の動きが おかしくなって食べ物を完全に消化できていない…などいろいろな原因が考えられます。便を薄く延ばして染色液で染めて顕微鏡で見たり、遠心分離器にかけたりして寄生虫の卵を探したりする検査な どを行い、原因を突き止めて治療に入ります。また、コロコロした小さな便が数珠のようにつながっていることがあり、ほぐすと毛が絡まっていることがあります。換毛期に毛づくろいしてたくさんの毛を飲み込んだ結果です。便に粘液や血液が混じることもあります。
 大事なのは、いつもと違うかどうか、です。便が軟らかいと言っても、キツネザルやレッサーパンダは正常でも未消化物の多い便を出し、クモザルやオマキザルはちょっと興奮するといつでもどこで も下痢便をします。においも人間は「くさい」で済ませがちですが、特に出血があったり微生物が増えすぎたりしたときは普段と違うにおいになるので、無視できません。
 そんなわけで、仕事熱心な我々はごはんを食べながらでもうんこの話をしていることがしばしばです。
(ゆめみにゅーす VOL 53)

2019/09/11 強い台風15号が襲来
ワオキツネザルの「アンズ」(手前)とブラウンキツネザルの「ロール」。【写真左奥】

2019/09/14
ワオキツネザルのメス。【写真上④】

2019/09/28
ワオキツネザルのメス。【写真左】

2019/10/21
日光浴するワオキツネザル。【写真右】





2020/01/04
クロキツネザル舎の隣に住むワオキツネザルの「アンズ」(手前)とブラウンキツネザルの「ロール」。【写真上①】

2020/02/15
しっぽを担いで日光浴のワオキツネザルのメス。【写真上②】

2020/03/15
日光浴するワオキツネザルのメス。【写真上➂】

2020/04/15 (現在臨時休園中)レムール(キツネザル)とシャガ
レムール舎で今満開なのが、シャガという花です。
アヤメによく似た白い花を咲かせ、スラリとした姿の葉が魅力です。冬でも枯れない丈夫な性質をしています。
人里近くの湿地に自生しているので、名前は知らなくても一度は見かけたことがあるかもしれません。
学名は「Iris japonica」といいますが、中国原産で、4?5月に開花し、たいへん綺麗です。
コロナウイルス感染拡大防止のため、現在 夢見ヶ崎動物公園も休園措置を取っていますが、シャガとキツネザルの写真をどうぞお楽しみ下さい。
(湯澤)【写真左奥と上④】
(公式FB)

2020/05/02
レムール舎、ワオキツネザルのオスのところにメスが近づき金網越しに寄り添っていました。【写真左】

2020/06/06
日光浴するワオキツネザル。閉園中はこれほど格子際まで来ることはありませんでした。【写真右】

2020/06/27
レムール舎、クロキツネザル舎でワオキツネザルの「アンズ」と同居のブラウンキツネザルの「ロール」が居なくなりました。室内にあったケージもありません。「アンズ」だけが寂しそうにしていました。

2020/07/12
ワオキツネザルの「アンズ」。相棒のブラウンキツネザルの「ロール」がいなくなり寂しそうです。




2021/03/27
陽だまりでくつろぐワオキツネザルの「アンズ」。【写真右】

2021/04/03 レムール舎の面々
レムール舎の全員を紹介する掲示がそれぞれの寝室前に出されました。
【クロキツネザル舎 寝室1(通路側)】
●アンズ Anzu ワオキツネザル 2007年3月11日生 ♀
 他のメスたちとなかなかうまくいかず、いまは一頭で暮らしています。ちょっぴり気が強くて、慎重派です。ときどき窓に手を置いて、わたしたちのことを見ています。
【メスグループ舎 寝室2(通路奥)】
●ワイン Wine ワオキツネザル 2006年5月1日生 ♀
 おでこの灰色部分のまんなかに、白い線が入っています。
 いつもアイスといっしょです。
 よく肩に乗ってエサをねだってきます。
●アイス Ice ワオキツネザル 2007年3月20日生 ♀
 おでこの灰色と白の境目がまっすぐにわかれています。
 いつもワインと一緒で、よく一緒にひなたぼっこしています。
【オスグループ舎 寝室1(通路側)】
●ダン Dan ワオキツネザル 1995年3月10日生 ♂
 目のまわりの黒い模様と頭の灰色の模様がほとんどつながってます。
 ひなたぼっこが大好きで、晴れた日にはよく座ってひなたぼっこをしています。
(園内の掲示より)

2021/09/26
レムール舎のワオキツネザル。【写真左】

2021/09/29
ワオキツネザルの毛繕いをするブラウンキツネザル。【写真右】

2021/10/16 レムール(キツネザル)を取り巻く現状
 人間がマダガスカルに移り住んできたことで、農業や家畜の放牧などをするために、森林を切り開いたり、野焼きをしたりするようになりました。キツネザルを捕まえたり、牛やヤギなどの外来種を持ち込んだりしました。そのため、いまキツネザルは、絶滅の危機に瀕しています。環境の変化にうまく適応できず、すでに絶滅してしまったキツネザルもいます。
現地の人たちにも生活があります。自然破壊をしないですむように、観光資源を活用してエコツーリズムなどを行い、人間の生活と環境保護を、どちらもうまくいくようにしようとしていますが、まだまだ道半ばです。
 キツネザルのかわいい仕草を見るとき、少しだけ、キツネザルたちの現状に思いを思いを馳せてみてください。そして、私たちになにができるか、ぜひ一度考えてみてください。
(レムール舎の掲示)

2021/10/16 ワオキツネザル
 マダガスカルの固有種です。しっぽがしましまのため、ワオ(輪尾)キツネザルとよばれています。
 地上にいることも多く、数頭のメスとオスの群れでくらしています。群れの中心はメスで、一番いいものを食べ、なわばり争いのときも、メスが中心となって戦います。長いしっぽは仲間への合図や、オスの順位づけなどに使われます。
 おもに植物を食べていますが、ときどき昆虫や小動物なども食べます。
 地上を歩いて移動することも多いです。長いしましまのしっぽは仲間への合図にもつかわれます。
 朝はよく、すわってひなたぼっこをしています。
(レムール舎の掲示)





2022/01/15
ワオキツネザル。独特のポーズで日光浴中の「アンズ」。【写真上①】

2022/01/23 動物たちへの年賀状コンクール~年賀状展
優秀賞を受賞した作品。【写真上②】
(公式FB)

2022/03/12
得意のポーズで日光浴。ワオキツネザルの「アンズ」。クロキツネザルの「ハルオ」と隣同士で、交代で外に出ています。【写真左】

2022/03/17 キツネザル
ワオキツネザルとブラウンキツネザルがグルーミングをしあっていました。【写真上➂と右】
(平田)

2022/04/02
レムール舎で咲き始めたシャガの花の前で日光浴のワオキツネザル。【写真上④】

2022/04/09
いつもの場所で「アンズ」が日光浴していました。

2022/04/19 namiemi の絵手紙『サル編』/夢見ヶ崎動物公園
ブラウンキツネザルの「アユム♂」とワオキツネザルの「ダン♂」↓
種類が違うのに、この2匹はとっても仲がいいんです。
それもオス同士~
レムール舎のサルたちは、この子たちのように、基本、のんびりと穏やかに暮らしています。
さて次は、ワオキツネザルの「アンズ♀」は、名前を呼ぶと (たまーにだけど) 側に来てくれることも。
「ナミキデザインのブログ」より抜粋)

2022/06/01 最近の出来事 2022.6/夢見ヶ崎動物公園
今日から6月がスタート。夢見ヶ崎動物公園に“アジサイ”が咲き始めた。今年も見事な咲きっぷりだ。梅雨はすぐそこ。
アジサイの前は“ツツジ”の季節。その花をワオキツネザルが手を伸ばして摘んでいた。
「何してるんだろう?」と思っていたら、パクっと。(笑)
美味しいの?
「ナミキデザインのブログ」より抜粋)

2022/07/15
朝から降り続いた雨が小休止した時の2匹のメスのワオキツネザル。体に触れる表面積の少ないネットの上だとあまり濡れずに済みそうです。【写真左奥】
(平田)

2022/07/23
ワオキツネザルの「アンズ」。元気そうな様子でした。【写真左】

2022/08/07
日陰の風通しの良い場所で涼むワオキツネザルのメス。【写真右】

2022/08/07
クロキツネザルと交代で外に出て木の上で休むワオキツネザルの「アンズ」。【写真上⑤】


2022/09/03
ワオキツネザルの「ダン」♂。【写真①】
ワオキツネザル♀の「ワイン」か「アイス」。何を思っているのでしょう。【写真上②】

2022/09/17 & 29
お気に入りの樹で身じろぎもせず瞑想中?の♀(左)と、いつもの定位置で同じポーズでくつろぐ♀(右)。【写真上③】

2022/10/22
日光浴のワオキツネザル。左上はエリマキキツネザルの「ユウト」。【写真右】

2022/10/29
金色の眼がきれいなワオキツネザルのメス。【写真上④】

2022/11/05
切株の上で日光浴。ワオキツネザルの「アンズ」。【写真上⑤】

2022/11/13 夢見ヶ崎動物園 動画でキーパーズトーク! ?ワオキツネザル減量中?
動物園まつりで行っていた『キーパーズトーク』の代わりとなるものとして 飼育員たちが撮った動物たちの動画を公開する試みを行なっています??
第3弾は 「ワオキツネザル 減量中」 です!
よく、「妊娠中ですか?」と聞かれるメスのワオキツネザルたちですが 妊娠中ではなく…ダイエットが必要です??
(公式FB)

2022/11/19
秋の陽射しの中、元気に動き回るワオキツネザルの「アンズ」。【写真左奥】

2022/11/26
噂の「減量中」のワオキツネザル(メス)。網のうえで、のんびりダイエット?【写真左】

2022/12/10
仲良く隣同士で日光浴のワオキツネザル♀(左)とエリマキキツネザルの「ユウト」。【写真右】




2023/01/08
独特のポーズで日光浴しながら辺りをきょろきょろ見回すワオキツネザルの「アンズ」。【写真左奥】

2023/01/28
ワオキツネザル(メス舎)の「アイス」と「ワイン」。冷たい風のこない室内で日向ぼっこです。【写真左】

2023/03/27
今年も咲いたシャガの花の前で木を齧るワオキツネザル♀。【写真右】


2023/04/27
暖かい日差しの中、外に出てくつろぐワオキツネザルの「アンズ」。隣に住んでいたクロキツネザルの「ハルオ」が亡くなり交代で外に出る必要がなくなったようです。【写真上①】

2023/05/25
尻尾の手入れに余念のないワオキツネザルの「アンズ」。【写真上➁】

2023/06/03
今日も日光浴。ワオキツネザルの「アンズ」。【写真上③】

2023/08/26
暑い暑い。キツネザル(メス)舎では、同じキツネザルながら、樹上性のブラウンキツネザルいつもの箱のうえ、地上性のワオキツネザルは、その隣の木につかまって暑さを耐えていました。【写真左】

2023/09/16
切株のうえで休むワオキツネザル(メス)。【写真上④】

2023/10/07
外でのんびり日光浴の「アンズ」。【写真右】

2023/10/14 アンズ Anzu ワオキツネザル
2007年3月11日生 ♀
他のメスたちとなかなかうまくいかず、ちょっぴり気が気が強くて、慎重派です。ときどき窓に手を置いて、わたしたちのことを見ています。【写真左】
(ワオキツネザル舎の掲示)

2023/11/12 秋の動物園まつり
マダガスカル島でのレムールの大きな役割として「種子散布」が挙げられます。 (キーパーズガイド)

2023/11/22
暖かい秋の日差しを浴びるワオキツネザルのメス。【写真上⑤】

2023/12/18
越冬への準備か丸々と肥ったワオキツネザルのメス。【写真右手前】
「ワンワン」と犬の啼きかたを短くオクターブ上げた声で啼くメスのワオキツネザル。【写真右奥】




2024/01/09
ワオキツネザル アイスとワインが日光浴をしている様子です。この日はかなり気温が低く寒かったのですが日当たりの良い場所を見つけて体を暖めていました☀ ご来園の際はぜひ探してみてください😊
⚠️工事に伴い1月12日から当面の間キツネザル展示中止となります。ご了承下さい。
(公式FB)

2024/01/16 最近の出来事 2024.1/夢見ヶ崎動物公園
レムール舎も修繕工事をすることになり、エリマキキツネザル、ワオキツネザル、ブラウンキツネザルが居なくなった。
移動先は公園事務所前にある小型サル舎。 元の住民ワタボウシパンシェとコモンマーモセットは、バックヤードに引っ越したとのこと。
現在のところ、レムール舎から移ったサルたちは部屋から出されていないので、間近で見ることができない。 レムール舎の改修は春までかかるそう。
(ナミキデザインのブログ)

2024/01/25
レムール舎工事のため、仮住まいのワタボウシパンシェ舎の室内で日光浴のワオキツネザル。【写真左】

2024/02/17 最近の動物公園
現在、獣舎の改修工事のためキツネザルたちが小型サル舎、パンシェ・マーモセット等がバックヤードに一時的に移動しています。展示はしておりませんが、皆元気にしています。【写真右手前】
(ゆめみにゅーす VOL 71 dd 2024/02/08)

2024/02/23 小型サル舎に仮住まい中のキツネザル
レムール舎(キツネザル舎)工事中のため小型サル舎に仮住まい中のキツネザル。
寒い日にはこのようにくっつき合ってサル団子が出来上がります。何頭いるかわかりますか?
正解は、4頭です。
いつもは別々に行動していることの多いワオとブラウンキツネザルも、このような時は仲良く一緒に集まって丸まっています。【写真右奥】
(公式FB)

 
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